【必読】灘&東大|入試直前期の過ごし方を振り返った

【相談】中学受験をすべきかどうか迷っています。(高校受験のほうがいい?)【両方経験した灘東大生が語る】

ガクさん
サイト運営者
東大院生です。独学で灘・東大に合格しました。数学オリンピックで2回の受賞歴があります。

学心のお知らせ|管理人が直接指導

小さな教室を作りました。

「点数」にできない力を、
子どもたちはたくさん持っています。

代表が全科目を指導。
一人ひとりの特性に合わせて「自立(自律)して学ぶ子ども」を育成します。

子どもたちが「学心」で学んで、
教室を出るときには、新しい世界が目の前に広がっているような、
そんな体験をして欲しいのです。

私と一緒に学びたい子どもたち、大募集です!

教室の風景

小学生〜高校生が同じ空間で、自分の夢に向かって励んでいます。
地元の子どもたちから、灘中・灘高・オリンピック志望者まで在籍。
知的な興奮と歓びが漂う、集中して学べる環境です。

波乱万丈の人生を送っています。

なかでもひときわ目を引くのが、

  • せっかく入った私立中学を辞めて、公立中学に行き、灘高受験した

ということです。

私は、転校を繰り返しており、様々な学校を経験してきました。

今回は、読者さまからのご相談とその回答をご紹介していきます。

  • 知育子育てを実践したい
  • 読書好き、勉強好きな子どもに育ってほしい
  • 子どもに伸び伸びと育ってほしい
  • 子どもの能力を最大限に伸ばしたい
  • 学校選びに悩んでいる
  • 受験戦争を勝ち抜きたい

そんな方は今回の記事が役に立つはずです。

とりわけ、

  • 公立と私立の内部事情

も補足しながら紹介していきます。

このブログは以下の方に向けて書いています。

  • 子育てをしている方
  • (学生・大人問わず)勉強している方
  • 子どもと接する機会のある方

よろしくお願いします!

目次

こんな家庭で育った

本題に入る前に、ざっと私の家庭についてご紹介します。

  • 父は教育学をしっかりと学んだ人
  • 母は褒めるのが上手な主婦

それ以外は、ごく普通の一般家庭ですね。

ごく普通に地元の中高に進んで、大学に行ければ御の字だったようです。

それが人生わからないものです。

受験まみれになってしまうんですね。

当の本人(私)は楽しんで受験していたので、「結果よし」ということで。

↓まずは以下の記事から!

あわせて読みたい
受験反対の家庭で育ったけど、受験まみれの人生になった 【親の教育理念・子育て方針】 父親は教育学をよく学んだ人でした。 だからこそ、 父親は受験反対派でした。 受験勉強は、点数と偏差値を過剰に意識し過ぎている という...

息子視点で教育・子育てについて語る(日本唯一の)ブログです。

親の子育てで良かったこと、役立ったことをどんどん書いていきます。

ご相談内容

題名:

中学受験をすべきかどうか迷っています。

メッセージ本文:

はじめまして、ツイッターからガクさまのブログの存在を知り、内容に共感する部分が多かったためご連絡させていただきました。

中学受験について、ご相談させていただきたいことがあります。

いま小学3年生の娘がいる母です。

素直な子供で普段の勉強も自分から取り組んでくれています。

ただ、私が懸念していることは、このまま公立に進んでいいのかどうかということです。

公立でいじめられたり、ぐれてしまったりするとそのあとの高校・大学受験に響きそうです。

もし私立中学に入れるのであれば、中学受験の準備も始めなければなりません。

ですが、中学受験が娘にとって負担にならないか心配です。

何かアドバイスを頂けますと幸いです。

よろしくお願いいたします。

追伸

お伝えし忘れていました。

子育て方針についてですが、娘の気持ちを大事にしていきたいと考えています。

ガクさまは中学受験にどのようなお気持ちで臨まれましたか

また公立中学に転校なさったときのご感想などもお伺いできればと思います。

よろしくお願いします。

回答

ご相談いただきありがとうございます。

誰もが悩むことだと思います。

特に、

  • 「娘の気持ちを大事にしていきたい」

と考えれば考えるほど、ますます不安になってくることと推察します。

下手なことは言えませんが、

はじめに結論から申し上げるとこうなります。

  • 子どもが中学受験に意欲的→チャレンジする
  • 意欲的でない→高校受験に先送りする

親御さんの希望を押し付けても、途中でガタがきてしまいます。

周囲の期待に応えるというのは、他人の人生を生きているようなものです。

  • 自分が生きなくて誰が生きるのか。

聡明な娘さんのことですから、遅かれ早かれそのような疑問に悩まされてしまうことと思います。

お子さんの決断を尊重されて、それを全力で支えてあげてください。

またどちらに転ぶにせよ、

  • 日頃の勉強習慣だけはきちんとつけておく

ことを強くおすすめいたします。

以下、回答申し上げます。

中学受験の負担

中学受験はあまりに過酷なものです。

おそらく、回答者さまが想像しておられる以上に負担が大きいです。

  • 必ず負担になります

それは経済的なものだけでなく、精神的な側面にまで波及します。

どうしても序列化教育・競争社会にさらされますので、ストレスが溜まります。

それだけで済めばいいのですが、

  • 勉強の本質を見失ってしまう

ことも往々にしてあります。

  • 点数の上下がモチベーション
  • 周囲の褒め言葉が原動力

そういう子どもたちは非常に多いです。

進学直後から勉強しなくなります。

私はこの目で実際に見てきましたので、確信を持って断言できます。

合格後に燃え尽き症候群になると聞きますが、燃え尽きたのではなく、原動力を失ったというべきです。

中学入学と同時に点数を気にしなくていい、親から褒められなくなったのは、勉強意欲も消失したのと同じです。

非常に理にかなったことです。

中学受験に対する私の本音

率直に申し上げますと、

  • 精一杯楽しませてもらった

というのが嘘偽りのない正直な感想です。

これまでの

  • じっくり考える学習

から、

  • 数値を気にした詰め込み勉強

へと変貌しました。

つまり、自分は伸びしろが大きかったのです。

試験のための勉強というものになれていませんでした。

次のようなサイクルを全力で回していました。

  1. 模試を受ける
  2. 失点理由を分析する
  3. 対策を立てる
  4. 再び模試を受ける
  5. 対策が有効かどうかを調べる

毎回の学習を分析するくせがつきました。

日々、自分の成長(退化?)を感じることができました。

これまでと違った形式の勉強ということで新鮮な気持ちで取り組めました。

追記

流れ作業化した勉強を見た父は、いっそのこと中学受験をやめさせようと思ったらしい。

でも、肝心の本人(私)は鼻歌交じりに楽しんでいたので、そっとしておいたと言う。

公立中学の印象

第一印象は、

  • 生き生きとした学校だな

ということです。

何度かこのブログでも述べている通り、荒れていることで有名な地域の中学校でした。

授業中は本当に賑やかです。

そのぶん活気に満ちていました。

中にはエネルギーが有り余って先生にぶつける生徒もいました。

もちろん、生徒同士で殴り合いの喧嘩もトイレでの喫煙も日常茶飯事です。

格好もヤンキーみたいな生徒が多かったですが、心はとっても優しいです。

すぐに馴染むことができました。

私立中学よりも目が輝いていた生徒が多い印象を受けました。

追記

通学時間が一気に少なくなり(3時間→10分)、多少の不具合は目をつぶることができたと言うのもあるかもしれない。

先生に対しても、同級生に対しても全体的に好印象しか持っていない。

公立に転校した感想

表現の仕方に悩みますが、

  • 自由に羽を伸ばせた

と言うのが率直な感想です。

厳しい規律から解放され、新鮮な空気を吸った気分でした。

また自分にとって本当にメリットが多かったです。

  • 宿題がほとんどない(←すぐに終わるものばかり)
  • テスト勉強の必要がない(←簡単すぎ)
  • 通学時間が短い(←約3時間の節約)
  • 融通が効く(←授業中の余った時間で自習)

荒れてる割にいじめもなく、ストレスも感じなかったです。

ただ先生への暴力や学級崩壊のような現象は頻繁に見られました。

学校を唯一の勉強の場として考えていると、思い通りに進まないと思います。

  • 幼少期のうちに自宅学習するくせをつけておく

それに尽きます。

結局、中学受験する?しない?

私が親でしたら、次のような手順を踏みます。

  1. まずは自主学習のくせをつける
  2. 自分からどんどん学ぶようであれば中学受験用の教材も与えてみる
  3. 私立中学のパンフレットを見せたり、学園祭に連れて行ったりする
  4. 私立に興味が湧いてきたら、受験を提案する
  5. 乗り気なら本気で準備を始める
  6. 乗り気でなければそれまで通り、自主学習のくせを忘れない程度に勉強する

中学受験をするかどうかよりも

  • 自主学習できるかどうかが重要

だと思っています。

勉強を楽しくできる子どもの方が長く続けられます。

自律して勉強できる子どもの方が将来何倍も伸びます。

周りを見てきて確信しました。

中学受験というブランド化したイベントも魅力ですが、私なら自主学習の力を尊重したいです。

自主学習力もつけずに、中学受験と高校受験のどちらが負担が少ないかという議論を見かけますが、少し的を外しているように感じます。

追記

お住いの地域がどの辺りかわかりませんが、次のような基準を設けるのも得策だと思います。

  • 通学が3時間より長い→断念
  • 満員列車が多い→断念
  • 通学が3時間以内→受験を視野に入れる

あっちがいい、こっちがいいと迷っていてはいつまでたってもらちがあきません。

一定の基準を設けさえすれば潔く諦めるか継続するか決断できます。

(私の同期で最後まで志望校が揺れて結局合格できなかった友人がいます)

>>>>> 

以上、お役に立てれば幸いです。

他にもご相談あればいつでもお寄せください(読者のあなたも)。

それでは!

↓初めての方はこちらをご覧ください

まずは読んでおきたい記事一覧




[無料体験]家庭教師のがんば

【無料体験】バイリンガルと自宅で英語レッスン!メディア掲載多数!【お迎えシスター】

パズル・ロボット・プログラミング、全部できるのは、自考力キッズ



あわせて読みたい
豊かな食卓が全て。灘東大合格を支えた母親 こんにちは、ガクです。 何よりも手料理が好きです。 「中学受験は親が9割」という言葉があります。 まさにその通りです。 親の助けがあってこそ、成功します。 さて、...

家庭教師のがんば



↓FX口座開設(DMM証券)




母は褒めるの上手



尊敬する父

あわせて読みたい
灘卒東大生の父の7つの趣味 親の趣味は子供にも大きな影響を及ぼします。 間違いなく。 東大生の父親には強いこだわりを持っていることが多いです。 私の知り合いを眺めても、コーヒーやお茶などに...





[体験]全国1300教室の子ども英会話教室|英語で人生を変えよう!

[無料体験&資料請求]個別指導塾スタンダード

受験まみれの私

あわせて読みたい
受験反対の家庭で育ったけど、受験まみれの人生になった 【親の教育理念・子育て方針】 父親は教育学をよく学んだ人でした。 だからこそ、 父親は受験反対派でした。 受験勉強は、点数と偏差値を過剰に意識し過ぎている という...
おすすめ商品のご案内

▲足温器はいろんなメーカーから出されていますが、パナソニック製がもっとも丈夫で信頼できると思っています。私の自宅で使っているものは購入から15年以上が経っていますが、まだまだ使えます。

学心のお知らせ|管理人が直接指導

小さな教室を作りました。

「点数」にできない力を、
子どもたちはたくさん持っています。

代表が全科目を指導。
一人ひとりの特性に合わせて「自立(自律)して学ぶ子ども」を育成します。

子どもたちが「学心」で学んで、
教室を出るときには、新しい世界が目の前に広がっているような、
そんな体験をして欲しいのです。

私と一緒に学びたい子どもたち、大募集です!

教室の風景

小学生〜高校生が同じ空間で、自分の夢に向かって励んでいます。
地元の子どもたちから、灘中・灘高・オリンピック志望者まで在籍。
知的な興奮と歓びが漂う、集中して学べる環境です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

独学で灘・東大へ合格しました。
数学オリンピックで2回の受賞歴があります。

子ども視点から子育ての良かった点をまとめていきます。
親子で使える日本唯一のブログを目指しています。

2021.03.18~ YouTube始めました

チャンネルを見る

↑登録して欲しいです

関連記事

↓こちらのボタンから、他の方のブログ記事もご覧いただけます

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ

にほんブログ村 受験ブログ 高校受験(本人・親)へ

にほんブログ村 受験ブログ 大学受験(本人・親)へ

記事を投稿しよう!

このサイトは管理人の私が一方的に私論を展開する場ではありません。

読者様も一緒にディスカッションする、体験談や知恵を共有する空間を作っていきたいのです。

そこで是非ともみなさまの文章をご投稿いただきたく、ご案内差し上げます。

投稿テーマについて

「これだけは伝えたい!」「自分の勉強経験をサイトに載せたい!」という方は大歓迎です。

・幼少期の教育方法
・子育てで奮闘した話
・塾選びのコツ・内部事情
・学生時代に用いた教材と勉強方法
・受験体験記(合格も不合格も)

将来の日本を支える世代のために是非ともご協力ください。

投稿方法について

以下のボタンより、詳細なご案内ページをご覧ください。

コメントの送り方

  • コメント:ご自由にどうぞ。
  • 名前:公開されます。ペンネームでOKです。
  • メールアドレス:公開されません。管理人のみ閲覧できます。
  • サイト:空白で大丈夫です。企業の方はホームページをご記入ください。

メッセージは管理人の私が「承認」すると公開されます。お気軽にお送りください。

管理人からの反応がない場合は、nadatodai55+blog@gmail.com宛てにお送りください(システムの都合上、まれに受信できないことがあります)。

コメント

コメントする

目次