【必読】灘&東大|入試直前期の過ごし方を振り返った

欲求と受験の深い関係

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地元の子どもたちから、灘中・灘高・オリンピック志望者まで在籍。
知的な興奮と歓びが漂う、集中して学べる環境です。

私たちのほとんどが受験を経験します。

ところで、

どうして受験をするのですか?

これにきちんとした答えが出せない限り、

受験勉強は苦行でしかありえません。

今回は人間の欲求という視点から受験を眺めましょう。

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目次

マズローの5段階説

まずはじめに、欲求について基礎知識を深めておきましょう。

有名なものにマズローの5段階説というものがあります。

マズローはアメリカの心理学者で、人間性心理学のパイオニアと言われています。

これは、低い階層から並べると

  1. 生理的欲求
  2. 安全欲求
  3. 社会的欲求
  4. 承認欲求
  5. 自己実現欲求

に分けられます。

出典:https://mommyxx.net/maslow-and-marketing-1969

順番に見ていきましょう。

生理的欲求

これは、生きていくために最低限必要な欲求のことですね。

  • お腹が空いたら食べたい
  • 眠くなったら寝たい
  • 余分なものは排出したい

という根源的かつ生命維持に関わる欲求です。

よく言われる三大欲求(食欲、性欲、睡眠欲)もこの生理的欲求に含まれます。

こちらは受験とは関係ないですね。

というのも、受験をしなくても生理的欲求は満たされるからです。

無関係なので飛ばします。

安全欲求

生存できることがわかると、次は安全な生活を望むようになります。

  • 風が吹くから壁を頑丈にしたい
  • 雨が降るから屋根をつけたい
  • 寒いから服を着たい

もちろん、

  • 収入を増やしたい

というのも立派な安全欲求です。

資本主義の世界では、お金は十分あるに越したことはありません。

安定した生活をのぞむには、相応のお金が必要です。

これを受験という視点から眺めてみましょう。

あなたの考える「いい学校」ってなんですか?

  • 大学進学実績がいい
  • 近所の評判がいい
  • 歴史がある

人によって様々だと思います。

これらは全て安全欲求と関わっていますね。

補足すると、

  • 大学進学実績がいい→安定した人生(古いっ!)
  • 近所の評判がいい→安定した評判
  • 歴史がある→安定した価値

全て「安定」というキーワードに結びついていませんか?

ちなみに私の家庭は、

  • 息子(私)が気に入っている
  • 教育理念がしっかりしている
  • 授業料が高すぎない
  • 自宅から遠すぎない

というのが学校選択の基準でした。

まぁ、普通ですね。笑

社会的欲求

仲間外れにされて悲しくなったことはありませんか?

  • みんなと一緒に遊びたい
  • 何らかのコミュニティに属したい

他人とともに時を過ごすことで、自分のアイデンティティが形成されていきます。

受験する時って併願をたくさん出しますよね。

併願を出す理由として、

とにかく「中学受験合格組」に入りたいという、社会的欲求が現れているからです。

  • 学校はどこでもいい
  • どこか1つでも受かりさえすればそれでいい

ということですね。

仲間外れにはなりたくないんですよ。

私の父はこれに大反対でした。

父いわく、

  • 興味のない学校を受験するのは失礼だ

とのこと。

小学生の頃の私はこの意味が理解できず、

6校も願書を出して受験しました。

↑模試を利用していた塾におだてられたのが最大の要因笑

旅費などの費用も全て塾が出してくれたので金銭的な損はなかったです

その代わり、塾の合格実績に+1名しました(これが受験業界の闇)

さて、高校受験、大学受験では父のこの言葉に深く感じ入りました。

その結果、

  • 高校受験は灘だけ
  • 大学受験は東大だけ

それぞれ1つずつしか願書を出しませんでした。

落ちれば学校に行かずに別の道を進んでもいいかなと思っていました。

おいおい、極端すぎやろ。

ってなりますが、それが私の人生だったのです。

承認欲求

褒められると誰だって嬉しいですよね?

私も嬉しくて仕方がありませんでした。

これは、他人から認められたいからです。

これによって、自分という存在に価値を見出そうとします。

顕著になると、

  • 高級車を持ちたい
  • 偉い地位につきたい
  • 有名な学校に進学したい

という(時としてやっかいな)結果として現れます。

どのように厄介かというと、

中学受験の場合は親が干渉することになります。

その際に親自体の承認欲求が結構大きく絡んでくることがあるのですね。

ブランドバッグを持つのと同じように、

子どもの学歴をブランド化して優越感に浸るということです。

いや、これが多いんです。

本当に。

もし肝心の子供が全く行きたくない学校に出願する理由が、

親の承認欲求だけだとすれば悲劇ですよね。

時として受験が悪者扱いされるのは、こうしたことがあるからです。

自己実現欲求

これが最後の欲求ですね。

ちょっと難しいです。

自己実現欲求とは、簡単にいうと

  • 自分らしさの追求

になります。

自分の能力を最大限に伸ばしていくことです。

私にとって受験とは自己実現でした。

  • 独学でどこまで能力を伸ばせるか

そこに重点を置いて、

完全燃焼の日々を過ごしました。

いつ振り返っても悔いのない受験人生です。

なお、大学に入ってからは山の世界で限界を目指すことになります。

まとめ

受験と欲求には深い関係があると思います。

受験産業がここまで膨れ上がり、

時として、

教育全体を歪めるほど影響力を持ったのも

人間の欲求と受験が親密に結びついているからだと思います。

こういった視点で物事を眺めるのも面白いですね。

それでは!

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