【父が語る】子どもが輝く子育て
こんにちは、ガクです。
朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。
今年は台風が少なかったおかげか、意外と紅葉が綺麗だと聞きました。
先日、フィールド調査で長野に行ったのですが、
まぁ、なんと美しいこと!
自由に山歩きしたいなとつくづく感じました。
将来は長野に移住したいと思っています(本気)。
父が語る子育てのコツ
さて、今回は久しぶりに「父が語る」シリーズです。
自分で言うのも何ですが、私は父の文章が好きなんですよね。
みなさんにも読んでいただきたく、ここに載せることにしました。
それでは、どうぞ!
*ここから父の文章です。
子どもが輝く子育てとは?
親が子どもを怒鳴ったりきつく叱ったりして、言葉が命令調になってしまうと、子どもの自尊心は育ちにくくなります。
子どもを甘やかすのではなく、子どもを見下したり、見くびったりするのでもなく、親は子どもをひとりの人間として対等に接します。
子どもをひとりの人間として尊重する気持ちが親にあれば、子どもは親の本当の心を理解します。
親に尊重されて育った子どもは、相手の話を聞いて、相手の気持ちを考えられる大人に成長します。
子どもは親が思っている以上に力を持っています。
子どもは体の中に、生きる力や学ぶ力や成長していく力を秘めています。
子どもの潜在能力を侮ってはいけません。
「この子には無理」とか「この子の能力はここまで」とか親が勝手に決めつけてしまえば、伸びるものも伸びなくなってしまいます。
子どもの持っている力を信じて、才能が開花するのを見守り続けます。
子どもが自分で自分の生き方を考えて、その子なりの輝き方で人生が輝いていれば、十分に素晴らしいと思います。
子どもは親の所有物ではなく、授かりものです。
子どもは一人ひとり、固有の人格を持っています。
短所に見えることでも長所に変えていけます。
子どものなかに宿るユニークな個性を認めて、伸ばしてやることが、子どもが輝く子育てになります。
デジタルメディアより自然遊び
タブレットやゲーム機やテレビなどデジタルメディアを使用する総時間は、1日1時間以内に制限すると良いです。
ゲームの使用は30分までにします。
タブレットで勉強する場合も1時間を超えないようにします。
子ども部屋には、テレビ・ビデオ・パソコンを置かないで、遊び道具は押し入れにしまって、簡素な部屋にします。
食事中にテレビを見たり、だらだらとテレビを見たりする生活習慣を改めます。
デジタルメディアを見過ぎることで、脳が興奮し、睡眠につけない子どもが増えています。
睡眠の前には、デジタルメディアのブルーライトで脳を疲れさせるより、読書をするほうが脳の発育に良いです。
「スマートフォンによる過剰な視覚情報の流入は、子どもの発育を阻害する」と言う医師もいます。
子どもにとって、親が生き方の手本になります。親は便利な機械に頼らないで、自分の力で生きようとする姿を子どもに見せると良いと思います。
子どもは仮想の世界から学ぶより、全身を使って実際の世界から学ぶほうが、心も体も丈夫に育ちます。
私は息子に、自分で考え、自分で判断し、行動できる人間になってほしいと思ったので、デジタルメディアを与えませんでした。
人工物のない山や川や海に行って放っておきました。
息子は自然の中で様々な遊びを考え、たくさんのことを自然から学びました。
風を感じ、多くの虫や鳥や木や草と出会い、名前を覚えました。
二度と戻らない子育ての時間を親子で楽しみました。
いま振り返ると、子育てに心を砕いた日々は、人生で最も実りある時間でした。
子どもの心に栄養を与える読書
親が読書をしたり新聞を読んだりする姿が、子どもの手本になります。
親が読書好きであれば、子どもは本に興味を持ちます。
親がスマートフォンでツイッターやユーチューブばかり見ていたら、子どもに「本を読め」と言っても全く説得力がありません。
多くの本に囲まれた生活をしていたので、息子は自然と本を手に取るようになりました。
読書を積み重ねれば、日本語が強くなり、思考力が鍛えられ、心に栄養が与えられます。
たくさんの本を読むと、世界が広がり、様々な感情や心の深さに触れることができます。
読書経験で感受性が豊かになります。
読書の時間をつくって毎日読むことが大事です。息子は小学生の頃、朝食を食べて学校へ行くまでの30分〜1時間、毎朝本を読んでいました。
これができるようになると、子どもに自立心が芽生えます。
読書習慣がつくと、古典的な名作も読むようになりました。
読書体験を通して子どもの心が育ちます。
デジタルメディアのように受動的に映像を目で追うのではなく、自分で考えながら能動的に読み進めて行く力がつきます。
子どもにとって大きな自信になります。
本をたくさん読むことで、読む力が身につきます。
勉強の基本は文章を読むことです。
全ての学びは文章を読むことから始まります。
読解力が優れていれば、教科書の内容が理解でき、学力が伸びます。
読書の楽しみの一つは、図書館や本屋で思いがけなく良い本に出会うことです。
「私を読んで」と語りかけてくる本を見つけることがあります。
子どもが良い本に出会う機会は、親がつくります。
息子からのコメント
はい、いかがでしたでしょうか。
ここから私、ガク(息子)が書いていきます。
上記の文章を読んで、最も深く感じたのは以下の箇所です。
いま振り返ると、子育てに心を砕いた日々は、人生で最も実りある時間でした。
このように言われると、息子の私も泣きそうになります。
本当に父の言う通り、息子の私に多くの時間を割いてくれました。
わざわざ、安定した職を辞めて独立したのも、息子と一緒に夕食を食べたいからだったそうです。
また、きのくに子どもの村学園と言う私立小学校に編入させてくれたのも、自然の中で暮らしたいと言う叶わない願いを息子の私に託したかったからだそうです。
親がここまで愛情と時間を割いてくれるのは珍しいです。
父は出世も名誉もお金も関心はありませんでした。
ただただ、真っ当に生きる。
その姿を息子に見せる。
それを追求していたように感じます。
当時の私は、当たり前のように感じていたのですが、
仕事に忙殺されるのが普通ですよね。
もちろん、収入は極めて不安定です。
一昨年の台風直撃に加え、コロナ禍の影響は計り知れないです。
今も、必死で生計を立てているのですが、
そんな中でも懸命に日々を過ごす父は最高に幸せで格好よく見えるのです。
私は父のような大人になりたいと密かに思っています。
それでは!
『父が語るシリーズ』もご覧ください。
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