数学オリンピック対策|予選合格におすすめの教材・問題集&勉強法|JMO, JJMO
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みなさんは、数学は好きですか??
受験勉強の数学なんて面白くないですよね。
結局、テクニックと少しばかりの思考力と直感が働けば、スラスラ解けてしまいますよね。
受験数学は半分テクニックみたいなもんです(本気)。
こんな勉強に時間を捧げるのはもったいなくないですか?
だったら、もっと楽しいことをしましょうよ。
数学の世界を存分に探検したい。
そんなあなたにとっておきの大会があります。
今回は、巷で有名な数オリ。
出場しただけで、おっ!?となる。数オリについてお話していきますよ!!
数学オリンピック対策を動画で
おすすめ教材とその使い方、私の勉強法について動画にまとめました。
数オリとは?
みなさんは、数オリって聞いたことはありますか?
まず、はじめに数学オリンピックについてお話ししましょう。
一般に、「数オリ」と略されているものには、次の3種類があります。
JJMO
日本ジュニア数学オリンピック (Japan Junior Mathematical Olympiad) のことで、2003年1月より始まりました。
対象者は中学生以下になります。
後述のJMOと同様の形式で選考が行われます。
JMO
日本数学オリンピック (Japan Mathematical Olympiad)ですね。
最も有名で、数多くの受験者が押しかけるのが、この大会です。
よく、数オリ(すうおり)と略されます。格好つけてJMOと読んだりもします。
私も参加しました。
公式ホームページには次のように記述されています。
JMO のコンテストには、予選とそれに続く本選があります。予選は、1月(成人の日)に各都道府県1ヶ所以上の試験会場で実施され、成績順に約200名を A ランク(予選合格)者、A ランク者を含めて上位50%までを B ランク者、それ以下を C ランク者と定めています。A ランク者、B ランク者には、特別選抜入学試験制度等への特典があります。
続いて、A ランク者を対象に本選が2月(建国記念日)に行われ、約20名が JMO の AA ランク者に選ばれ、優勝者には川井杯、さらに成績順に金・銀・銅のメダルが授与されます。この AA ランク者が IMO の日本代表選手候補として3月の春の合宿に参加し、そこでのテストの結果等に基づいて日本代表選手6名が選ばれます。
私が出場した時は、予選合格者は上位100名だったと記憶していますが、増えたのですかね。
その分、予選が通りやすくなった?ということですから、みなさんも是非、応募してみてください(例年10月末頃に締め切られます)。
追記
2021年以降は予選をオンライン開催するケースが増えており、いつもと扱いが異なります。
IMO
国際数学オリンピック (International Mathematical Olympiad) のことです。
人によっては、「イモ(芋)」と呼んだりしています笑。
この大会で受賞すると新聞に載るくらい、おめでたいことです。
私のクラスメートも何人か入賞しました。
数学オリンピック予選に合格する勉強法
数学好きなら、是非ともオリンピックに挑戦して欲しいです。
私の通っていた灘高は受験する人がとても多く、秋になると、「数オリ考えている奴らは、はよ応募しとけよ〜」なんてリマインドしてくれてました。
有名進学校なら掲示板にポスターが貼られているはずですし、数学の先生にも通知が来ているはずです。
要項を読んで、是非とも応募してください。
まずは、ジュニア数学オリンピック(JJMO)の過去問集!
まずは、様子をつかみましょう!
おすすめは、ジュニア数学オリンピック(JJMO)の過去問集です。
数学オリンピック(JMO)を受ける場合でも、先にジュニア数学オリンピック(JJMO)の過去問集を解いてください。
主に以下のような違いがあります。
ジュニア数学オリンピック(JJMO)過去問集:知識編・問題編・過去問・誤答集
数学オリンピック(JMO)過去問集:過去問のみ(日本・国際大会など)
ここで重要なのが、ジュニア数学オリンピック(JJMO)過去問集には知識編と問題編が収録されている点です。
解答の方針も丁寧に書かれているため、非常に勉強しやすい構成です。
高校入試や大学入試とは、全く違った形式に驚くと思います。
なんというか、テクニックに頼らない算数のような楽しさ?があります。
次に、中学生からの数学オリンピック
続いて、安藤哲哉さんの「中学生からの数学オリンピック」をお勧めします。
中学生からの数学オリンピックには、日本大会の問題ではなく、海外の数学コンテストを収録しているため、補完として使えます。
問題も学年別・単元別・レベル別(難易度別A-D)に分けられているため、自身の学力に応じて効率よく学習できます。
とにかくおすすめ!
最後に、数学オリンピック(JMO)過去問集
〆は、数学オリンピック(JMO)過去問集です。
国際大会やそのほか各国の試験も載っていてハードル高めです。
そのほかおすすめの参考書・教材
このブログ記事の最後にもご紹介しますが、定番の参考書を読むのがおすすめです。
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私は、記述をそのままノートに書き写すスタイルでいきました。
数学特有の頭の使い方に慣れるためです。
「数学の世界」シリーズが秀逸です(←私のいちばんのオススメ)。
初心者でも読みやすい形式になっており、数学が楽しくなってきますよ!
必須の参考書
以下、必須の参考書を列挙します。
灘や開成など、難関校を目指す人も是非、マスターしてください!!
数オリ事典は値段が高いので、学校の図書館所蔵のものを使いました。
それ以外は、購入必須です笑。
おすすめの参考書
最近、出版された本です。
数オリ受験者の中では、もはや定番になっています。
市販の問題集
これまで紹介してきた本も市販のものですが…、
もっと受験本っぽい問題集もあります。
名前もズバリ、数オリを意識していますね。
計画を立てる
ここから、再び受験ライクな勉強法になるのですが、計画を立てていきます。
私は過去問と定番問題集を軸に進めていきました。
どの日に何をやるか。どの問題を間違えたのか。自分に足りない分野は何か。
これらを一覧表にして、明確にしていきます。
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この計画表を見ると、年末年始に集中的に取り組んでいたことが伺えます。
制限時間があるため、自分でストップウォッチを持って問題を解いていました。
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お役立ちリンク
参考になりそうなサイトです。
数オリ問題コーナー 終了しましたが、問題と詳細な解説が数多く掲載されています。ダウンロードして印刷すると良いです。
夏季セミナー 日本代表選手を対象に行われる強化合宿。写真も掲載されており、モチベ維持につながります。
↓アナログ派の私がAmazonプライムを使い始めました。購入金額に縛られずに翌日無料速配はとっても便利です。
動画も無料で見放題なものが多いです。有名どころはだいたいカバーできているのではないでしょうか?
みなさんも是非!
コメント
コメント一覧 (4件)
こんにちは
コメント失礼いたします
僕は灘高受験を考えている中3です
今はハイレベ演をひたすら解いています
そこで質問なのですが、灘を受けるのにこの記事で挙げられている参考書や問題集を使うのは有効でしょうか
正直数学はすこし苦手な科目なのでどうしても点数を伸ばしたいのですが、、、
よろしくお願いいたします
中3ということは、入試まであと半年ですね。
数オリの教材は時間が余ったときや、受験勉強がつまらなく感じたときに解くと良いです。
数学が苦手な場合は、ハイレベ演やそのほか東京出版の教材を解く方が良いです。特に幾何(図形)の問題は「目で解く幾何シリーズ」なども活用して、いろんなパターンに習熟しておくのがおすすめです。
目で解く幾何シリーズ
https://amzn.to/3R1zJzv
←電車の中でも気軽に取り組めて、良い本でした。
灘高受験、頑張ってください。応援しています。
私は現在、数学ジュニオリの勉強をしているのですが、あまり知識編の文章が理解できません。
ガクさんもそのような経験はありますか。また、どのように理解を深めるのか意見を頂きたいです。
私も数オリは理解できないことばかりでした。
難しい定理や性質でも、さらっと書かれていますよね。
まずは、以下の順番で教材を解いてみて、中学数学を完璧に仕上げてみてはいかがでしょうか。
チャート式体系数学(数研出版)
https://amzn.to/495Ch8q
中・高一貫の数学(東京出版)
https://amzn.to/3Od2wBP
数学オリンピックで善戦するには、量と経験が必要です。
着実に固めていってください。