【きのくに子どもの村学園】日本一自由な小学校に編入した結果

きのくに子どもの村学園

皆さんは、日本一自由な学校をご存知ですか?

私は、きのくに子どもの村学園という私立小学校に通っていました。

ごく短期間でしたが、本当に充実した毎日を過ごしました。

不思議なことで、その時のことは今でもありありと覚えています。

今回は、親元を離れてまでして、編入した小学校のメリットとデメリットについて話していきます。

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きのくに子どもの村学園とは?

日本一自由な小学校として数々のメディアでも取り上げられています。

和歌山県橋本市彦谷という山奥にあります。

現在は姉妹校も増えており、

  1. きのくに子どもの村小中学校
  2. かつやま子どもの村小中学校(福井県)
  3. 南アルプス子どもの村小中学校(山梨県)
  4. 北九州子どもの村小中学校(福岡県)
  5. ながさき東そのぎ小学校(長崎県)
  6. きのくに国際高等専修学校(和歌山県)

があります。

私の父は、図書館で借りてきた本でこの学校の存在を知ったようです。

ざっくり言うと、

  • 大自然の中で「生きた教育」をしよう
  • 学年の壁を取り払って子ども主導で活動しよう

というのが特徴です。

方針としては次の3つが挙げられています。

  1. 自己決定
  2. 個性化
  3. 体験学習

この中でも、体験学習に重きが置かれているのが私の印象でした。

本当に1日の大半が体験学習で占められています。

子ども主導で様々なプロジェクトを進めていき、その成果を全校生徒の前で発表するという形でした。

教育方針

ここで、

学園のホームページから、教育方針を引用します。

<<引用はじめ>>

私たちは、どの子にも、感情、知性、人間関係のいずれの面でも自由な子どもに育ってほしいと願っています。そのため、次の3つの点を大切に考えています。

■自己決定の原則

子どもがいろいろなことを決めます。

学習計画や行事の立案が子どもと大人の話し合いで決まります。自分の入るクラスが選べます。クラスミーティング、寮のミーティング、そして全校集会など、話し合いのとても多い学校です。

■個性化の原則

一人ひとりの違いや興味が大事にされます。

個性や個人差を尊重します。年齢が同じだからといって、同じことを同じ方法で、同じペースで、同じ答えに向かって学習するのではありません。ひろい範囲のさまざまな学習や活動が選べます。

■体験学習の原則

直接体験や実際生活が学習の中心になっています。

本やドリルの勉強よりも、実際に作ったり調べたりする活動が重視され、「プロジェクト」と呼ばれて時間割の半分を占めています。クラスはプロジェクトのテーマによってつくられ、子どもは好きなところを選んで所属します。

<<引用おわり>>

引用元:

基本方針 - きのくに子どもの村学園
きのくに子どもの村学園

有り余るメリット

本当に、メリットばかりです。

  1. 教育理念がしっかりしている
  2. 子どもの自主性を伸ばす
  3. 子どもの意見が最優先
  4. 実際に手を動かしたり、身体を動かしたりして学ぶ
  5. 先生が心の底から教育を楽しんでいる
  6. 全てが「実習」
  7. 全てが健康に良い
  8. 全てが心に優しい
  9. 他の小学校の何十倍も充実した毎日

一番印象的だったのは、

  • 子どもも先生も本当に笑顔にあふれている

ということです。

皆、心から学園生活を楽しんでいるといった状況でした。

普通の公立小学校に通うよりも何十倍も充実した生活を送れることは間違い無いです。

先ほども述べましたが、子ども主導のプロジェクトがいくつも存在しています。

私は、ファームと言うクラスに所属して、手作業で始める農業を体験しました。

地域の住民を訪ねて一緒に郷土料理を作ったり、古民家で泊まったり、ひと昔前の道具を実際に使ったりしました。

また、実際にかまどを1から作って、ご飯を炊いたりもしました。

他にも、

羊を育てて洋服を編んだり、

建築を学んで小屋を建てたり、

粘土を取ってきて土器を作ったり…

魅力的なプロジェクトが詰まっていました。

数少ないデメリット

デメリットは少ないです。

でも、その1つ1つが重くて深刻になり得ます。

  1. 親元を離れる(寮に入る)
  2. 授業料やその他の費用が高い
  3. 家庭内コミュニケーションの低下

私は、編入してからわずか半年で地元の公立小学校へ再転校することになりました。

経済事情も悪かったというのもありますが、

最大の理由は、

  • 親が寂しさに耐えられなくなった

ということです。

私は一人息子だったということもあって、子どもの顔を見られない毎日は相当辛かったようです。

編入を決めるころは、

  • 息子に最高の体験をさせてあげたい

という思いがあったようですが、

いざ親元を離れるとなると、やはり悲しかったようです。

また、場合によっては子どもにも負担がかかります。

慣れ親しんだ親がそばにいないという状況で毎日を過ごさなければなりません。

精神的ストレスも知らない間に蓄積していきます。

このストレスは、普段は楽しい学園生活に相殺されて気付きにくいですが、どこかで閾値を超えるとも限りません。

実際、私も発熱(風邪)という形で現れたようです。

週末だけ実家に帰るのですが、その都度熱が出ていたようでした。

月曜の朝になって、学園に戻る頃には治っていたと聞きました。

おそらく、家庭に帰ってきた安心感によるものだと思います。

今から振り返って感じること

きのくに子どもの村学園に編入して本当によかったと思っています。

貴重な体験の連続でした。

決して味わえないような、理想の日々でした。

大自然に抱かれて、身体も頭もいっぱいに動かしました。

一方で、地元の公立に戻ってきて正解だったとも思っています。

最大のメリットは、家庭内コミュニケーションが増えることです。

勉強に励む父親の姿も、新作料理に挑戦する母親の姿も…。

頑張る両親を間近に見ることができました。

そして、自分も一生懸命に遊んで学ぼうと思いました。

結果的に、公立への転校が受験人生へと繋がります。

関心があるなら見学へ

実際に見てみないとわかりません。

これまで述べてきたメリット・デメリットを熟慮した上で、見学をされた方がいいです。

あらかじめ、疑問点を紙に書き出しておくと良いでしょう。

もし編入(入学)してどうしても耐えられないことがあったら、再び公立に戻ればいいじゃないですか?

人生は一度きりです。

まずは行動するのみです。

こっちがダメなら、あっちにしよう。

その連続です。

関連書籍

最後に、関連書籍のリンクを貼っておきます。

まずはこれらの本を読んでから考えて見ると良いです。

転入や入学を考えていなくても、教育のあり方について考えさせられます。

 

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