【必読】灘&東大|入試直前期の過ごし方を振り返った

我が子を信じる、受験を控える受験生

ガクさん
サイト運営者
東大院生です。独学で灘・東大に合格しました。数学オリンピックで2回の受賞歴があります。

学心のお知らせ|管理人が直接指導

小さな教室を作りました。

「点数」にできない力を、
子どもたちはたくさん持っています。

代表が全科目を指導。
一人ひとりの特性に合わせて「自立(自律)して学ぶ子ども」を育成します。

子どもたちが「学心」で学んで、
教室を出るときには、新しい世界が目の前に広がっているような、
そんな体験をして欲しいのです。

私と一緒に学びたい子どもたち、大募集です!

教室の風景

小学生〜高校生が同じ空間で、自分の夢に向かって励んでいます。
地元の子どもたちから、灘中・灘高・オリンピック志望者まで在籍。
知的な興奮と歓びが漂う、集中して学べる環境です。

目次

我が子を信じる

とある行事で、挨拶を求められた場合に備えていたもので、クリスマス前からずっと頭にあったのですが、数週間後に共通テストを控える高3の我が子に当て嵌めて書いてみようと思います。

まずは、芦田愛菜ちゃんの言葉ですが、

「『その人のことを信じようと思います』っていう言葉ってけっこう使うと思うんですけど、『それがどういう意味なんだろう』って考えたときに、その人自身を信じているのではなくて、『自分が理想とする、その人の人物像みたいなものに期待してしまっていることなのかな』と感じて」

「だからこそ人は『裏切られた』とか、『期待していたのに』とか言うけれど、別にそれは、『その人が裏切った』とかいうわけではなくて、『その人の見えなかった部分が見えただけ』であって、その見えなかった部分が見えたときに『それもその人なんだ』と受け止められる、『揺るがない自分がいる』というのが『信じられることなのかな』って思ったんですけど」

「でも、その揺るがない自分の軸を持つのは凄く難しいじゃないですか。だからこそ人は『信じる』って口に出して、不安な自分がいるからこそ、成功した自分だったりとか、理想の人物像だったりにすがりたいんじゃないかと思いました」

サンタクロース

サンタクロースも子供たちの心の中では特別なものとして存在しているけど、本当にサンタクロースがいるかどうかとは切り離して考えるべき話だと思うのです。

毎年毎年プレゼントを持ってきてくれるサンタさんではありますが、ある時に、違う一面を知ることがあるでしょう。「あれ?私が本当に欲しかったものではないじゃない?」、「あれ、この間、お母さんが買っていたものと同じもの届いていた!」などと。

理想のサンタクロースを信じたいのだけれど、そうではなく・・・でも、それは、サンタクロースの見えなかった部分が見えただけで、新しい側面を知ることなのですね。がっかりすることではなくて、大切なことは、サンタクロースが本当にいるかどうかよりも、心の中で大切なことを信じること。信じることで楽しい気持ちや喜びを感じられるし、その信じる気持ちが大切なのだと思うのです。

私はいい大人ですが、実際に地域の子供たちのためのクリスマス会にボランティアで参加し楽しんできました。本当に楽しいものですよ。参加費0円、お礼にいただいたお菓子、皆様の笑顔。

受験を控える受験生

18歳の誕生日はすでに過ぎ、高校生といえども、良い大人です。しかし、しっかりとクリスマスにはサンタクロースからのプレゼントを渡しておきました。学歴や、生涯のサラリーだけで片付けるものではないと、私は信じています。

さて、受験を間近に控え、あとは、受験生本人を信じるしかありません。精神的にすごく落ち着いている感じがします。ただし、親として、子供の受験の結果そのものを期待することはやめようと思っています。我が子を信じる、つまり、それは、結果がどうであれ、我が子の今までの頑張りを讃え、我が子の人生を信じるということですね。

追記

追記です。

共通テスト1日前の1月12日朝、十分にやりきって悔いはないとの言葉を残し登校していきました。それでいて、勝ちに行く気迫を感じておりました。相撲で言うところの、場所中の15日間で、最後の千秋楽を迎えるような感じでしょうか。共通テスト4週間前の充実した日々と決勝戦を迎える気持ちを表していたのだと、私は受け止めました。

「(場所中の)15日間というのは、とても過酷です。それだけに、夜も朝も昼も鍛錬、食事、睡眠、これを心がけて三位一体で努力はもちろんのこと精進していく構えであるべきと考えております。」

https://www.sanspo.com/article/20171127-6OZRAJJUZRL5NIYIVBXNH7AU34/3/

さて、自己採点。
自己採点ですし、きちんとした証拠も残せない投稿ですが、ここは信じてもらいましょう。本人からの第一報を得点率に直し幅を持たせて書きますが、88%~89%でした。

最後に、「体力のある体育会系の人たちが、部活の引退後に成績が上がってくることは脅威」だとの意見を聞いたりもしましたが、そういう漠然とした精神論ではありませんでした。「秋桜咲く」からの6年間を、ギュッと最後の28日に凝縮したような日々だったと、側から見て感じていました。試験本番にピークを持っていくための計画性、体調管理、強い精神力は、最後の4週間においても極めて重要だと感じました。

具体的なエピソード等、日を改めて投稿させていただこうと思います。

追記2です。

自己採点の第一報ですが、実はこれ、きちんとしたものではなく、自信もって解けたか、それとも、自信がなくて間違い扱いにしたか、というレベルで、配点も適当で、短時間で採点したようでした。翌日の1月15日に、高校で正式に採点があったようですが、残念ながら結果は下方修正とのことでした。訂正後の得点率は83~84%となりました。正式には成績開示で判明しますが、83~84%で確定でしょう。

さて、ほぼ共通テストだけで決定してしまう推薦入試対策の詳細な考察は、一旦は保留しますが、一般入試(前期)に向けて、冷静なデータ収集は必要になってきました。下記にわかりやすい表があります。

【国公立大学医学部】共通テストの合格ボーダーランキング(2024年度入試に向けて)
https://studykartelab.com/news-posts/borderline

しかし、合格確率50%とされるボーダーですが、そもそも、個別学力試験を加味した学習をやってきている受験生にとっては、さほど影響を与えないデータかもしれません。我が家は東大受験ではありませんし、今まで、足切りのようなものを意識したことがありませんが、発想を変えて、合格確率50%とされるボーダー=足切り と捉えるとスッキリするかもしれません。とりあえずはホッと一息ついても良いですが、あくまで2次勝負なのですから。

追記3(推薦入試→一般入試 の対策)

共通テストの一発勝負は、マインドに悪影響を与えます。数学は数IIIまで、化学は重要問題集のB問題まで、などと、個別学力試験を加味した学習を計画実行し、共通テスト4週間前の金曜日までに終わらせておくことが必要なのではないかと思います。その上で、共通テスト前4週間は、共通テスト対策に全集中すべきではないかと考えます。

ネットを拾い読みすると、必要最低点さえ超えれば良い、という趣旨の文言を目にしますが、そんな小さなことにエネルギーを費やさなくてもいいのではないかと思うのです。

繰り返しになりますが、個別学力試験を加味した学習を実行した上での共通テストの高得点狙い、これが、推薦入試を勝ち抜くための方法論だと思います。

追記4 2年後に大学受験を迎える第二子へ

第一子が大学受験(推薦入試)をほぼクリアし、第二子、第三子へ意識が移っています。現在高校1年生の第二子ですが、高校入学時からの生活リズムや模試の結果から見ると、目標としていた旧帝大医学部レベルの現役合格は、時間的な制約から、黄色信号が灯っていると考えています。簡単にですが、本質的なアドバイスとして、私が伝えたことは以下の通りです。

(1) 俯瞰しつつある先輩たちの助言に耳を傾けること、
(2) 時間的にかなり厳しいという現実を自覚すること、
(3) できるだけ早い段階で、受験勉強の全貌を把握すること。

第一子の中学受験からの8年間、夫婦+第一子で、上記の(1) (2) (3)を必死で実践してきました。この間、私はアウトプットとして、ガクさんのブログに思いを書かせていただき、ガクさんからのフィードバックをもらい、それを第一子に還元し、現在、ちゃんとした成果が現れています。俯瞰しつつある今だからこそ、第二子に伝えたいことがあるのです。上記、(1) (2)を無視して、(3)を自分一人の力で切り開こうとするのは、無謀だと思っています。

追記5 第一子の生活スタイル

ちなみに私は、大阪大学の合格体験記

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の中で取り上げられている「東大や京大の過去問をのべ120年以上!?」の考え方がお気に入りです。もしその取り組み方を当事者が本気で考えるならば、日々の生活において、規律を持った生活が不可欠でしょう。

第一子の場合、十分な睡眠を確保しながらも、起床後すぐに学習に取り組み、朝食後もルーティンのエクササイズを交えつつ暗記作業を行ったり、夕食後のお風呂場では参考書の音読なども行っていた一方、お手伝いを自分に課していましたし、食事中は親との会話を通じてアウトプットを行っていました。その他、食事や間食、鼻炎薬にも気を使っていました。

以上、とても重要なことを記述したつもりです。「生活態度も含めた」受験勉強の全貌の理解が重要です。表面的な議論としての、青チャート云々ではありません。3人の子供それぞれに異なる個性があり、楽しい側面もある反面、まだまだ親としては悩みがつきることはなく、まだまだ子育ては続きます・・・

Fin.

管理人より

ご投稿くださりありがとうございます。「信じる」ことがテーマだと思いますので、私からも少しお書きします。

私は(少なくとも)小学〜高校までは、理想を掲げて生きてきたように思います。その理想に近づこうと努力する自分を信じて毎日を過ごしてきました。

当時は自分自身の経験値が少なすぎるため、読書を通して自分が理想と掲げる人物に近づこうとしていました。自ずからその人物と同様の考え方・生き方・人となりを備えようとするようになりました。

言葉を変えれば「真似した」だけかもしれませんが、やるべきこと・やりたいことが明確なため、自分を信じやすかったのかもしれません。

管理人より 2

共通テスト、お疲れ様でした。

悔いなく力を発揮できたようで何よりです。得点率もお見事です。次のご投稿を楽しみにしております。

朗報をお待ちしております。

管理人より 3

追記2、3とありがとうございます。

共通テストでどこまで点数を取るかは、人によって意見が異なり非常に惑わされます。

二次試験と共通テスト(一次)の配点比率が大学・受験方式(一般か推薦かなど)によって異なるのが大きな因子の一つでしょうが、これを踏まえて二次に賭けるのか、共通テスト(一次)からしっかり固めていくのかは本人の性格が濃く現れる気がします。

私は慎重派ですので、きっちり固めていくようにしました。ただ、せっかく頑張って得点したところで、志望大学ではセンター試験(現共通テスト)の得点が10分の1近くに圧縮されるのを考えるとモチベーションを保つのが難しく投げ出しそうになりました。受験は己の精神との戦いでもありました。

管理人より 4

追記4、5と続けてありがとうございます。

ご子息、規律を正して過ごされていて素晴らしいです。心身のケアだけでなく、お手伝いもされており、日々の心がけがうまく機能したのだと思います。

大学受験は、将来の生き方(特に職業)との関連がとても大きいため、方針の決め方が難しいです。

加えて、視野が広がる時期でもあるため、勉強一本に全エネルギーを注ぐのは至難の技だったのではないでしょうか(私は本好きが災いして人生の方針に惑い苦労しました)。

余談
追記の中で言及されております阪大医学部に合格された方は、私の教室に足を運んでくれて今でも電話でお話ししております。純粋に医学研究に強い関心をお持ちで、1年生ながら早くも並々ならぬ努力が認められているようです。受験生時代の膨大な量の過去問研究も、医学への憧れがあってこそ成し遂げたことでしょう。

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