【必読】灘&東大|入試直前期の過ごし方を振り返った

【肉体鍛錬】腹筋が割れた!自宅で簡単にできるおすすめ筋トレアイテム|勉強との相乗効果も解説

ガクさん
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東大院生です。独学で灘・東大に合格しました。数学オリンピックで2回の受賞歴があります。

筋トレは、勉強の敵ではない。

むしろ、最強の味方だ。

ハーバード大学医学部の精神科医ジョン・レイティが著した『脳を鍛えるには運動しかない!』は、この事実を科学的に示した一冊だ。運動によって脳内でBDNF(脳由来神経栄養因子)が増加し、記憶力・集中力・学習能力が高まることが明らかになっている。筋トレは「体を鍛える行為」であり、同時に「脳を鍛える行為」でもある。

私は毎日筋トレを続けている。灘高受験のときも、東大受験のときも、研究室での実験と並行して今も続けている。続けられる理由は一つだ。楽しいからだ。

この記事では、自宅でできる筋トレアイテムと私の実践法を紹介しながら、なぜ筋トレが勉強に効くのかを科学的に解説する。


目次

筋トレが勉強に効く:3つの科学的根拠

① BDNFが脳の学習能力を高める

運動をすると筋肉からマイオカインという物質が分泌され、脳内でBDNFの産生が促される。BDNFは「脳の肥料」とも呼ばれ、海馬(記憶を司る部位)の神経細胞の成長と保護に直接関与する。

新潟大学脳研究所の研究によれば、運動によるBDNFの増加は大脳皮質・海馬・線条体・小脳など多様な脳領域で起きることが確認されている。たった3分間の有酸素運動でも認知機能が改善するという実験結果もある。

実践的な観点から言えば、勉強の合間に5〜10分の筋トレを挟むだけで、その後の集中力と記憶の定着率が変わる。

② テストステロンとドーパミンがやる気を生む

筋トレによってテストステロンが分泌される。テストステロンはドーパミンの産生を促し、意欲・集中力・積極性を高める。「筋トレした後はなんとなく気分が良くなる」という感覚は、この神経伝達物質の働きによるものだ。

また、運動後のドーパミン増加は「また明日もやろう」という継続意欲にもつながる。勉強と同じく、筋トレも「楽しいから続く」という好循環に入れるかどうかが全てだ。

③ セロトニンがメンタルを安定させる

筋トレや散歩などのリズミカルな運動はセロトニンの分泌を促す。セロトニンは感情の安定・ストレス耐性・睡眠の質に関与する神経伝達物質だ。受験期の不安やストレスを筋トレで解消できるのは、このセロトニンの働きによる。

私は東大受験の直前期、最もストレスがかかる時期こそ筋トレを増やしていた。体を動かすことで気持ちが安定し、机に向かう集中力が戻ってきた。


私の筋トレルーティン

起床直後(5:30〜6:00)、食事前(10:20、17:50)、入浴直後(21:30〜22:00)、勉強の合間(1時間ごとに3〜5分)。

やりすぎに見えるかもしれないが、全て短時間だ。勉強の合間の3〜5分は、集中力リセットのためのルーティンとして組み込んでいる。長時間机に向かい続けるより、こまめに体を動かす方が総合的な学習効率は高い。

正直に言うと、冬は暖房をほとんど使わない。だから筋トレで体を温める必要があるというのも理由の一つだ。一石二鳥だ。


おすすめ筋トレアイテム

懸垂バー(ドアジム)——全国民に導入してほしい

これ一本で上半身が完璧に鍛えられる。広背筋・上腕二頭筋・三角筋・腹筋まで、懸垂一種目で全て動員される。

私が200回の懸垂を毎日続けられているのは、ドアに取り付けるだけで設置できる手軽さがあるからだ。器具を出してセットする手間がゼロなため、「よし、やるか」という気持ちになれる閾値が低い。これが継続の鍵だ。

最初は1回もできなくてもいい。毎日ぶら下がるだけでも背中と腕が鍛えられる。1週間で3回、1ヶ月で10回できるようになる。そこから先は加速度的に増えていく。

実家ではドアジム(金属製で耐久性重視)、自宅アパートでは懸垂バーを使っている。どちらも優秀だが、耐久性を重視するならドアジムがいい。手袋付きのセットは不要だ。軍手で十分だ。

木刀——腕を太くしたければこれ

父が剣道好きなため、実家には木刀が何本もある。高校生の頃から素振りを始め、最初は上半身の筋肉痛で寝返りも打てないほどだった。慣れると腕がみるみる太くなった。

素振りの科学的な効果は握力・前腕・肩の複合的な強化だ。特に前腕の鍛錬は、長時間のペン持ちや文字書きの疲労軽減に直結する。受験生にとって、筆記の疲れを減らすことは地味に重要だ。

さらに、素振りには精神統一の効果がある。単調な動作を繰り返すリズミカルな運動は、セロトニンの分泌を促す。勉強の合間に数十回素振りするだけで、頭がすっきりして集中力が戻ってくる。私は東大受験の直前期もこれを続けていた。

初心者は400〜500gの軽めのものから始めてほしい。私が使っているのは赤樫の八角型(1.6kg)だ。最初は3日以上筋肉痛が続いたが、今は普通に振り回せる。慣れとは恐ろしいものだ。

ダンベル——任意の重量を選べるものが理想

実家のダンベルは5kgを2個、合わせて10kgで使っている。梅干しの重石としても活躍している(本来の用途ではない)。

ダンベルは上腕二頭筋・三頭筋・三角筋・胸筋をバランスよく鍛えられる。懸垂が苦手な人の入門として最適だ。

購入するなら、重量を変えられる可変式ダンベルを選ぶことを強く勧める。成長に合わせて負荷を調整できるため、長期的に使い続けられる。固定式の安いものを複数買うより、可変式を1セット持つ方がコスパが良い。

ヨガマット——腹筋には必須

何も敷かずに腹筋をすると腰を確実に痛める。厚さ10mm以上のヨガマットを使うことを勧める。父は薄いマットを使って腰が痛いと言っていた。厚さはケチらないほうがいい。

腹筋は毎日やりすぎると逆効果だ。筋肉は休息中に成長する。48時間の回復期間を設けることが理想だ。毎日続けたい場合は、強度を低くするかクランチ(上体起こしの小さな動作)にとどめるといい。


筋トレを長く続けるための3つのコツ

① 目標を「理想の姿」に置く

「健康のため」「受験に役立てるため」という目標では続かない。私の経験上、続く動機は「こうなりたい」という具体的なイメージだ。

私はロッキー・ブルース・リー・高倉健の体に憧れた。鑑賞しながら「自分もこうなる」と思い続けた。その一念が、何年も続けさせてくれた。

受験生であれば「入試本番に最高の状態で臨める体をつくる」というイメージでもいい。体力があれば集中力が長持ちし、緊張しにくくなる。それだけで受験の結果は変わりうる。

② 義務にしない・気負わない

毎日続けなければならないというプレッシャーをかけると、1週間で辞める。私も気負いすぎると3日続くかどうかも怪しくなる。

最初は「気が向いたときにやる」で十分だ。それが少しずつ楽しくなり、自然と毎日やるようになる。習慣化は強制ではなく、楽しさから生まれる。脳科学的に言えば、楽しいと感じるとドーパミンが出て「また明日もやろう」という動機が生まれる。この循環に入れるかどうかがすべてだ。

③ 勉強との組み合わせを意識する

筋トレは勉強の「合間」に入れることで、両方の質が上がる。

具体的には、1時間勉強したら5分筋トレする。このサイクルを繰り返す。筋トレ直後から数時間はBDNFが脳内で発現し続けるため、そのウィンドウの中で勉強すると記憶の定着率が高まる。「運動→勉強」の順番を意識するだけで、同じ勉強時間でも成果が変わってくる。


まとめ:筋トレは勉強の相棒だ

筋トレで腹筋が割れる。それは表面的な結果に過ぎない。

筋トレを続けると、寝つきが良くなる。質素な食事でも美味しく感じる。自信が湧いてくる。胸を張って歩くようになる。集中力が上がる。記憶が定着しやすくなる。

これらは全て、脳科学と心理学が裏付けていることだ。

まず懸垂バーを1本、ドアに取り付けてほしい。それだけで始められる。喪服が腕を通らなくなるほど鍛えられたら、それはそれで問題だが——それくらいになるまで続けてほしい。

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