【必読】灘&東大|入試直前期の過ごし方を振り返った

【学校選び】往復4時間の電車通学|つらいこと話します(メリットなんて1つもない)

ガクさん
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東大院生です。独学で灘・東大に合格しました。数学オリンピックで2回の受賞歴があります。

学心のお知らせ|管理人が直接指導

小さな教室を作りました。

「点数」にできない力を、
子どもたちはたくさん持っています。

代表が全科目を指導。
一人ひとりの特性に合わせて「自立(自律)して学ぶ子ども」を育成します。

子どもたちが「学心」で学んで、
教室を出るときには、新しい世界が目の前に広がっているような、
そんな体験をして欲しいのです。

私と一緒に学びたい子どもたち、大募集です!

教室の風景

小学生〜高校生が同じ空間で、自分の夢に向かって励んでいます。
地元の子どもたちから、灘中・灘高・オリンピック志望者まで在籍。
知的な興奮と歓びが漂う、集中して学べる環境です。

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灘まで往復4時間かけて通っていました(ドア to ドア)。

とてつもなく長いです。

単純に考えて勉強時間がゴリゴリ削られていきます。

今回は、長距離通学の感想についてご紹介していきます。

  • 学校選びで迷っている
  • 長距離通学について話を聞きたい

そんな方は今回の記事が役に立つはずです。

目次

こんな家庭で育った

本題に入る前に、ざっと私の家庭についてご紹介します。

  • 父は教育学をしっかりと学んだ人
  • 母は料理好き主婦

それ以外は、ごく普通の一般家庭ですね。

ごく普通に地元の中高に進んで、大学に行ければ御の字だったようです。

それが人生わからないものです。

受験まみれになってしまうんですね。

当の本人(私)は楽しんで受験していたので、「結果よし」ということで。

↓まずは以下の記事から!

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息子視点で教育・子育てについて語る(日本唯一の)ブログです。

親の子育てで良かったこと、役立ったことをどんどん書いていきます。

長距離通学者はそれだけでデメリットを抱えている

メリットなんて1つもないです。

  • 早起きしてすぐに出発
  • 通学だけでクタクタになる
  • 列車遅延がストレスになる
  • 事故や災害で帰れない
  • 満員列車は修行でもなんでもない
  • 定期代が高額になる
  • クラブに参加できない

順番に説明していきます。

早起きしてすぐに出発

朝が慌ただしくなりました。

秒単位で全てのルーティンが進められました。

〇時〇〇分〇〇秒までに食事を終えて、歯磨きをし、出発の支度をして…。

デジタル時計を睨みつつ、リミットを切りながら過ごしていました。

小学校の頃のような(メダカに挨拶して、お花に水をやって、野菜の成長を確かめて、児童文学作品で空想の世界を広げて…なんて)優雅な時間の使い方は消滅しました。

朝食中に家族と話す機会も失われました。

デメリットしかないですね。

通学だけでクタクタになる

毎日片道2時間かけて出かけるのは、遠足でもなんでもありません。

ただただ気力を消耗させるだけです。

つらいと思ったらその時点で悲劇しかありません。

列車遅延がストレスになる

複数の乗り換えをする必要がありました。

どこか一箇所でも遅延が発生すると、始業時刻に間に合わない可能性があります。

これはそのまま学習機会の損失を意味します。

それ以上に精神的苦痛を与えます。

事故や災害で帰れない

私は高校に上がると同時に携帯を持たされましたが、これは緊急時に使うためでした。

友達との連絡にはほとんど使いませんでした。

人身事故や台風などの災害時は長時間にわたって列車がストップしてしまいます。

携帯電話がないと大変な緊急事態ばかりです。

家に帰れないです。

大変なことばかりです。

満員列車は修行でもなんでもない

大阪の都心を通ってから神戸市東灘区へと向かっていましたので、満員地獄です。

呼吸するのも大変。

雨の日はもっと大変。

みんなよく耐えているなと思いながら通っていました。

満員電車なんて、不満の溜まり場ですからね。

定期代が高額

複数の路線を使っていたため、学割を効かせても途方もなく高額でした。

家計を圧迫しているのが目に見えてわかるので申し訳なかったです。

クラブに参加できない

興味のある部活動はたくさんありました。

最初のうちは生物研究部や数学研究部に所属していましたが、帰宅があまりにも遅くなるとその日は勉強が手付かずになってしまいます。

結局、両方ともやめてしまいました。

惜しいことをしました。

せっかくいい学校に通っているのですから、その環境を台無しにしたも同然です。

学校はお勉強だけの場所ではありません。

人生そのものを豊かにするための場所です。

それでも長距離通学した理由

これほどのデメリットがあるにも関わらず、嫌な顔1つせずに通ったのは理由があります。

それは

  • 灘が好きだったから

です。

好きだと盲目になってしまうのですね。

恐ろしいことですが、そのおかげで通い切ることができました。

もし、これほども長時間かけて通っている学校が好きになれないと即座にやめていたでしょう。

実は、現在も往復2時間弱かけて大学に通っている

私は文京区の本郷キャンパスに通っているのですが、自宅アパートは千葉県柏市にあります。

単純にその方がメリットが大きかったからです。

私の考えるメリットとは、

  • すぐそばに自然を感じられる場所がある
  • 空気が汚れていない
  • 田園地帯が近い
  • 森が近い
  • 家賃が高くない
  • 十分な収納スペースがある
  • 自転車保管場所が整っている

などです。

そこで、都心から一番近い森の街として知られる千葉県の流山市、柏市を重点的にリサーチして決定しました。

非常に満足しています。

日々の生活の満足感が大きいため、通学時間は全く気になりません。

それどころか、通学時間は情報収集とアウトプットに当てているため、隙間時間の有効活用化に役立っています。

具体的には論文を読んだり、ブログを書いたり、本のまとめサイトを閲覧したりしています。

いいことしかないです。

追記2 なんと、往復3時間・60km自転車で通うように…

もう、呆れますね。

2020年は、往復3時間かけて通学しています。

どういうこと?

ってなるかもしれません。

種明かしはこうです。

  1. コロナが始まる
  2. 自分にできるコロナ対策を考える
  3. 自転車通学(ジテツウ)が浮上
  4. 実行!!
  5. 半年以上、継続!!

もう、何をやってるんだか。

毎日、往復60km。

頑張って走っています!!

最近は、冬の雨が辛いです…。

本当に。

冷静に考えると事故リスクもあってデメリットの方が大きいですが、精神力は鍛えられたと思います。

あと、1日で300kmくらい走れる脚力がつきました。

最後に|通学時間と学校選び

大きな問題です。

私の家庭では学費についで頭を悩ませた問題です。

一般に、通学時間の限度は片道2時間だと考えるのが妥当です。

それ以上増えるとデメリットがあまりにも大きすぎます。

機会費用をきちんと考えて選択する必要があります。

つまり、

もし往復4時間の学校ではなく、往復1時間の学校を選べば何が得られるかを熟慮するのです。

子どもがどうしてもいきたい学校が往復4時間の場合は、通う価値があります。

けれども、親の希望だけで学校選択をした場合は、悲劇しか起こりません。

とりわけ中学受験で入る場合は、わずか12歳、13歳の小さな体で満員列車に耐えられるかどうかしっかりとシミュレーションすることをお勧めします。

私も灘高校受験を決める際に同時刻の列車に乗って混雑状況を検証しました。結果、辛いと感じましたが、これ程度には目を瞑って通おうと決心しました。

余談

同じ灘校で名古屋や広島から新幹線通学をしている生徒がいるという話も聞いたことがありますが、尊敬します。自分には真似できません(そもそも家計が破綻する)。

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