【必読】灘&東大|入試直前期の過ごし方を振り返った

SNSが人を惹きつける5つの理由

ガクさん
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東大院生です。独学で灘・東大に合格しました。数学オリンピックで2回の受賞歴があります。

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小さな教室を作りました。

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一人ひとりの特性に合わせて「自立(自律)して学ぶ子ども」を育成します。

子どもたちが「学心」で学んで、
教室を出るときには、新しい世界が目の前に広がっているような、
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私と一緒に学びたい子どもたち、大募集です!

教室の風景

小学生〜高校生が同じ空間で、自分の夢に向かって励んでいます。
地元の子どもたちから、灘中・灘高・オリンピック志望者まで在籍。
知的な興奮と歓びが漂う、集中して学べる環境です。

  • 気づいたら、スマホに時間を取られていた。
  • 今日は〇〇を勉強しようと思っていたのに…。
  • 勉強していたら通知が来て、邪魔をされた。

そんな経験は誰にでもあると思います。

SNSがこれほど普及したのには理由があります。

スマホに翻弄されて使っているよりは、

どうしてSNSがこれほども広まったのか、

その構造的な仕組みを考えながら使う方が、勉強になります。

つまり、

  • なぜ、自分はSNSをチェックしようとしたのか?
  • SNSはどうして人を惹きつけるのか?

今回は、こうした純粋な問いに迫っていきます。

目次

フェイスブックが成功した理由

まずは、世界的に大成功を収めたフェイスブックについて見ていきましょう。

創設者のザッカーバーグはしっかりとユーザーの希望を把握し、そこから新たな欲望を拡大させる能力に長けていました。

つまり、

人々が何を欲しているか、

そしてどんな欲望を持っているか

これらについて、表面的なユーザーの声や世の中の偏見に惑わされず、データを見ながら探り続けたのです。

ユーザーの反応を見ながら新しい機能をスピーディーに追加していき、反応が悪かったらすぐに機能を消していくというアップデートを繰り返していきました。

そこには次に紹介する5つの要素があります。

発展し続けるサービスに共通する5つの要素

私たちが、普段から何気なく使っているサービス。

普及するのには理由があります。

発展するシステムには次の5つの要素が重要になってきます。

  1. インセンティブ
  2. リアルタイム
  3. 不確実性
  4. ヒエラルキー
  5. コミュニケーション

それでは、これらを順番に見ていきましょう。

インセンティブ(明確な報酬)

まずは、何かしらの報酬(インセンティブ)や明確なメリットが必要です。

「いいな」と思っても実際に普及しないサービスにはインセンティブの設計が欠けているのです。

ところで、インセンティブってご存知ですか?

辞書を引いてみますと、

incentive: a thing that motivates or encourages one to do something

というように説明されています。

目標を達成するための動機のことですね。

経済では報酬という意味もあります。

2つのインセンティブ

さて、インセンティブには大きく2つの欲望が関わっています。

一つ目は、人間の生物的な欲望です。

つまり、

衣食住といった日常生活を営むために必要な欲求、

そして子孫を残すといった種の生存のための欲求

などです。

二つ目は、社会的な欲望です。

これは

金銭欲、承認欲、競争欲

など複数の欲望で組み合わされています。

現代の欲望、3Mとは?

今、2つの欲望を紹介しました。

現代では生物的な欲望よりも社会的な欲望が目立ってきています。

とりわけ、3Mを満たすサービスは急速に発展していきます。

3Mとは

儲けたい、モテたい、認められたい

のことです。

リアルタイム(時間による変化)

インセンティブに加えて時間によって状況が常に変化するという要素も必要になってきます。

変化が全くない環境で生活することを想像してください。

将来安泰であればラッキーかもしれません。努力する必要もありません。

しかし、全体の活力は落ちてくると思いませんか?

人間が活発に活動するのは、変化が激しい環境、緊張感が必要な環境なのです。

つまり、先が見えない。

自分が努力すれば世界が広がるかもしれない。

そのような状況を作り出すことで、進歩は生まれるのです。

不確実性(実力だけでは通じない)

さて、

これまで、インセンティブとリアルタイムについて説明してきました。

システムには不確実な要素があった方が活気も出てきます。

これはリアルタイムの説明ともかぶります。

つまり、

不確実性は将来が見通せないことを示します。

単純に目の前のタスクをこなしていれば右肩上がりなんてことはないですよね。

そこには機会や運が関係してきます。

例えば、

どうしてあれだけ秀才な奴が受験に失敗したのだ?

こういう経験はありますか?

みなさんの受験の中でも、不確実な結果は頻繁に見かけます。

単純な学力だけでは決まらない世界があるということに気づきます。

しかし、不確実性があるからこそ、合格可能性が低い受験生も必死になって試験に取り組もうとします。

仮に、模試の成績通りに入試の合否が決まるとしたら、面白くないですよね。

不確実性があるからこそ、皆が本気で頑張るのです。

まとめると、

自らの思考と努力でコントロールできる「実力」の要素と、

全くコントロールできない「運」の要素

この2つがいいバランスで混ざっている環境の方が持続的な発展が見込めるのです。

ヒエラルキー(秩序の可視化)

目に見える指標がないと参加者は自分の立ち位置を見失ってしまいます。

さらには、自分と他者との距離感や関係性もつかみづらくなります。

世の中には、偏差値、年収、売り上げ、価格、順位のような数字として把握できるものから、身分や肩書きのような分類に至るまで回送や序列にあふれています。

これらのヒエラルキーをうまく組み込むことで、ユーザーは自分の場所を明らかにできます。

コミュニケーション(交流の場)

人間は社会的な生き物ですから、他人との関性で自己を定義しようとします。

自分は一人ではないということに安心感を覚え、他者と意見交換することで知見を広げようとします。

そして、全体が一つの共同体であることを認識し、自分がその中の一員であることに誇りを覚えます。

SNSが広まった理由

はい、

それでは以上の点を意識した上でSNSの仕組みを眺めてみましょう。

承認欲求を満たすために「いいね」やリツイートがあります。

リアルタイム性を維持するためにタイムラインという機能が追加されました。

自分の投稿でどのような反応が出るかは不確実性そのものです。

そこには炎上や批判といったリスクも存在します。

フォロワー数や視聴者数は様々な指標を可視化するのに役立っています。

これによって他人との比較が容易になり、自然とヒエラルキーが形成されていきます。

そして、これら全体がコミュニティとしてまとまっています。

そう、SNSは5つの要素と欲望の構造を完璧に抑えて作り上げられているのです。

まとめ

今回の話題はいかがでしたでしょうか。

  1. インセンティブ
  2. リアルタイム
  3. 不確実性
  4. ヒエラルキー
  5. コミュニケーション

これらの5つの要素が入っているシステムは発展を続けるということです。

いつも触れているSNSを見る目が変わったのではないでしょうか。

普段から物事の構造や本質を探ろうとする癖をつけておくことをお勧めします。

常に考える脳にできます。

何かが起こるには常に原因・理由があるのです。

それを素早く探し出す訓練も楽しいですよ。

(学校の勉強がつまらなくなってしまうかも)

なお、今回のお話は以下の書籍を参考に書きました。

時代の流れを掴むのに役に立ちます。

参考文献

『お金2.0』佐藤航陽

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