【受験】スランプを防ぐ2つの方法
スランプという言葉、よく聞きますよね。
受験と無縁の生活を送っていたら、出会わなかった言葉だと思います。
スランプ脱出ばかり考えるよりも、
- どうしてスランプに陥ったのか?
- これからスランプに陥ればどうすべきか?
原因と対策をしっかり考えておくと、スランプに陥っても慌てずに済みます。
この記事を読み進めていくことで、スランプを防止できます。
あらかじめ手はずを整えておきましょう。
スランプとは?
簡単に言えば、
- やる気が出ない
ことを意味します。
例えば、
>ごちゃごちゃした部屋を片付けないといけない。
なのに、やる気が出ない。
>洗い物をしなければいけない。
でも、面倒くさい。
これも立派なスランプですよね。
スランプの意味
ここでスランプをもうちょっと正確に調べていきたいと思います(興味なければ飛ばしてください)。
手元のMacに入っている辞書を引いてみると次のように説明されています。
- 気力や体調が一時的に衰え気味で,仕事の能率や成績が落ちる状態。
- 不景気。不況。
- 生コンクリートの軟度を表す数値。円錐台形の枠に詰めたコンクリートの頂部が,枠を取り去ったとき何センチメートル低くなるかで表す。
おお、なるほど。
(3番目の意味は知りませんでした)
ちなみに、英語ではslumpと言います。
これもMacの辞書で調べました。
- a period of substantial failure or decline
同じですね(←当たり前)。
語源は17世紀後半にノルウェー語のslumpe(落ちる)が由来だそうです。
好きなことで「スランプ」はあり得ない
ここで考えてみてください。
あなたは好きなことに熱中していてスランプに陥ったことがありますか?
ないですよね。
そうです。ないんです。
例えば、
料理が好きだったとしましょう。
毎日毎日、新しい料理作るの楽しい!
子どもが喜んで食べる姿を見ると嬉しい!
こういう時って、
「明日は料理したくない」
「片付け面倒くさい」
となりますか?
ならないはずです。
絶対に。
私の母がそうでした。
それでも、スランプは訪れる
母が言うには、
- 子どもが喜んでくれれば、面倒くさいことも面倒くさくなくなる
らしいです。
手間がかかるような料理も張り切って作ってくれました。
私は張り切って食べました。
でも、
それなのに…
料理に精が出ない時がありました。
それは、
- 更年期で体調がすぐれない時
- 私が上京した直後
この2つの時期でした。
更年期は(私は経験したことがないので)よくわかりませんが、
50歳前後の成熟期から老年期への移行時に起こります。
自律神経系のバランスが崩れることによって、体の節々に不調が見られます。
この時は、子どもでもわかるくらいに辛そうでした。
次に、料理スランプに陥ったのは私が上京した直後です。
一人っ子ということもあって、結構寂しくなったみたいです。
父は相変わらず嬉しそうな顔をして料理を食べてくれるみたいですが、
肝心の息子(私)が親元を離れてしまったため、料理に精が出なくなったと聞きました。
いまは、帰省するタイミングに合わせて新作料理に取り組んでいるようです。
スランプに陥らないためにすべきこと
実は私、中学受験と高校受験の時はスランプが一度もありませんでした。
その理由はシンプルです。
- 純粋に学び自体を楽しんでいたから
です。
スランプに陥るはずがありません。
- 毎日楽しい
- 勉強最高に楽しい
という状態でした。
逆に言えば、
- 勉強の意欲が失われた瞬間にスランプに陥る
可能性があります。
受験勉強は時として、無味乾燥に感じる時があります。
それは、単に知識の習得や応用だけではなく、
- 点数やスピードが求められる
からです。
これは非常なストレスになります。
例えば、
あなたは登山が好きだったとします。
毎週末、山に出かけるほどの山好きです。
それを一方的に標高や歩くスピードで評価されたらどうでしょうか?
よし頑張ろう!
と思う人もいるかもしれません。
でも、
なんで、標高と速さで評価されなあかんねん(怒)
ってなる人も多いはずです。
それほど受験というものは過酷なのです。
受験期にスランプに陥る人が多いのはこれが最大の理由です。
それでは、どのようにすれば、スランプを予防できるのでしょうか?
私は、次の2つのことを実践していました。
- 志望校のパンフレットを見る
- 受験体験記を読む
順番に解説していきましょう。
志望校のパンフレットを見る
これほど効果のあることはないでしょう。
私は穴の開くまで読み込んでいました。
その学校にはどのような先生がいて、何ページにどんな写真が載っていて…。
虫の図鑑を眺めるように、パンフレットを眺めていました。
志望校のパンフレットを読むといい理由は次の3つです。
- ゴールが明確になる
- 将来をイメージできる
- 熱意が湧いてくる
人間は不確実でありながらも、頑張れば手に入れられる将来をイメージすると、必死になって努力しようとします。
モタモタして時間を潰している暇などないのです。
誰よりも努力しようと頑張ります。
これが結果的にスランプを防ぎます。
受験体験記を読む
私は独学主義ですが、受験体験記は大手の塾から送ってもらいました。
電話して「欲しいです」と尋ねれば、快く送ってくれます(塾の宣伝にもなるので案内チラシも大量に送られますが…)。
合格体験記と書かずに、受験体験記と書いたのには理由があります。
それは、不合格体験記にも価値があるからです。
合格体験記には、合格のための道筋がくっきりと示されています。
大いに参考にできます。
一方、不合格体験記には失敗した理由が盛りだくさんです。
もし、スランプになりそうだなと思った時は不合格体験記を読み込みましょう。
そうすることで、
- あ、このままだと失敗するな
ということがよくわかります。
まとめ
楽しんで取り組んでいるとスランプに陥ることは少ないです。
しかし、それでも飽きたり他のことに興味が湧いたりすることがあります。
それにもかかわらず、同じことに集中しなければならない時、スランプが発生します。
そんな時は、モチベーションを維持し続けることでスランプは予防できます。
もう一度まとめなおすと、
- 志望校のパンフレット
- 受験体験記
この2つを活用することで、
目標までの道のりが明確になります。。
もっとも避けるべきなのは、道を失うこと。
スランプは道を失った時に発生します。
以下の記事も参考にしてください。
コメント