【最高の習慣】脳科学的に理想の1日の過ごし方|脳内物質を使いこなせ【知育・受験勉強】
最高の習慣は最高のパフォーマンスを生みます。
私の父は良習慣の研究と実践に余念がありませんでした。
習慣を向上させれば学習効率もアップします。
習慣をおろそかにして勉強をあれこれ工夫するのは、基礎が不十分なのに家の内外装に手間暇かけるのと同じです。
見栄えがよくても、ぐらつけば意味がないです。
今回は、脳科学的に最高の習慣をご紹介していきます。
- やる気が出ない
- モチベを維持できない
- 才能はないけれど結果を出したい
そんな方は今回の記事が役に立つはずです。
とりわけ、
- 脳科学的な根拠
- セロトニン、ドーパミン、アセチルコリンの効用
- 最高の1日実践例
も補足しながら紹介していきます。
このブログは以下の方に向けて書いています。
- 子育てをしている方
- (学生・大人問わず)勉強している方
- 子どもと接する機会のある方
よろしくお願いします!
こんな家庭で育った
本題に入る前に、ざっと私の家庭についてご紹介します。
- 父は教育学をしっかりと学んだ人
- 母は褒めるのが上手な主婦
それ以外は、ごく普通の一般家庭ですね。
ごく普通に地元の中高に進んで、大学に行ければ御の字だったようです。
それが人生わからないものです。
受験まみれになってしまうんですね。
当の本人(私)は楽しんで受験していたので、「結果よし」ということで。
↓まずは以下の記事から!
息子視点で教育・子育てについて語る(日本唯一の)ブログです。
親の子育てで良かったこと、役立ったことをどんどん書いていきます。
朝はゴールデンタイム|夜型も朝型も関係なし
脳は睡眠中にインプットされた情報を整理しています。
朝起きたときには前日までの記憶が綺麗に片付けられた状態です。
ものが散らかっていないスッキリとした机を想像してください。
プリントが山のように積み上げられて今にも崩れそうな机よりも、作業効率がいいですよね。
脳も同じです。
- 起床後2〜3時間の脳は1日で最もパワーを発揮できる
のです。
これは朝型、夜型に関係なく言えます。
そもそも「〇〇型人間」というのは生活習慣の違いによって形成されるものです。
夜型人間であっても、起床後の脳が最もスッキリした状態であることに違いはありません。
寝起きが悪いのは習慣を工夫していないからです。
- 1日の中で最も疲れが少ないのは起床後
ということを頭に入れておいてください。
私は小学生の頃は毎朝1時間の読書をしていました。
中学受験の時は暗記特訓と計算特訓を行なっていました。
中学入学後は夏期間は3時半に起きて猛烈に勉強しました。
いまは日の出30分前に起きて運動や文章執筆を行なっています。
朝を大切にしていると、お昼の時点ですでに1日ぶんの作業をした充実感に包まれます。
これからまだ午後があると思えば、人生を2倍楽しんでいる気分です。
本ブログ愛読者であるあなたにこそ、早起きを全力でおすすめします。
午前は論理力・決断力を発揮する
午前中はセロトニンやドーパミンが優位な状態です。
簡単に2つの脳内物質をおさらいしておくと、
- セロトニン(癒し物質)…覚醒、精神の安定
- ドーパミン(幸福物質)…モチベーションアップ
このようになります。
向いているのは、
- 細かい作業
- 論理的に完結した作業
- 高い集中力が必要な作業
などです。
具体的には
- 文章の執筆
- 複雑な計算
- 語学の勉強
- 論理的かつ冷静さが求められる決断
- 全体を俯瞰するもの(計画立案、目標設定)
などが良いとされています。
日本文学の真髄を走る丸山健二さんは著書の中で、「午前中は執筆作業に全力で取り組む」と断言しています。
多くの作家が朝に本を書いているのには、きちんとした理由があったのです。
ちなみに、私はブログ記事や他の文章執筆に捧げています。
午後は想像力を発揮し、創造的に動く
脳は時間が経つにつれて疲労が溜まっていきます。
朝のゴールデンタイムと比べると脳の作業効率は半分ほどにまで低下します。
一方、アセチルコリンという脳内物質は午後から夜にかけて分泌されることがわかっています。
簡単に説明すると、認知機能に関わっています。
- アセチルコリン(認知物質)…創造力、ひらめき
脳は論理的思考に向かなくなっていきます。
裏を返せば、それ以外の機能が発揮できるチャンスです。
つまり、脳はよりクリエイティブな状態になります。
- 論理から解放→斬新な発想が可能
こういう流れですね。
作家と違って、芸術家は昼〜夜にかけて活動する人が多いと言われており、脳科学的にも理にかなったことです。
先ほど紹介した作家の丸山健二さんは午後になると庭造りに励んでいるそうです。
信州安曇野でバラ園を手作りしており、画集も出版されています。
就寝前に暗記がいい理由
睡眠に入る時のうとうとした状態ではシータ波が生み出されます。
アルファ波はリラックス効果があることで有名ですが、シータ波は記憶の定着やひらめきと密接に関係しています。
まとめると次のようになります。
- アルファ波(9〜12ヘルツ)…精神的にリラックス
- シータ波(4〜7ヘルツ)…記憶力・発想力アップ
メカニズムは次のように説明されます。
- アセチルコリン→海馬を刺激→シータ波発生→シナプスが結びつきやすくなる→記憶の定着、ひらめきの増加
私は高校受験、大学受験のとき、
- 寝る前の30分は暗記学習する
という習慣がありました。
翌日起床後にすぐさま復習し直すのですが、極めて効果が高かったです。
記憶は睡眠中に定着しやすいとよく言われていますが、
就寝前のシナプスが繋がりやす状態で勉強するからこそ暗記学習に向いているのです。
この習慣は本当におすすめです。
追記
私は寝る前にアイデアがどんどん浮かんでくるため、ノートと鉛筆を枕元に欠かさずおいています。
これも理にかなったことです。
それでは!
母は褒めるの上手
尊敬する父
受験まみれの私
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