【必読】灘&東大|入試直前期の過ごし方を振り返った

【自宅学習】自発的な学習を促す方法|オペラント条件づけとは?

ガクさん
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東大院生です。独学で灘・東大に合格しました。数学オリンピックで2回の受賞歴があります。

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小学生〜高校生が同じ空間で、自分の夢に向かって励んでいます。
地元の子どもたちから、灘中・灘高・オリンピック志望者まで在籍。
知的な興奮と歓びが漂う、集中して学べる環境です。

読者様よりご寄稿いただきました。
実践的な内容が盛りだくさんです。最後までご覧ください。

目次

オペラント条件づけとは?

オペラント条件づけとは、報酬や嫌悪刺激(罰)に適応して、自発的にある行動を行うように、学習することである。スキナー箱とは、マウスが餌が出るレバーを押すように自発的に行動するようになることを観察する代表的な実験装置である。
(Wikipedia)

For example, when lab rats press a lever when a green light is on, they receive a food pellet as a reward. When they press the lever when a red light is on, they receive a mild electric shock. As a result, they learn to press the lever when the green light is on and avoid the red light.
(https://www.verywellmind.com/operant-conditioning-a2-2794863

上記説明ですが、緑のランプが点灯しているときにレバーを押すと、ネズミは報酬として餌をもらえるます(左)。一方、赤のランプが点灯しているときにレバーを押すと、罰として電気ショックが与えられます(右)。結果、ネズミは、緑のランプが点灯している時にはレバーを押すようになります。逆に、赤のランプが点灯している時にはレバーを避けるようになります。

オペラント条件づけを意識→子供の勉強を促す

ネズミなら餌ですが、小学生の場合はキャンディ、チョコレート菓子などで条件を満足するのではないでしょうか。お菓子で釣って勉強をさせることの賛否はあるでしょうから、これはあくまで、方法論の一つと考えてもらって良いと思いますが、子供に学習習慣を身につけさせるためには、「馬の鼻先に人参をぶら下げる」ような思考が必要なのかもしれません。さらに我々大人でさえ、この理論を意識できるようになれば、日常のあらゆる場面で意欲的に行動するようになると考えられます。

ただし、上記理論を実践する上で、慎重に考えて欲しいことがあります。「子供の勉強」を促すための説明は、左の図だということです。一方、オリジナルの実験内容を尊重し、そのままのせていますが、「勉強をしない」行動に対して「右図のような罰を与える」ことは避けるべきです。当然のことながら子供達は実験動物ではありませんので。「勉強をしない」ことはニュートラルで良いのではないでしょうか。また、各家庭でそれぞれ違うと思いますが、勉強とは対極にあるものを想定し、勉強すべき時間に、例えばだらだらテレビを見ている場合に、親がどのような対応をすべきか、各家庭で考えてみるのも良いと思います。

あくまで私のイメージですが、

(左図)
(1) 決められた時刻に、親が声かけをする。(緑のランプが点灯)
(2) 子供が勉強を開始する。(レバーを下げる)
(3) お菓子を一緒に食べる(餌を与える)…

(右図)
決められた時刻にテレビを見ていた場合は、番組の途中であろうが、自分でテレビを消すよう促す。

「報酬」はお絵描きやドリルも効果あり|私の経験談

話変わりますが、高校生の息子が幼稚園生の頃、市販のドリルを一枚だけ、毎日夕食後に一緒にやってあげました。

学習そのものも楽しそうにやっていましたが、その後に、本来ならゴミ箱に捨ててしまいそうなもの、例えば、学習が終わったドリルの隙間や、コピー用紙の裏などに、好きな絵を描かせていたです。「学習後に好きな絵を描くことができる」というのも、当時は有効だったのかもしれません。

 

小学生になってそろばん教室に通いましたが、その教室で配布される算数のドリル(そろばんとは関係のないもの)を好きなだけさせていました。

薄いドリルでしたが、週二回のそろばん教室に行くたびに一冊やり遂げるわけですから、先生もびっくりしていたようです。その時の「報酬」が何だったのかはよくわかりません。話を聞いてみると、学習を進めること自体が楽しかったのだろうと、本人は当時を振り返っていました。

このことから、

(1) 学習習慣が身につくと、
(2) 学習を進めることそのものを好きになる可能性がある

のだと言えます。

幼少期にすべきこととして、ガク氏も次のように言っておられます。

(1) 学習習慣を身につけること
(2) 学ぶことを楽しいと感じること

以上、それぞれ具体的な方法論が必要だと感じ、何か提案できるものはないかと思案し、上記「オペラント条件づけ」に行き着いたわけです。

自発的な学習を促すタスクシート(学習記録)

ガク氏とのディスカッションにより、タスクシートの話題になりましたので、それに絡めて、自発的な学習を促すタスクシートの作成を試みました。ご参考までに。

方法論
  1. 自発的な学習を促すタスクシートの作成
  2. 教材を本人に選ばせる(ガク氏の経験談)
実践例
  1. 子供と一緒にタスク内容を決める。(勉強内容の他、お手伝いの内容を入れても良いと思います。)
  2. タスクを一つ完了するたびに、小さなお菓子を与える。
  3. 5つのタスクが全て完了すると、サインまたはコメントを書いてあげて、大きなお菓子を一緒に食べる。
  4. 毎日のタスクシート が7枚溜まったら、教材費として貯金箱にコインを入れてあげる。
  5. 3ヶ月後に教材を本人に選ばせ購入する。
  6. ルールを改定する。

管理人からのコメント

お世話になっております。
立て続けに素晴らしい記事をご寄稿いただきありがとうございます。

オペラント条件付けは教育分野でも応用が進んでいる印象を受けます。実際の指導に活用している学習塾で仕事をしたことがあります。

振り返ると私も似た経験がありました。小学低学年の頃、自学自習教材にシールが付属していたのですが、単元を進めるごとにシールを貼っていくと大きなイラストが完成するという仕組みでした。これは楽しかったです。少しでもワクワク感が大きいと学習習慣も継続しやすいのではないかと感じます。最終的には勉強そのものに感動を見出すのがベストですが、そのレベルに至る入り口としてはこの例のような方法は適切でした。

こちらのご寄稿もぜひ掲載させてください。

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この記事を書いた人

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