英検 Support Program ESG
小5の娘が英検ESGなるものを受験してきました。
ESG=Elementary School Goals
「弊協会の英検 Support Program※1 の一環として、 小学校英語教育の 指導改善 と 学習到達状況の確認 を行うためのサービス」らしいです。
娘が受験したのは、
教員向け 『指導パッケージ』 …授業時間内に教員が児童を対象に利用する補完教材
児童向け 『確認パッケージ』 …学習到達度を確認し、客観的指標で表す測定ツール
のうちの、児童向け「確認パッケージ」です(当然ですが)。
ESG(テスト)のために準備したこと
以前、英検5級を受験した近所の会場の主(小さな塾)から案内があり、無料なので気楽に受けてみることになりました。とは言え、英検4級ホルダーとして恥ずかしくないようにと、英検5級4級の簡単な復習と、英検3級のリスニング、さらに、進行中の「PROGRESS IN ENGLISH」も中断せずに計画通りに進め、ESGテストを受験してきました。
ESGの内容
Elementary School Goalsの名の通り、小学生の到達目標なのだそうです。英語が小学校の正式な教科としてスタートしているはずですが、テストの内容は英検5級よりも簡単なものでした。結局のところ、中学1年生=英検5級レベルということでしょうか。そうだと、従来通りのレベルなのすね。
リスニングが20問、リーディングが20問であり、リスニングの問題の内容を帰宅後に再現できるほどのもので、娘にとっては、とても簡単な内容でした。満点だと思います。最後に、28問からなるアンケートがありました。「〜について伝えることができますか?」のような問いでした。
総じて、表現が悪いですが、散歩がてらに出向き簡単なアンケートに答えて、文具のプレゼントをもらってきたような感じです。
オランダとの比較
おそらくですが、ネイティブスピーカーの6年生(相当)は、専門用語が出題される英検1級は難しくても、英検準1級には合格できるのではないでしょうか。そのように考えると、ESGはグローバルには、全く話にならないレベルだと言えます。
ふと英語が堪能なオランダ人の知り合いを思い出したので、オランダの英語教育についてネットサーフィンしてみました。
「抜粋」
非英語圏で実施する英語テストで、2年連続トップのスコアを出したオランダ。
5歳から11~12歳までの7~8年間が初等教育。12歳までにCEFRのA1-A2レベル。
国としてバイリンガル教育に取り組み、早期外国語教育が盛んなVVTO校がある。VVTO校とは、小学1年生から外国語教育を導入する学校のこと。英語だけでなく他言語も学習できるが、多くが英語を選択。
15歳以上のオランダ人の94%以上がバイリンガル。もちろん、3カ国語あるいは4カ国語以上を操る人も多く存在します。オランダでは、どのような英語教育が行われているのでしょうか。
「抜粋終わり」
CEFRのA1-A2は、英検3級準2級だと言われています。中学2年生の時点で準2級ですね。その3年後(高2相当)でバイリンガルということです。後日表にしてみようと思っていますが、オランダに比べて遅れをとっているのだと思います。
思わぬ副産物
日々の英語学習は、毎日毎日前に進んで、常に新しいことを学んでいるのでストレスが溜まるものですが、今回の簡単なテストを挟むことで、息抜きにはなったようです。それと、ますますやる気が出てきたようなのです。これは特筆すべきでしょう。このモチベーションで数ヵ月後には3級に合格するだろうなと、私は思うのでした。
管理人より
ご投稿ありがとうございます。
ESGを受験したことでやる気につながったようですね。
頑張ってなんとか達成できるかどうかギリギリの目標ばかりでは、息が詰まってしまうかもしれません。気分転換にちょっとしたテストを受けることで、いまの学習を見渡す余裕が生まれたのではないでしょうか。
登山でも同じようなことが言えるように感じました。
高峰を目指すとき、途中に現れる展望休憩所が癒しになります。これまで歩いてきた道のりを眼下に収めて満足と自信を得るだけでなく、同時に山頂までのルートを確認できて都合が良いことも多いです。
逆に、現在地とゴールまでの距離が分からなければ意欲は減衰しやすいです。
体力と精神力を鍛えれば、霧や吹雪で視界がなくても楽しめるようになるのでしょう。
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