【灘高合格体験記】高校入試直前期の1日ルーティンを振り返った
こんにちは、ガクです。
入試シーズンですね。
前回、東大生の1日ルーティンという記事を書きました。
正確には、「東大生の」ではなくて、「私の」です。
わざわざ灘高とか東大とか書いているのは、Googleの検索にひっかかりやすくするためです。
読者さんが増えれば、私もブログを続けるモチベにつながりますからね(正直)。
さて私の灘高受験時代の過ごし方を振り返りましょう。
最難関校受験生は必読です。
では、いきますよ!
1日の流れ
以下に示したのが、私の入試直前期(1ヶ月)の過ごし方です。
- 6:00起床アラームで起きます
- 6:00~7:00朝食新聞を読みながら
- 7:00~7:30暗記復習前日夜に学習した暗記事項を復習
- 7:30~10:30過去問演習アナログ時計の針を実際の時間に合わせます
- 10:30~11:30昼食ゆっくり食べます
- 11:30~12:30散歩太陽の光を体いっぱいに浴びます
- 12:30~13:00休憩コーヒー豆を挽きます(淹れるのは父…笑)
あとゴマを擦ります(私の日課) - 13:00~15:00過去問演習ガシガシ解いていきましょう
合間に軽く筋トレします - 15:00~15:30犬の散歩親戚の柴犬を連れて(可愛くて癒されます)
- 15:30~18:00問題集を解く苦手分野をゼロにします
- 18:00~19:00夕食家族そろって楽しいひととき
- 19:00~21:30問題集を解く勘を鈍らせないよう、トレーニング!
- 21:30~22:00入浴ゆっくり湯船につかります
- 22:00~22:30まとめノート作成苦手分野をまとめます(←これほんま大事!!)
- 22:30~23:00?暗記作業ひたすら暗記。眠くなったら寝ます^^)/
- 23:00?就寝眠くなったら寝ます!
いかがでしょうか。
1日あたりの総勉強時間は10時間超えているはずです(計算してみてください)。
休みの日などは設定しておらず、平日も休日もすべて上記のスケジュールで過ごしていました。
学校の時間と同じように、家庭内での過ごし方も計画しておくと、毎日がスムーズに過ごせます。
みなさんも、勉強以外に生活面も計画立てて実行してみてください。効果絶大です。
追記
私は完全独学で高校受験に挑んだので、すべて上記のスケジュールで回していました。
通塾時間を節約した分、散歩や睡眠に時間を割きました。
家族とコミュニケーションする時間が多かったのもよかったです。
こうすることで、気分は常にリフレッシュされ、すべての勉強に対して最高のパフォーマンスを発揮することができました。
ですので、下手に徹夜したりする必要もありませんでした。毎日、自信満々です笑。
追記2
中学校の先生の言葉に甘えて、学校は休ませてもらいました。毎日が休みです。
当時は地元公立に通っていましたが、とっても協力的で優しい先生に恵まれました。
感謝しています。特段の理由がない限り、学校は休ませてもらいましょう。
下手に風邪をもらってきては、これまでの努力が水の泡です。
その代わり、合格したらきちんと挨拶とお礼に行きましょうね!
ポイントは3つ
毎日、最高のパフォーマンスを発揮することです。
そうすることで、自信が生まれます。
自信はパフォーマンスをさらに高めてくれます。
生活も含めて、すべての質を高めていきましょう。
規則正しい生活を続ける
毎朝6時起床を守っていました。
起きるのは何時でもいいのですが、二度寝だけはしないようにしています。
朝、ぐずぐずしてしまうと、1日が台無しになってしまうので、ここは頑張ります。
私の家庭では、食事・入浴もすべて固定の時間でしたので、計画が立てやすかったです。
生活に必要最低限の行事は、時間を決めてしまうと勉強も進めやすいです。
特に、入試直前期は長時間かかる過去問演習をしますので、不規則な生活リズムだと緊張感も薄れてしまいます。
追記
入試直前期は食事内容にも気をつけると良いです。
夜食は絶対にしない。
ジャンクフードはいっさい食べない(意志力低下を防ぐため)。
栄養のある食べ物を食べる。
これらを守ってください。
詳細は、以下の記事に書いています。
毎日軽い運動をする
最大の目的は気分をリフレッシュさせることです。
毎日、屋内にこもって勉強しても息が詰まってきます。
血行も悪くなってきて、腰痛や肩こり、眼精疲労の原因になります。
パフォーマンスを下げないためにも、運動はしっかりと行うようにします。
入試直前期はあまり事故・怪我をしない運動が良いです。
いちばんのおすすめは散歩。
毎回コースを変えたり、道端の草花を覚えたり…。
何か新しい発見を探しながら歩くと良いです。
余談
散歩は万人におすすめしたいです。
私は大学受験生時代はサイクリングをしていましたが、入試直前期は(やはり)散歩に切り替えました。
転んで怪我したりすると、それだけで2点、3点取りこぼしそうですからね。
ラジオ体操もしていました。高校同期からは「お前は爺さんか!?」と言われましたが、とてもおすすめです。
追記
日光に当たるとセロトニンが生成されます。セロトニンはメラトニンに変換されて睡眠の質を高めてくれます。また、日光を浴びることで体内リズムが整います。是非とも、屋外で体を動かしましょう。
睡眠を工夫する
睡眠は、極めて大事です。
いかに質の高い睡眠を心がけるかで、翌日のパフォーマンスは劇的に変わります。
睡眠の質を高める方法はいくつかありますが、おすすめは以下の3点です。
睡眠の質を高める方法
日中に太陽の光を浴びる(メラトニン分泌)
夜食は絶対に口にしない(胃を休める)
就寝前は絶対にスマホ・PCを触らない(ブルーライト厳禁)
脳は睡眠中、1日に学んだことを整理・定着しています。
言ってみれば、睡眠も学習のうちです。
ともすれば、邪魔者扱いされる睡眠ですが、十分にとりましょう。
世の中に、ショートスリーパーと呼ばれる人は僅か5%に満たないと言われています。
私はこれまでに1人しかみたことがありません。
無理して徹夜したところで、日中に眠気を催したり、集中力が切れたりするとなんの意味もありません。
高校入試直前期の過ごし方を振り返る
それでは、冒頭で紹介したスケジュールを振り返っていきます。
これ以降、力を抜いて書いていますので時間のない人は飛ばして構いません。
(手は抜いていませんよ!?)
起床〜朝食
- 6:00起床アラームで起きます
- 6:00~7:00朝食新聞を読みながら
毎日、決まった時間に起きます。
この頃は、起床後すぐに朝食をとっていました(家族と合わせるため)。
新聞を開いて「ながら朝食」をしていました(←いけませんね)。
ゆっくり1時間かけて完了です。
午前の勉強
- 7:00~7:30暗記復習前日夜に学習した暗記事項を復習
- 7:30~10:30過去問演習アナログ時計の針を実際の時間に合わせます
朝食後は、前夜の暗記項目を復習します。
ここで、脳を起こします。
いわば、ウォーミングアップですね。
そのあとは、アナログ時計の針を実際の試験時間に合わせて、本番さながらに過去問に取り組みます。
追記
独学で高校受験に挑むには、いかに緊張感を持って過去問に取り組めるかが鍵となります。
時計の針を試験時間に合わせることで、少しでも緊張感を増すのが狙いです。
昼食〜散歩
- 10:30~11:30昼食ゆっくり食べます
- 11:30~12:30散歩太陽の光を体いっぱいに浴びます
- 12:30~13:00休憩コーヒー豆を挽きます(淹れるのは父…笑)
あとゴマを擦ります(私の日課)
昼食後はもっとも集中力が切れやすいです。
眠気も催しやすいので散歩します。
風のない穏やかに晴れた日は、畦道に寝転がって昼寝したりもしました(←誰やねん)。
散歩から帰ってきたら、コーヒーの豆と胡麻をすり潰します。
私の日課です。
午後の勉強
- 13:00~15:00過去問演習ガシガシ解いていきましょう
合間に軽く筋トレします - 15:00~15:30犬の散歩親戚の柴犬を連れて(可愛くて癒されます)
- 15:30~18:00問題集を解く苦手分野をゼロにします
散歩でリフレッシュ後は残りの過去問を解いていきます。
私の場合、直前期はやることがなさすぎて大学の入試問題を解いたりしていました(英語)。
長時間ぶっ続けでもいいのですが、晴れた日は犬の散歩をしていました。
親戚の犬なのですが、柴犬の雑種でたまらなく可愛い!
散歩していても、すれ違う人から声をかけられるくらい可愛いです。
余談
ちなみに、親戚の犬もガクと言います。
ややこしすぎます。
余談2
ガクという名前は父が付けました。
でも、実際は雌犬でした笑。
とっても長生きで、21年も生きました。
追記
灘高入試本番では、東大英語そっくりの形式で出題されて、私は思わずニンマリ。
やるものですね。
夕食
- 18:00~19:00夕食家族そろって楽しいひととき
お待ちかねの夕食です。
仕事の合間に帰ってきた父も交えて、家族全員で食卓を囲みます。
幼少期からそうでしたが、家族で一緒に食事することほど、リラックスできて、楽しいひとときはありません。
ストレスを溜め込まないよう、ポジティブな話題のみを話します。
追記
私は、毎回「美味しい!」と言うようにしています。
こうすることで、母も喜びますし、料理も美味しく感じるからです(いや、実際に美味しいのですよ。本心です)。
夜の勉強
- 19:00~21:30問題集を解く勘を鈍らせないよう、トレーニング!
さあ、ラストスパートです!
ここを一踏ん張りすれば、最高のお風呂が待っているのですから。
今日も完全燃焼を目指しましょう。
追記
夕食後は集中力が低下するので、過去問は解きません。
問題集をガシガシ解いていきます。
難問にぶつかれば、眠気も吹っ飛ぶよね!?
入浴
- 21:30~22:00入浴ゆっくり湯船につかります
入浴後は家族と談笑
ここから、質の高い睡眠を得るための儀式?が始まります。
湯船は熱くない温度でゆったりと浸かります。
シャワーだけよりも、湯に浸かりましょう。
とにかく、リラックスするのです。
1日の疲れをすべて落としましょう。
昆虫が脱皮するイメージです(例えとしてOKかな!?)。
余裕があれば、風呂の中で1日の復習作業を済ませてしまいましょう(もちろん頭の中で!)。
入浴後は家族と談笑します。
間違ってもギスギスしたりしてはダメです。
睡眠が乱れます。
就寝前の勉強
- 22:00~22:30まとめノート作成苦手分野をまとめます(←これほんま大事!!)
- 22:30~23:00?暗記作業ひたすら暗記。眠くなったら寝ます^^)/
- 23:00?就寝眠くなったら寝ます!
ここでの勉強の目的は、睡眠の質を高めることです。
根を詰めて取り組む必要はありません。
やることは2つ。
まとめノートの作成
暗記作業
これだけです。
まとめノートで1日の勉強を振り返ります。
自分が苦手な部分、重要だと思った箇所をまとめていきます。
就寝前は自分を振り返る作業が向いています(私は大学に入ってからも継続しています)。
もう1つ、受験生におすすめなのは、暗記作業です。
就寝中に記憶を定着させるため、暗記系は寝る直前に行います。
ノルマを決めるのではなく、眠気を誘うために行います。
繰り返しになりますが、すべては、睡眠の質を高めるためです。
そして、眠くなったら寝ます。
眠れない時は、ボソボソと暗記作業を続けます。
(横になっても眠れないのですから、勉強時間が増えたと思って喜びましょう)
最後に|私は徹夜否定派です
夜型を否定しているのではありません。
徹夜を否定しているのです。
立場柄、保護者の方とも話をすることがあるのですが、
徹夜=努力だと思っている人が多すぎます。
私から言わせれば、さっさと寝て翌日に高パフォーマンスを発揮するほうが、よっぽど質の高い勉強ができると思うのですがね(と正面向かって言えないので、やんわり提案するだけですが…)。
受験生のみなさんへ:もし、親から徹夜を強要されたらキッパリ断ってください。
保護者のみなさんへ:是非とも生活習慣を整えてください。徹夜厳禁でお願いします笑。
また次回にお会いしましょう!
それでは!!
コメント
コメント一覧 (10件)
ガクさんへ
灘高受験のブログ記事をよく読ませていただいております、自分の参考になりそうなことばかり書いてて有難い限りです。
今回、ガクさんに質問が2つありまして、
まず一つ目ですが、
直前期のルーティンの記事で質問なんですが、苦手ノートの作り方を教えていただけますでしょうか?
二つ目は、
僕は灘高校に行きたいのですが、塾の模試で灘高校でE判定をもらってしまい、自信を失くしてしまいました。今まではA判定だったんですが、、
それで、やる気がなかなか出なくなってしまいました、ガクさんにやる気の出し方を教えていただきたいです。お願いします!
長文で失礼しますが宜しくお願いします。
苦手ノートはまとめノートと同じだと思ってください。
自分が間違えやすいポイントや弱点を中心に書いていきます。あまり丁寧に作ると時間がなくなりますから、手際良くメモする程度で良いです。これらを毎晩寝る前に見ると、力が伸びます。ぜひ試してみてください。
1回判定が悪かっただけで、自信を失くすのは甘いです。
受験は精神勝負でもあるので、学力だけでなく気概も試されます。私は受験界の成功者(ここでは難関を突破した人を指します)の文章をよく読むようにしていました。「東大理Ⅲ」という書籍がおすすめです。手元に置いて、いつでも参照できるようにしていました。他には、灘の学校案内(説明会でもらったもの)を隅々まで熟読しました。
東大理III 合格の秘訣
https://amzn.to/3BWEvd6
←モチベーションを高めてくれる良書です。大学受験にも役立つので、今のうちに買っておいて損はないです。
余談になりますが、日記や散歩も良いですよ。早起きして歩いてみてはいかがでしょうか。気分がすっきりします。
灘高受験、応援しています。頑張ってください。
ありがとうございます❗️
まとめノートには間違えやすいポイントとかをどういう風に書けば良いですか?
何度も質問してすみませんが良ければお答えしていただけると嬉しいです。
ご返信が遅れました。このところ、なかなか時間が取れず…。お待たせしてしまい、申し訳ございません。
以下、ご回答差し上げます。
まとめノートはとにかく手際よく作成すると良いです。
必ずしもノートにまとめる必要はありません。教材に書き込んでも良いです。
毎日使用するような教材(メイン教材)については、解答解説集に補足事項をたくさん書き込んでまとめノートとみなしていました。たとえば英語であれば、ロイヤル英文法の例文や説明を書き写すなどすると良いです。
模試や試験、過去問については散逸しやすいため、間違えた問題の要点や間違えた理由をノートにまとめていました。近いうちに動画で紹介しましょうかね。
当初、問題のコピーをとってノートに貼り付けていましたが、ノートが分厚くなって見た目がよくないのと、あまりに面倒くさくなってしまったため、長続きしませんでした。
いろいろやり方を変えてみて、自分に合った方法を続けるのがおすすめです。
返信遅れてすみません。
素晴らしいアドバイスをありがとうございます!是非参考にさせていただきます!
現在、中学二年生で来年から始まる受験期に向け、情報収集をしていました。
こちらのサイトでは問題集など、詳しく説明されていて本当に参考になりました。
内容を読み、志望校について考えたときに、相談したく思いました。
中学二年生、地方公立高校に通っていて、地方で最難関の公立A高校に進学しようと思っています。
A高校には順当に一年間勉強をしていけば合格するだろうと思っています。
ただ、大学は国立の医学部に行きたく、そのために、数英の予習や灘・開成の生徒と並べるような実力を持ちたいと考えています。しかし、公立の勉強もしなくてはならず、いまいち勉強のスケジュールを立てることが難しいのが現状です。
偏差値は72で、A高校はA判定でした。
数学と社会は苦手ですが、英語や国語は中学範囲を予習し終わりました。
簡潔に述べると、五科ともに公立中2の進度と同じレベルです。
平日6~7時間、休日12時間程度の勉強時間が確保できる環境です。
ガクさんならば、全体的にどのような流れで受験勉強を進めますか?
いつもご覧くださりありがとうございます。
英語・数学を中心に大学入試を見据えてどんどん先取り学習を進めれば良いと思います。
英語は先へ進んで全く損はありません。数学は中3秋頃から高校入試向けの問題を一日数問ずつ解いて勘が鈍らないようにするのがおすすめです(特に幾何)。
灘の生徒は入試直前期に本気を出せば一気に伸びる人が多いですので、いまは彼らを追い越すくらいの意気込みで取り組んでみてください。
「公立の勉強」とは、定期テスト対策でしょうか。もし内申点などをあまり気にしなくても合格できそうであれば、テスト勉強はほどほどにして、先取り学習にエネルギーの大半を注ぐのはいかがでしょう。私は公立中に転校後は学校の勉強はノータッチでした。
もしよろしければ、他の読者様の参考にもなりますので進捗報告や教材の使用感などもお送りください。今後もお便りお待ちしております。
応援しております。
返信が遅れてしまい申し訳ありません。
細かいアドバイス、ありがとうございました。これからは予習を中心に進めていこうと思います。
進捗と教材についてですが、すこし書かせていただきます。
自分はもともと公立受験のために、内申を重視してテスト勉強を中心におこなってきました。
なので、教材は定期テスト対策のものを使っていました。
予習や発展的な学習の面で言うと、
数学:自由自在を終わらせる。ハイクラス徹底問題集、数1Aの白チャートに手を付ける。
国語:200語程度の古語の単語帳に手を付ける。
英語:英文解釈の技術に手を付ける
というような感じで進めています。
三年生に進級する前に、数学と理科を中学範囲を終わらせることを目標に現在勉強しています。
アドバイス、本当にありがとうございます。
ご返信ありがとうございます。
これからも頑張ってください。
応援しております。