灘卒東大生の父の7つの趣味

親の趣味は子供にも大きな影響を及ぼします。
間違いなく。
東大生の父親には強いこだわりを持っていることが多いです。
私の知り合いを眺めても、コーヒーやお茶などにも強い関心を示しています。
今回は私の父を例にして、その趣味がどのように子供(私)に影響を与えたのか見ていきます。
インドアとアウトドアに分けて紹介していきましょう。
インドア
本当に勉強熱心です。
勉強
父の最大の趣味は勉強です。
非常に勉強熱心で、ある一つのことを始める時は書籍を読み漁って徹底的に詳しくなろうとします。
子どもは親の背中を見て育つと言いますが、私の場合もまさにその通りでした。
常に勉強に励む父の姿がありました。
私は負けず嫌いですので、なんとしてでも博識の父を追い抜こうと必死で勉強しました。
すると、父も高度な数学の問題集を買ってきて自分で勉強を始めるものですから、もはや競い合いです。中学生の頃は、「今どこまで進んだ?」とお互いに聞き合っていました。学校で習うような範囲は中学3年生で父を追い越すことができました。
読書
自宅に書庫部屋を構えるほどでした。
家族は勝手に図書館と名付けています。
上記の勉強とも関連していますが、読書にも熱中しています。
読書の時間を確保するために独立したくらいでした。
私の家は裕福ではありませんが、書籍にはお金を惜しまずに投下していました。
その代わり装飾品は一切買わず、お酒も飲まず、車も安いもので済ませていたため、全体としてみればOKなのでしょうか。
ただ、大量の本を携えて帰宅した時は母の顔が引きつることもありましたが…笑。
クラシック音楽
はじめに聴きたいと言い出したのは私のようです。
上質なものに接することで、生産性は高まります。
自分ではよく覚えていないのですが、小学生の頃にモーツァルトを聴きたいと言ったようです。
それから、瞬く間にオーディオとCDがそろえられました。
今では百数十枚のCDが棚に並んでおり、朝からゆったりとした音楽が流れています。
アウトドア
父は強靭な肉体を持った人でもあります。
登山
父は20代から始めたようです。
雪の北アルプスにも登っており、釣りや自転車、キャンプも含めてアウトドアでは最大の趣味のようです。
毎週末山へ通っています。
私も歩けない時分から背負われて一緒に登っていました。
虫取りだけではなく、山菜探しや木の実拾いもよくしました。
小学校に上がると山の上でもテントを張るようになり、自分で自分の荷物を担ぎました。
根性がついたのは登山のおかげです。
美しい風景もたくさん見ました。とりわけ大峰山脈の八経ヶ岳(近畿最高峰)から見た躍動する雲海は今でもありありと思い出されます。海のように目まぐるしく動く雲海を見たのは初めてでした。
自然の神秘を感じました。
登山は五感を活性化させてくれます。
山を歩いていると全ての感覚が研ぎ澄まされてきます。
感受性が豊かになります。
多感な子どものうちに大自然に接するというのは、非常に大きな意味があります。
大人の感性と子どもの感性は違うのです。
自転車
これも20代から始めたようです。
最初はマウンテンバイクを担いで山野に出かけ、トレーニングに励んでいたらしいです。
クロモリフレームは長持ちするらしく、30年以上経った今でも使っています。
でも、最近新しいチャリを買ったと言って見せてくれました。
やはりクロモリフレームでこれも長持ちしそうです。
私と同じように早朝トレーニングをやっているらしいです。
ちなみに、私が今使っているチャリは入門用のアルミで、すでに耐用年数の5年を経過していますが、まだまだ健在です。
筋トレ
学生時代から熱を入れて身体を鍛えていたようです。
誰よりも強くなるために、誰よりも早起きしてランニング、ジムに余念がなかったと言っています。
握力は80kgを超え、手首は指が回らないほど太く、腕ははち切れんばかりの筋肉です。
本当に力持ちで格好いいなとずっと思っていました。
これが脳裏に焼き付いているから、私もトレーニングを続けます。
父のような身体を目指して。
DIY
身の回りのものはなんでも作ってしまいます。
本棚、机、椅子、郵便受け…。
ホームセンターや知り合いの大工さんから木材を調達して、物置小屋で作業しています。
幼い頃は手作りの机と椅子をプレゼントしてくれました。
大きくなってからは本棚や拡張用の机を作ってくれました。
他にもおもちゃも手作りでした。
大きな飾り用の凧や羽子板など、昔の遊びで使うようなものをたくさん作ってくれました。
小学校から帰ってくると、手作りのプレゼントがそっと置いてあったりします。
手作りのものには、既製品にはない温かみや気持ちがこもっており、長く愛用できるものが多いです。
私の家にはそんな手作りの家具がたくさん並んでいます。
まとめ
今から振り返ると、素晴らしい思い出に詰まった幼年時代でした。
全ては父の努力の賜物です。
父は静かですが、多くの時間を自分に割いてくれました。
そして、こう育って欲しいというメッセージを父自身の姿を見せることで、背中で語っていました。
自分で言うのもなんですが、私が最も尊敬する人は父です。
思考に奥行きがあって、圧倒的な読書量を背景に持っています。
なかなか敵いませんが、自分もそのような人に憧れます。
父よ、ありがとう。
家庭の雰囲気↓

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