【灘卒東大生が読んだ】おすすめの図鑑を一挙紹介|「科学的思考」を育み、勉強好きになるきっかけに【小学生向け】

子どもにいちばん投資すべきなのは、習い事でもおもちゃでもなく、図鑑です。
これは断言できます。
私は昆虫少年でした。図鑑を何冊も読み比べ、ページをめくるたびに新しい発見がありました。小数を学んだとき、図鑑に書いてあった昆虫の体長「3.5cm」の意味がはっきりわかった瞬間のことは、今でも覚えています。勉強と日常がつながる瞬間。図鑑はその橋渡しをしてくれる、魔法の道具です。
この記事では、私が実際に読んできた図鑑を思い入れとともに紹介します。あわせて、現在の図鑑シリーズの特徴も整理しました。お子さんへの図鑑選びの参考にしてください。

2026年現在の図鑑3大シリーズ:選び方の基準
私が子どもの頃は小学館NEOが圧倒的な定番でした。今は選択肢が増え、各シリーズが異なる強みを持っています。まず3大シリーズの特徴を整理します。
小学館の図鑑NEO|情報量と調べやすさNo.1
シリーズ累計2000万部以上。長年の定番であり続けている理由は、掲載情報の圧倒的な量と質にあります。
本物にこだわった写真が多く、標本写真や生態写真が丁寧に使い分けられています。索引が充実しており、気になった生き物や現象をすぐに調べられる構成です。「調べ学習」に最も向いているシリーズだといわれており、小学校の理科の宿題や自由研究にも頼りになります。
私が子どもの頃から愛用していたのもNEOシリーズです。シリーズを通じてデザインが統一されており、本棚に並べたときの一体感も気持ちいいです。
一部のタイトルにはDVDが付属しており、ドラえもんが案内してくれる動画は「今はまだ興味がないテーマでも親しみやすく入れる」と保護者の評判が高いです。
講談社の動く図鑑MOVE|NHK映像の迫力と視覚的な楽しさ
2011年に登場して図鑑業界に革命を起こした、NHKとのコラボシリーズです。シリーズ累計600万部超、全38タイトル。
最大の特徴はNHKが撮影した本物の映像DVDが付属していることです。野生動物の迫力ある映像、実際の生態を映したドキュメンタリー映像——図鑑で読んだ内容をそのまま動いている姿で確認できます。
写真とイラストの割合が3シリーズの中でもっとも多く、活字が少なめでページ全体がビジュアルで構成されています。「まず見て楽しむ」ことを優先した設計で、字をまだ読めない年齢の子や「図鑑は難しそう」というイメージを持っている子の入り口として使いやすいとユーザーから支持されています。
NEOと比較した場合、情報量はNEOの方が多いですが、映像で体感できる臨場感はMOVEが上という評価が多いです。「NEOで調べて、MOVEの動画で見る」という使い方をしている家庭も多いようです。
学研の図鑑LIVE|AR機能と最新技術の組み合わせ
2015年創刊で、専用アプリを使ったAR(拡張現実)機能が特徴です。スマートフォンで図鑑のページをかざすと、生き物が3Dで飛び出してきます。2025年8月には第19回キッズデザイン賞を受賞し、累計56万部を突破しています。
情報量はNEOとMOVEの中間程度で、写真の迫力は生きた姿で撮り下ろした写真が多く評価されています。デジタルネイティブ世代の子どもには特に反応がいいシリーズです。
3シリーズの選び方まとめ
調べ学習・情報量重視なら小学館NEO。映像で体感したい・視覚優先なら講談社MOVE。デジタルとの組み合わせを楽しみたいなら学研LIVE。迷ったら小学館NEOを軸に、興味のあるジャンルで講談社MOVEを補完するのが、私がおすすめする王道の選び方です。
私が実際に読んだ図鑑:思い出とともに紹介します
小学館の図鑑NEOシリーズ
実家の本棚の大部分を占めているのがこのシリーズです。シリーズにわたってデザインが統一されており、ページを見開くとカラフルな生き物が並んでいます。好奇心が刺激される構成で、何度めくっても飽きません。
昆虫——私は昆虫少年でした。一冊では飽き足らず、いくつか買ってもらって見比べていました。イラストでは再現できない細部まで写真で載せてくれていて、大助かりでした。
動物——NHKの「ダーウィンが来た!」を見るとき、片手に持っていました。番組で知らない動物が出てきたらさっと調べて参照する。こうして、実際に見たことのない動物とも仲良くなりました。
植物——身の回りでもっともよく目にするのが植物です。公園や駅の周りの木々や草花の名前がわかれば、毎日が豊かになります。「今日は〇〇の花が咲いた」「〇〇の実に鳥がとまっている」——そういう日々の発見が、知的好奇心の土台になります。
両生類・爬虫類——カエルの鳴き声CDが付録でついていました。子どもにとって「付録」は極めて魅力的です。このCDが欲しくて買ってもらいました。食事中もずっとカエルの声を流していたら、母が「あ、この声知ってる。田んぼで鳴いているのと同じやん!」と言いました。図鑑が生活とつながった瞬間です。
水の生物——当時、家に水族館を作ろうとしていました。ため池や用水路の生き物を全種類集める計画です。この図鑑を買ってから、日本にはまだまだ知らない魚がたくさんあると思い知りました。
宇宙——中学校に上がってからもお世話になりました。美しい写真がたくさんあり、勉強というより気分転換に開いていました。
星と星座——星座早見板がついていて、父と一緒に夜の散歩に出かけて星座を探しました。家族でキャンプに行くたびに持参していました。
人間——中学1年のときに買ってもらいました。当時は医学にも興味があり、熱心に読みました。身体の機能まで詳しく書かれており、中学生以降も十分に楽しめます。
恐竜——年中から小1にかけて、毎日のように恐竜の絵を描いていました。みんな大好き恐竜図鑑です。
21世紀こども百科シリーズ(小学館)
図鑑NEOと並んで、もう一つ強くおすすめしたいシリーズです。
こども大百科——五十音順にいろんな言葉が並んでいます。これのおかげで知識がどんどん増えました。まさに感謝の一言です。
宇宙館——小1のクリスマスプレゼントでもらいました。嬉しくて、朝から晩まで読んでいました。
科学館——理科離れという言葉がありますが、学校教育を変えたところでそれほど変わらない気がします。家庭でこういう図鑑に出会えるかどうかです。環境が全てです。
歴史館——学校の配布資料集よりも断然おすすめです。中学生になっても活用しました。
人物館——これまで出会った図鑑の中から1冊だけ選べと言われたら、間違いなくこれを選びます。多分野にわたって知っておくべき偉人が網羅されており、コラムも最高に興味深い内容です。大人も楽しめます。父の方が私より熱心に見ていました。年齢関係なく一家に一冊ほしい本です。
その他のおすすめ図鑑
朝日ジュニア百科年鑑——日本と世界で何が起こったか、社会問題が網羅されています。自然の世界だけでなく、社会への関心を育てるのに役立ちました。
しょくぶつのさいばい——家庭菜園をするときに買いました。それ以来、家族みんなで今も見返しています。
他にも理科年表・日本の野鳥・山渓のハンディ図鑑などを愛用していました。いずれも思い入れがあります。
最初に買うなら、この3冊
全部揃えたいけれど、スペースも予算も限られている。そういうご家庭には、まずこの3冊をおすすめします。
小学館の図鑑NEO(お子さんが一番好きなジャンルを1冊)——見やすさ・情報量ともに申し分ない定番中の定番です。昆虫・動物・宇宙など、まずはお子さんが目を輝かせるジャンルを選んでください。
21世紀こども百科(小学館)——間違いない一冊です。全国民必読書といえるほど網羅的で、知識の土台になります。
21世紀こども人物館(小学館)——偉人と友達になれます。この本のおかげで、どれほど励まされたことか。子どもだけでなく、親御さんも一緒に読んでほしい一冊です。
まとめ
図鑑は、知識を増やすだけではありません。
長い文章を読み切る集中力、知らないことを文脈から理解する力、自分で調べる習慣——そうしたものを自然に育ててくれます。難関中学の入試では初めて見る文章や題材がたくさん出てきますが、それに動じない力の土台が、低学年の図鑑読みにあります。
私は図鑑のおかげで、どれほど幸せな日々を過ごせたことか。毎日ページをめくると新しい発見があります。生きるのが楽しくなります。そんな魔法の道具が、図鑑です。





コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちは!はじめまして!コメント失礼します こちらの人間図鑑、体の名前(肩とかオヘソとか膝とか)を紹介するページってありますか?教えてください。
コメントありがとうございます。ありますよ!身体の機能なども詳しく書かれているため、中学生以降も十分に楽しめると思います!!
一家に一冊あっていいと思います笑