【授業料】きのくに子どもの村学園の学費は高い?入学金・寮費・総額を元在籍生が正直に解説

GAKU
灘高・東大大学院卒。塾も予備校も使わず、独学だけで合格した。

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灘高受験・東大受験・中学受験・きのくに。
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きのくに子どもの村学園の学費・寮費・入学金|元在籍生が実費を公開【2026年版】


目次

はじめに:この記事を書いた立場について

「きのくに子どもの村学園の学費はいくらですか」

この質問をブログに何度もいただいてきた。

正直に答える。僕が在籍したのは2000年代前半で、費用の数字は当時のものだ。現在の正確な金額は、学園に直接問い合わせてほしい。

ただ、当時の実費を公開することには意味があると思っている。費用の「構造」——何にお金がかかるか、どんな出費が想定外だったか——は今も参考になるはずだ。

また、きのくに子どもの村学園の公式サイトには、授業料・寮費の具体的な金額が掲載されていない。問い合わせないと教えてもらえない仕組みになっている。この記事が、問い合わせ前の参考になれば幸いだ。


費用を知る前に:きのくにとはどんな学校か

和歌山県橋本市の山奥にある私立小中学校だ。「日本一自由な学校」として知られ、全国に姉妹校がある。

子どもと大人が話し合いながら学校生活を作っていく体験学習中心の教育で、計算ドリルや漢字ドリルはない。時間割の半分はプロジェクトと呼ばれる体験活動だ。

ほとんどの子が寮で生活し、週末だけ自宅に帰る形になる。全寮制ではないが、遠方から通う場合は事実上の全寮制だ。


【入学前】かかった費用

サマースクール(体験学習):7万円

入学前に体験できるプログラムだ。

僕が参加したときは、一緒にカレーを作ったり、虫とりをしたりした。カブトムシやクワガタムシがわんさかいて、「絶対にきのくにに行く」と興奮した記憶がある。

本気で入学を考えているなら、必ず参加してほしい。子どもの反応を見るだけで、合うかどうかがわかる。現在は予約が埋まりやすいので、早めに確認することをすすめる。

見学:費用はほぼかからない

学園では外部向けに成果物を発表する機会があり、見学者も参加できた。

両親は手作りのアクセサリーやプロジェクトのまとめ冊子を購入していた。そのアクセサリーは今も玄関横に飾っている。20年以上前のお土産だ。

僕は試食ばかりしていた記憶がある。

体験入学(適性試験):金額不明

当時は、実際に入学する前に数日間泊まり込みで過ごす「体験入学」という制度があった。集団生活への適性や、自然の中での教育に向いているかを確認する場だった。

僕は3〜4日ほど参加した。倍率は高くなく、普通に過ごせれば合格できる雰囲気だったと記憶している。ここだけの話だが、1人1つと決められていた朝食のヨーグルトを2つ食べてしまったにもかかわらず、無事に合格した。


【入学時】かかった費用

入学金:25万円

私立学校としては標準的な金額だ。参考までに、東大の入学金は28万2000円なので、同じくらいの水準だ。

生活雑貨(布団・カーテンなど):約10万円

寮生活をする場合、布団とカーテンを自分で用意する必要がある。

寮の部屋は同年代の子ども数人で共有する。僕の部屋は6人だった。ベッドは備え付けだが、プライバシーを守るためにカーテンが必要で、採寸して購入しなければならない。

律儀にぴったりサイズを選んだために無駄に高くなってしまった。そこまでこだわらなくてもよかったと、今は思う。

その布団は今も実家で使っている。耐久性は抜群だった。


【毎月】かかった費用

授業料:約5万円/月

寮費(食費込み):約6万円/月

月合計で約11万円。年間換算で132万円程度になる。

他の保護者の情報でも、同じ水準の金額が報告されている。費用の構造はしばらく変わっていないようだが、現在の正確な金額は必ず学園に確認してほしい。

1クラスに20〜30人の子どもに対して2〜3人の先生がつく体制を考えると、決して高すぎる金額ではないと感じている。ただし、我が家は裕福ではなかったため、月11万円の捻出は家計に相当な重荷だった。

母は後に「本当に11万の価値があるのか疑問に感じたこともある」と漏らしていた。正直な本音だと思う。

私立小学校の平均学費(年間約95万円)と比べると高い。ただし、寄宿制の学校として考えると、突出して高い水準ではない。

自宅からの通学の場合

自宅から通える距離であれば、寮に入る必要はない。その場合、寮費の6万円は不要になる。ただし、通学の体力的負担は子どもによっては大きい。


【見落としがちな出費】週末の送迎費

これが想定外だった。

毎週末、子どもが寮から自宅に帰り、月曜に戻る。その交通費が毎週かかる。

うちの場合は、最初は難波駅(大阪のターミナル駅)まで他の子どもたちと一緒に帰る形にしていた。金曜日、父は仕事で迎えに来られないため、母が難波駅まで来て、一緒に電車を乗り換えて帰っていた。

ところが、あるとき僕が難波駅で降りてこなかった。

携帯電話を持っていない時代だ。テレホンカードを1枚持っていたくらいだった。行方不明になったら一大事で、「改札口の駅員に助けてもらう」という約束をしていたが、僕の姿はどこにもなかった。

焦った母が列車内まで探し回ると、連結部分の近くで気持ちよさそうに寝ている僕を発見した。

これ以来、母は毎週橋本駅まで直接迎えに来るようになった。その交通費が月2万円ほどかかった。

寮と自宅が遠い家庭では、同じような出費が発生する。子どもが小さいほど付き添いが必要になるケースも多い。事前に帰省ルートと費用をシミュレーションしておくことを強くすすめる。


我が家が3ヶ月で支払った総費用

項目金額
サマースクール70,000円
入学金250,000円
生活雑貨(布団・カーテンなど)100,000円
授業料(3ヶ月)150,000円
寮費(3ヶ月)180,000円
送迎費(3ヶ月)60,000円
合計約810,000円

当初は半年通ったと思い込んでいたが、母に確認したところわずか3ヶ月だった。それでも80万円を超える出費だ。

3ヶ月という短い期間でこの金額になる。年間で換算すると、送迎費や諸経費を含めて150万円前後を想定しておく必要がある。


現在の費用を確認する方法

繰り返しになるが、この記事の費用は2000年代前半のものだ。現在の正確な金額は必ず学園に直接問い合わせてほしい。

公式サイトには具体的な金額の記載がなく、問い合わせか資料請求が必要になる。

きのくに子どもの村学園(本校・和歌山県橋本市) 公式サイト:http://www.kinokuni.ac.jp/

見学やサマースクールへの参加が、費用の確認と同時に学校の雰囲気を知る最善の方法だ。


費用以上に大切なこと

最後に、費用を調べている保護者に伝えたいことがある。

きのくにの費用は安くない。ただ、それ以上に重要なのは「親が子どもと離れる覚悟ができているか」という問題だ。

我が家が3ヶ月で転校した理由は、お金だけではない。一人息子の顔を週に2日しか見られない寂しさが、母の限界を超えた。

費用のシミュレーションと同じくらい、「子どもがいない日々を親が耐えられるか」を家族でよく話し合ってほしい。それが、きのくに入学を考えるすべての家庭に伝えたい、一番大切なことだ。


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※費用は2000年代前半の実績です。現在の金額は学園に直接お問い合わせください。

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