【新入生におすすめ】灘高→東大卒が今も使い続ける勉強グッズ8選|長く使えるものだけを厳選

新生活が始まるとき、つい「せっかくだから良いものを」と財布が緩みやすい。
でも振り返ると、本当に長く使ったものは、派手さとは無縁のものばかりだった。私立中高一貫校、公立中学、灘高、東京大学とさまざまな環境を経てきたが、どこへ行っても手放せなかった道具がある。
この記事では、私が今も実際に使い続けているもの、使い続けて初めてわかった本質を正直に書く。中学生から大学生まで、買い直しなく使えるものだけを厳選した。
① 腕時計|カシオ リニエージ
中学入学のとき、父とSEIKOとCITIZENの店を回った。でも僕が選んだのはカシオだった。「これがいい」と言い張った。
その選択を、今でも正しかったと思っている。
登山でも、沢登りでも、−30℃の厳冬期縦走でも、壊れなかった。過酷な環境でガシガシ使っても動き続ける。しかも安い。
勉強道具としての腕時計に求める機能は、シンプルだ。
まずアナログ針であること。デジタル表示では時間を「量」として把握しにくい。「あと30分」という感覚は、アナログ針を見て初めてリアルに感じられる。過去問を解くとき、模試本番のとき、この感覚が集中力を支える。
そのうえで、ソーラー発電と電波機能。電池切れも狂いも、受験期に余計な不安を生む。
私が20年近く使い続けているのは、カシオのリニエージシリーズだ。薄い、軽い、コンパクト。フルメタルでありながら圧迫感がない。サファイアガラスを使ったモデルは傷もつきにくく、視認性も高い。受験会場でも日常でも、何も気にせず使える時計だ。
② 電子辞書|カシオ EX-word / シャープ Brain
「スマホで調べればいい」という人がいる。でもスマホは気が散る。通知が来る。SNSを開く。勉強の流れが途切れる。
電子辞書は、辞書だけに集中できる道具だ。それだけで価値がある。
中学生のとき電子辞書を手にしてから、英語の勉強が変わった。特に英英辞典が素晴らしかった。意味を英語で調べる習慣が、語彙力を底上げしてくれた。大学生になってからも、中高時代の電子辞書をそのまま使っていた。
選ぶときの基準は一つだ。英英辞典が複数入っていること。コンテンツ数の多さに惑わされてはいけない。使わない書籍を大量に詰め込んで数を稼いでいるものもある。
2大メーカーの違いはこうだ。
カシオ EX-wordは、灘の生徒の大半が使っている定番だ。英和辞典や国語辞典などのコンテンツが非常に充実しており、周囲に合わせたい人・定番を選びたい人に向いている。バッテリーは乾電池(充電池も可)のため、電池切れの心配が少ない。
シャープ Brainは、液晶画面が回転してタブレットのように使える点が特徴だ。操作性が良く、私はこちらを好んで使ってきた。リチウムイオンバッテリー内蔵で充電式。画面の広さと操作のしやすさを重視するならシャープが向いている。
機能面は同価格帯ならほぼ互角だ。使い勝手の好みで選んでいい。
③ 通学リュック|グレゴリー ルーヌ22
いろいろなリュックを使ってきた。その末にたどり着いたのが、グレゴリーのルーヌ22だ。
グレゴリーは1970年代にアメリカ・カリフォルニアで生まれたバックパックメーカーだ。登山用バックパックから始まったメーカーで、過酷な環境でも体への負担を最小化する設計が骨格にある。その技術が、通学・通勤用のルーヌシリーズに生きている。
ルーヌ22の特徴は、22Lという絶妙な容量だ。教科書、参考書、タブレット、着替えを入れても余裕があり、荷物が多い日でも対応できる。背面は通気性を考えたパネル構造で、長時間背負っても疲れにくい。チェストベルト付きでリュックのブレを抑えられるため、自転車通学にも向いている。
スタイリッシュで余分なデザインがなく、中学生から社会人まで使い続けられる。少し高価だが、長く使うことを考えれば十分な投資だ。
④ シャープペンシル|三菱鉛筆 クルトガ
定番中の定番だが、やはりこれに戻ってくる。
クルトガの仕組みはシンプルだ。書くたびに芯がわずかに回転し、常に芯の先端が均一に削れる。字が太くなりにくく、長時間の筆記でも読みやすい文字が続く。
受験期には数時間にわたって書き続けることがある。そのときに、文字の線が安定していることは思った以上に重要だ。
⑤ 消しゴム|トンボ鉛筆 MONO
結局これに戻ってくる。
よく消える。折れにくい。安い。これだけで十分だ。下手に高価な消しゴムを試したこともあったが、MONOに戻ってきた。完成度が高い。
⑥ 学習タイマー|ドリテック
勉強時間を計る習慣は、独学の効率を大きく変える。
スマホのタイマーでも代用できるが、スマホを触るとSNSや通知が気になる。専用タイマーを机に置くだけで、その誘惑が消える。
過去問演習では本番と同じ制限時間を計ることが重要だ。試験会場と同じ緊張感を作れるかどうかが、直前期の演習の質を左右する。ドリテックのタイマーは操作がシンプルで視認性が高く、受験生に広く使われている定番だ。
⑦ ワイヤレスイヤホン|AirPods Pro / Anker Soundcore
電車通学をしているなら、これは早めに買ってほしい。
僕は長い間、「ワイヤレスイヤホンは無駄な買い物だ」と決めつけていた。それでも買った。即座に後悔した——いい意味で。コードの絡まりがない。リュックを降ろすときに引っかからない。上着を脱ぐときに外れない。ちょっとしたストレスが全部なくなった。
往復の電車時間を英語のリスニング学習に変えられる。塾に通う時間とお金をかけるより、この1台の方が英語力への貢献が大きいと思っている。
予算がある人にはAirPods Proを勧める。ノイズキャンセリングの完成度が高く、音楽を聴かなくても周囲の雑音が消える。勉強への集中が別次元になる。
予算を抑えたい人にはAnker Soundcoreシリーズが安定している。僕自身、Ankerで十分だと感じている。カナル型のため周囲のノイズも大幅に低減される。電車内でのリスニング学習に不満を感じたことがない。
⑧ 勉強椅子|コクヨ
最もお金をかけるべきアイテムだと思っている。
灘高の同期に腰痛で病院通いになった人がいた。笑い話ではなく、受験期にそれは痛手だ。姿勢の歪みは、じわじわと集中力と体力を削っていく。
椅子は合う・合わないが人によって異なるため、店頭で実際に座ってみることを勧める。ただ、万人が合わせやすい椅子として、コクヨの学習椅子は中学から高校の6年間使い続けた実績がある。クッション性が高く、背もたれのローバック設計が圧迫感を軽減する。10年以上経った今も実家で現役だ。
どうしても合わない場合は、低反発クッションを追加するだけで劇的に改善されることもある。椅子そのものを買い替える前に試してほしい。
長く使える道具を選ぶ
新生活の買い物は、つい気持ちが大きくなりやすい。でも本当に大切なのは、毎日気持ちよく使えることだ。
カシオの時計は中学入学から今も現役で動いている。電子辞書は大学まで使い続けた。椅子は10年ほどして、表面カバーが劣化してきたが、よく耐えたと思う。長時間、私を支えてくれた。長く使えるものを選ぶことが、結果として最も賢い買い物になる。
自分が毎日使いたくなる道具を、一つひとつ丁寧に選んでほしい。





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