【子育て】こんな子どもに育ってほしい【父が語る】
最も尊敬する人は?と聞かれれば「父だ」と即答します。
普通の人ではありませんでした。
自分に厳しくて他人に優しい父が格好良かったです。
誰よりも尊敬しています。
自分が目指すべき人です。
今回は、地元の子どもたちに向けて書いた父の文章をご紹介していきます。
- 知育子育てを実践したい
- 読書好き、勉強好きな子どもに育ってほしい
- 子どもに伸び伸びと育ってほしい
- 子どもの能力を最大限に伸ばしたい
- 子育てに悩んでいる
- 子どもとの接し方を工夫したい
そんな方は今回の記事が役に立つはずです。
ひとつだけ、
- この記事は父の文章
ということをご留意ください(本記事内の私=父です)。
このブログは以下の方に向けて書いています。
- 子育てをしている方
- (学生・大人問わず)勉強している方
- 子どもと接する機会のある方
よろしくお願いします!
こんな家庭で育った
本題に入る前に、ざっと私の家庭についてご紹介します。
- 父は教育学をしっかりと学んだ人
- 母は褒めるのが上手な主婦
それ以外は、ごく普通の一般家庭ですね。
ごく普通に地元の中高に進んで、大学に行ければ御の字だったようです。
それが人生わからないものです。
受験まみれになってしまうんですね。
当の本人(私)は楽しんで受験していたので、「結果よし」ということで。
↓まずは以下の記事から!
息子視点で教育・子育てについて語る(日本唯一の)ブログです。
親の子育てで良かったこと、役立ったことをどんどん書いていきます。
それでは、父の文章をどうぞ。
やさしい人
英語にgentleman(ジェントルマン)という言葉があります。
gentleには、「優しい、思いやりのある、柔和な、穏やかな、静かな」という意味があります。
つまりgentlemanは「やさしい人」のことなのです。
知識がどんなにあっても、やさしい感情を持っていない人は、立派な人間とは言えません。
やさしい感情を持つ人とは、
- 物事をよく感じる心を持っている人
のことです。
神経質で、物事にすぐ感じても、いらいらしている人がいます。
そんな人は、やさしい心を持っていない場合が多いものです。
そんな人は、正しく感じる心を持った人ではなく、
- ただびくびくしているだけ
なのです。
ですから、みなさんは正しく感じるということも学ばなければならないのです。
心の豊かな人
心の豊かな人になってもらいたいと思っています。
心の豊かさのことを、教養と言います。
手元の辞書には、教養の意味を
- 「広い知識から得た心の豊かさ」
と書いてあります。
心を豊かにするためには、広い知識を身につける必要があります。
そして、広い知識を身につけためには、一生懸命勉強する必要があるのです。
みなさんの目指すべきことは、
- しっかり勉強して、広い知識を身につけ、心の豊かな人間になること
だと思います。
これが実現できれば、すばらしいです。
わたしたちは、どうしても人の価値を目に見える外側のものに求めがちです。
たとえば、テストで良い点数をとったから頭がいいとか、テストの点数が良くないから頭が悪い、というふうに点数や成績で人を判断してしまいます。
しかし、テストの点数や成績だけでは、頭の良し悪しを決めることはできません。
というのは、
- テストの点数は努力点
だからです。
テスト勉強を熱心にすれば、誰でも良い点数は取れます。
ところが、練習量が足りなかったり、いいかげんな気持ちで練習していたりすれば、当然良い点数を取ることはできません。
みなさんには一生懸命勉強してもらいたい。
テストで良い点数を取るため、成績を上げるため、志望校に合格するためでもいい。
でも、
- 勉強するほんとうの目的は、「心の豊かな人になる」ため
ということを覚えておいてほしいと思います。
胆力のある人
胆力の胆は、心、特に肝っ玉とか度胸とか勇気という意味です。
つまり、胆力とは、
- 驚いたり、恐れたりしない、強い気持ち
のことです。
危機にあったときに、まず「ふだん通りのこと」ができるかどうか自己点検します。
危なくなったときや事態が悪くなったときに、まずご飯を食べるとか、いつもしていることをふだん通りにできるかどうか試してみます。
別にこれは「次にいつご飯が食べられるかわからないから、食べだめをしておく」ということではありません。
悪い状況のときでも、落ち着いた気持ちでいられることを確かめるためにするのです。
状況がじたばたしてきたときに、ほとんどの人は状況といっしょにじたばたしてしまいます。
しかし、じたばたしたところで状況はよくなりません。
そんなとき、「ふだん通りのこと」をするためには、あせったり、あわてたりしてさわぐよりも、はるかに多くの心配りが必要です。
悪い事態になったとき、「きゃー、たいへんよー!」と言ってじたばたしていると、人間の能力はどんどん低下します。
そんなときは、むしろ
- 危機的な状況を積極的に利用して、自分の「驚いたり、恐れたりしない能力」を点検し、鍛える
といいと思います。
まわりがみんなじたばたしているときに、胆力のある人は、ふだん通りのことができます。
自分を鍛える
頭脳・身体・精神は、鍛えて強くなります。
毎日の生活の中で、頭と体と心を鍛えて強くするのだという気持ちを持っておくといいと思います。
作家の村上春樹さんは『1Q84』という小説に、
- 「ものごとの成り立ちを理解しないまま、無知な人間として死にたくなかった。自分に試せるだけのことは試してみたい。もし駄目ならそこであきらめればいい。でも最後の最後まで、やれるだけのことはやる。それが私の生き方なのだ」
と書いています。
この世に完全な人間はいません。
わたしたちは、迷ったり、誘惑されたり、失敗したりしながら生きています。
知らないことが多く、気のつかないこともたくさんあります。
やってみなければ、本当のことがわからないし、失敗してみないと肝心なところを理解することができません。
そんな不完全なわたしたちですが、がんばることはできます。
最後の最後まで、やれるだけのことをやることはできるのです。
何をするにしても、特別な才能は必要ありません。
時間をかけて、段階を踏んで、準備やトレーニングを積めば、誰でも最初は困難だと思えたチャレンジに成功することができます。
頑張っていれば、必ず力が伸びます。頑張りの積み重ねが、力を大きく、強くするのです。
最後に|中学卒業時に父からもらった言葉
管理人のガクです。
中学校の卒業式を前にして、親が子どもに言葉をプレゼントするという行事がありました。
子どもにわからないように言葉を封筒に入れて学校に渡します。
下級生の習字ができる子どもたちが、親の言葉を大きな厚紙にしたためてくれました。
私がもらった言葉は、
- 「胆力をつける」
でした。
恥ずかしながら、私は言葉の意味がわからずに家に帰って辞書で調べました。
そこには、
- 物事に簡単に驚いたり恐れたりしない気力、度胸。
とありました。
おそらく、精神鍛錬の重要性を伝えたかったのだと思います。
人生に迷っても、失敗や苦悩が続いても自分を失わずに育って欲しかったのでしょう。
私はこの言葉を、生涯の目標に掲げています。
素敵な言葉を贈ってくれた父に感謝です。
ありがとう!
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