結果が「見える」と成功する

- なかなか結果が出ない。
- やる気も出ない。
- すぐ挫折する。
そういうときは、とにかく可視化するのです。
成果が見えてくると、現状把握が容易になります。
成果が見えてくると、ポジティブ思考になります。
成果が見えてくると、意欲がさらに向上します。
挫折したもの
本当に多くの挫折を繰り返してきました。
新聞論説のまとめ
ずっと国語が苦手でした。
そして、いくら勉強しても成績は上がらないため、嫌いになりました。
国語の得意な従兄弟に何度も相談に行きました。
でも、伸びることはありませんでした。
読書量は誰にも負けていないはずなのに、どうして自分だけこんなに悪いのか…。理解できませんでした。そして、さらに嫌いになりました。吐き気がするくらいに。
そこで、読解力(と同時に時事力)を身につけようと新聞に掲載されている論説をまとめることにしました。
毎日2テーマずつ進めました。線を引きながら重要事項を把握し、ノートに要約です。
しかし、これは長続きしませんでした。いわゆる三日坊主です。あまりにも効果が見えなかったのです。
こんなことをするくらいなら数学を学んだ方がよっぽど幸せだと思いました。
柔軟運動
学年でいちばんと言っていいほど身体が硬かったです。
それは今でも変わりません。
小学生の頃から体育の最初に行う柔軟運動は苦痛でした。一人だけウンウン唸っていました。つま先に手が届く人がいるなんて信じられませんでした。
そこで、風呂上がりに柔軟運動をして、少しずつ体を柔らかくすることにしました。
けれども、一向に成果を実感できません。
1ヶ月ほどで諦めてしまいました。
ちなみに、父は1年かかってつま先に足がとどくようになり、今では見違えるほど体が柔らかくなっています。同じように研究室の教授も入浴後に柔軟体操を始めたところ非常に柔らかくなったと言っていました。
まだまだ、自分の意志が弱いことを思い知らされた次第です。
水泳
ずっと逃げ続けていました。
進学先に灘を選んだのも、水泳が無いことが大きな理由の一つです。
これは非常な後悔を伴います。本当に後悔しています。
今では、足の届かない川を見ると本当に怖いと思うようになりました。
大学に入って、沢登りを始めましたが、泳げないと万が一の時に命の危険に晒されます。そうでなくても行き先が大幅に制限されます。
つまり、水泳という能力の欠如で私の行動範囲は極端に狭くなっているのです。
これは損しているなとつくづく感じる日々。
成功したもの
今まで挫折を繰り返してきましたが、それ以上に成功したことも多いです。
早起き
いちばんの成功要因は、集中力が高まり1日が濃くなるということです。
そして、生産性の向上を実感しました。
つまり、充実しているということ。
朝は本当に最高の時間帯です。
外が静か、皆より頑張っているという自負、メリットを上げればキリがありません。
中学生の夏は3時半に起きて勉強していました。
今年も見習って、夏期間は3時50分に起きてトレーニングと勉強です。
筋トレ
本格的に始めたのは大学に入ってからです。
それまでは全く興味がなく、勉強の合間に腕立て伏せや素振りをしていたくらいです。
きっかけは、父が本格的にトレーニングを始めたことです。そのあと、映画ロッキーを見て、私も本格的に始めることにしました。
トレーニングを始めてから、私の肉体は見違えるように充実してきました。
継続の要因は、上達が目に見えたことです。
私のトレーニングは特殊で、ジムには通いません。プロテインも飲みません。できる限り、自然に鍛えたいと思っていました。
見せるための筋肉ではなく、実用的な筋肉をつけたかったのです。
メインメニューは懸垂に絞りました。
トレーニング場所は主に公園でした。ただ、雨の日にトレができないとストレスになるため、自宅に懸垂棒を設置しました。これによって、自宅メインで外出中は公園で懸垂をするというスタイルが築き上がりました。
懸垂の良いところは、上達を回数に換算して、可視化しやすいということです。
初めは、3回ほどしか懸垂できませんでしたが、今では30回連続でできるようになりました。また、一日あたり200回以上しています。
こうすることで、私の肉体は一気に変わったのです。
知り合いとすれ違うたびに筋肉のことについて話題を振られます。
温泉に入れば見知らぬ人からも話しかけられることが多いです。
登山においてもメリットはありました。筋肉をつけることで登攀中の事故が防げるということ。そして、行ける場所が増えるということです。
意外ですが、勉強にも大いに役立っています。
筋トレすることでやる気がみなぎった状態になり、集中力が高まることがわかりました。
本当にメリットしかないので、今日も早起きしてトレーニングです。
「嫌い」を克服できたもの
好きなことの方が多いですが、嫌いなこともあります。
克服していくと、好きなものに囲まれて幸せです。
当然ですが…。
作文
これは国語と同じくらい厄介なものでした。
いくら時間を割いても言葉が出てきません。
白い用紙を前にして途方にくれるばかりです。
小学校ではいつも居残って仕上げていました。学校の中で最も苦手なものの一つが作文でした。
しかし、そんな作文嫌いな私がだんだんと好きになってきたのは高校生の時でした。
この頃、学校で全く習わないような勉強をしようと思い立ち、WEBサイト作成やマーケティングを始めました。
その時の読者から数多くのお褒めの言葉をもらい、自分の文章に自信を持つようになりました。
さらに、人に物事を伝えることが楽しいと感じるようになり、それ以来、筆まめになりました。
今では毎日最低でもA4一枚の分量を随想として書き続けています。
初対面の人と話す
根っからの恥ずかしがり屋でした。
子供の頃、親が知らない人と話していると電柱の影とかに隠れてしまっていました。
それ以外でも、学年の最初に皆の前で自己紹介をするときは本当に緊張していたのを思い出します。
しかし、最近は初対面の人とも積極的に話すようになりました。
とりわけ、登山をしていると見知らぬ人と話す機会が多いですが、双方に時間があるときは話題を広げるようにしています。
中には、生き様を聞き出せることもあり、本当に学ぶことが多いです。
そうです。
会話も勉強の一種なのです。
ですから、会話の機会を増やせば増やすほど、私はたくさん勉強できたことになります。
スキー
本当に嫌いでした。
山が大好きな少年でしたので、そんな山を削るなど信じられませんでした。
山地開拓事業は身を削られるように感じていたのです。
ゴルフ場やスキー場はその典型例でした。
スキーなんて一生やるものかと心に決めていました。
いわゆる、やらず嫌いでした。
ところが、転機が訪れたのは大学1年生の冬です。
大学山岳部に入部して、雪山登山のメンバーはスキー錬成が必須だということを知りました。渋々5日間の合宿に参加し、みっちり叩き込まれました。全身が筋肉痛で階段の上り下りも苦痛でした。ゴツいスキーブーツによる痛みと激しく転倒した痛みも相まって、寝るのも辛かったです。
それから1週間後には雪山に登っていました。スキーを履いて。
雪質が良く、ゲレンデよりも上手に滑れました。決まったコースはないので好きなように木立をかいくぐって滑りました。
本当に自由自在です。
おまけにスキーを使うことで大幅に時間短縮も可能なことがわかりました。歩けば何時間もかかるような場所でも小一時間で移動できます。
それほど、スキーは道具として画期的なものでした。
スキーそれ自体が目的というよりは、移動手段としてのスキーでした。
こうしてスキーを持って山に出かけているううちに技術も向上し、滑ること自体も楽しくなってきました。
まとめ
それまで辛かったことは考え方・見方を変えることで楽しくなります。
物事を習得する際は進捗状況を可視化することで、方向性が明らかになります。
結果が目に見える形で現れれば、前向きな思考になれます。
ポジティブ思考は継続を強く後押しします。
継続は成功を呼び寄せます。
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