遺伝子組み換え大豆は食べていいの?
ときおり、見かけます。
遺伝子組み換えという言葉。
なんとなく怖い。
避けたい。
こう思っている人が多いのではないでしょうか?
目次
遺伝子組み換えとは?
簡単に言います。
遺伝子組み換えとは、自然界で起こらない遺伝子操作を強制的に行うことを言います。
具体的には、
ある生物の遺伝子を、他の生物に組み込んで新しい性質を持たせる
ことです。
たとえば、
バクテリアの遺伝子を大豆の遺伝子配列に組み込むなどですね。
遺伝子組み換えをする理由
改良期間を大幅に短縮
たとえば、
日本では大豆の品種改良は交配によって行われています。
何世代にもわたる交配と選抜によって、
より良い大豆を収穫できるようになりました。
魅力的な品種を簡単に作る
たとえば、
- 除草剤に強い
- 害虫に強い
- 乾燥に強い
- 特定の成分を高める
食品用のアメリカ大豆は大丈夫?
日本が輸入しているアメリカ産大豆の90%以上が遺伝子組み換えです。
しかし、これらのほとんどが油脂生産用となっています。
食品用のほとんどは非遺伝子組み換えです。
日本で遺伝子組み換えが行われていない理由
これは安全性への懸念が高いからです。
- 健康や環境に良くない影響をもたらすのではないかと不安に思う人が多い
- 危険性について完全に払拭できていない
- 大豆の歴史が他国に比べて長い
- 交配による品種改良が遺伝子組み換えに負けていないとの自負
特に3つめ、4つめの理由は日本人として大切にしていきたいです。
大豆文化は1万年以上前の縄文時代から続いているとされており、自然を大切にしたいという伝統的な精神が根底にあります。
結論
油は遺伝子組み換えが多いですが、
食品にはほとんど使われておらず、
アメリカやカナダ産だからといって、そこまで気にする必要はないようです。
追記
私の実家は、断固反対。国産大豆しか買いません。息子の私は安さにつられてカナダ産大豆の納豆、豆腐を食べています。
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