ゴロ覚えの正しい使い方
なかなか、覚えられない。
そんなときゴロ覚えに頼ることはありませんか?
今回は、ゴロ覚えについて話していきます。
ゴロ覚えのメリット、デメリット
まずは、メリットとデメリットについてです。
メリット
- 暗記時間の短縮
- 分野への苦手意識を払拭
デメリット
- 本来の関係性が見えなくなる
- 先生から不審に思われることがある
ゴロ覚えをどんどん使っていいもの
単語の意味と名前に全く関係性が見られないもの。
これはゴロ覚えを使ってしまって大丈夫です。
たとえば、
- 元素の周期表
- 歴史の年代
- 平方根の値
などですね。
元素は皆さんが水平リーベ~と言うように覚えていると思います。
ゴロがなかったら暗記に時間がかかりますし、すぐに忘れてしまったでしょう。元素の性質と周期表での位置には明確な関係性がありますが、元素の名前は発見者がつけたものですので、全く無関係のものです。つまり、別の人が発見していたら当然ながら別の名前になっていたよねと言うことです。
歴史の年代もゴロが有効に役立つ例です。
出来事の起こった年よりもその順序を気にするべきです。そもそも不確実性に富んでいます。せっかく「いい国1192」で覚えたのに「いい箱1185」になったと言われてもえー??ですよね。つまり、試験に年号を答えさせること自体がナンセンスです。
平方根の値。
海外の友人に聞いてみましたが、そんなの覚えていないよという答えが返ってきます。これを暗記するのは、日本だけなのでしょうか?でも、知ってて悪くない数字です。いや、是非とも覚えてしまいましょう。ゴロを有効活用して。
ゴロ覚えは使わないもの
- 英単語
- 数学の公式
- 歴史上の出来事の順序
まず、英単語。
これにゴロを使うことほどナンセンスなことはありません。単語はきちんと語源があります。それを意識して学習した方が何倍も効果的です。
次に数学の公式。
これも探せば出てきます。ゴロが。でも、そんなもの見なくてもいいです。自分で導出してください。その方が何倍も力が身につきます。
歴史上の出来事も、なぜ起こったか、きちんと理由があるから順序があります。
日清、日露戦争も背景を意識することで理解が深まります。ゴロに頼りきってしまうと、歴史的背景を無視しかねず、これは学習というよりは、暗記になってしまいます。そんなの面白くないですよね。背景を知ってこそ勉強が楽しいのです。
まとめ
ゴロは物事を単純に見せかけて理解しやすくするメリットがあります。
しかし、何でもかんでもゴロですませばいいかと言うと、そう言うわけではありません。
理屈でカバーできるところをゴロで済ませるのは逃げです。
せっかくの学習機会を放棄してしまっています。
これは、もったいない!
うまく、ゴロと理屈を駆使して学んでいってください。
ちなみにですが、
語呂合わせは英語でmnemonicsと言います。
日本人には馴染みがありませんが、海外ではよく使うようです。
ありふれた言葉で表現するならgame of rhymingとか、play on wordsとかですかね。
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