好きなことを見つけて突き進むことが大切と考える理由
好きなことを見つけて突き進むことが大切と考える理由
前回、子育てで1番大切にしていることについて書かせて頂きました。
今回は、「好きなことを見つけて突き進むことが大切と考える理由」を、私の経験から書いてみたいと思います。
幼少期からの夢に向かって
私は、幼いころから、保育士になるのが夢でした。理由は、通っていた幼稚園の担任の先生がとても明るく優しい先生で、大好きだったからです。その夢はずっと変わらず、幼児教育科のある短大へ進み、保育士になる夢を叶えました。
しかし、全て思い通りに進んできたわけではありません。
まず最初に第一志望の短大は不合格。第二志望の短大へ進学しました。
とても落ち込みました。
憧れていた先生と同じ学校で学びたかったからです。
ピアノや声楽の練習に励み、筆記試験の勉強も頑張っていました。本当に悔しかったことを今でも忘れられません。
しかし、進学した学校での勉強や実習はとても楽しく、あっという間に2年が経ち就職活動の時期がやってきました。
私の希望は、自分が通っていた幼稚園で働くこと。実習にも行き、採用試験を受けましたが、不採用。
「はぁ~、もうあかん」
自分に本当に自信がなくなりましたが、別の保育園で採用して頂き、無事に保育士になることができました。
しかしそこは、自分の思い描いた場所ではなく、短期間で退職してしまいました。
今までの出来事が全て思い返され、自分を責めて、時には周りが羨ましくもなり、情けなくなりました。どれだけ頑張っても思い描いても叶わないことがある。努力しても無駄なんかな…と自分の弱さが嫌になりました。
諦めずに進む
もう保育士は辞めようとまで考えていました。
そんな時に、小さな保育園で保育士を探していると聞き、「もう1度頑張ってみよう」と働くことにしました。まだ働きだして2年目で、全然自分に自信がなく、戸惑っていましたが、一緒に働く方々はとても優しく、だんだん前向きになり楽しく働けるようになりました。
発達障害を持つ子供や、心に悩みを抱えたお母さん達、色々な家族が通っていたこともあり、
心のケアや心理面、子供の発達について学ぶ機会も多く、「人の心に寄り添えるような先生になりたい」と新しく目標ができ、充実した保育士生活をおくることができました。
逆境を乗り越えるために
振り返ってみると、あまり良い思い出はありません。辛いことも多かったです。
でも短大では、大切な友達ができました。
小さな保育園では、アットホームな雰囲気の中で、人の優しさに触れ、子供の発達や心について学びを深めることができました。
壁にぶつかった時には、周りの人に助けてもらいながら乗り越えてきて、今の私がいます。
具体的に乗り越える方法として1番良かったのは
他のことにも興味をもってみる。
ことです。
好きなことに突き進むこと、夢をもつことは
大きな頑張る力になるけれど、
少し視点を変えて、視野を広げてみると、
また新しい考えが生まれてきたりします。
私は悩んだときに、色々な方の本を読みました。ボランティア活動や、旅行、ダンスも習いました。本の作者の考えを知ったり、ボランティア活動など共通の趣味で出会う人たちと話すうちに、こうしなきゃ!もっと頑張らないと!とばかり思わずに、失敗しても道は一つじゃないよ、こんな考え方もあるよ、と物の見方が変わった事が、乗り越えてこれた1つの理由だと思ってます。
興味を見つけて挑戦する
失敗することは避けたいし、目標は叶えたいです。努力してきたのならそのぶんだけ気持ちは大きくなり、失敗したときの辛さも大きいです。
でも失敗したからこそ、できる経験もたくさんあります。
だから、興味があることを見つけたらやってみる。
夢や目標ができたら、挑戦してみる。
こうなりたい、これが好きってゆう気持ちを持ち進んでいけば、遠回りしても、きっと目標にたどり着けると思っています。
また、思っていた結果にならなかったとしても、自分が置かれた場所とか、選んだ道に自信を持つと良いです。
自分の軸を見失わずにいたら、1番じゃなくても、その次の選択が「自分だけの1番」になっていき、達成感を得たり、意欲や元気に変わっていく。その繰り返しで、人は成長するのかなって思っています。
管理人より
ご投稿ありがとうございます。
考え方に共感を覚える点が多く、うなずきながら拝読いたしました。
幼い間は保護者や学校の管理下に置かれており、「安全な」範囲で行動しますが、成長していくにつれて、自分で判断する機会が増えていきます。
自分で決断するということは、知らない世界へ足を踏み入れるのと同じです。全ての責任は自分にあります。こうした責任との向き合い方は難しく、折に触れて自らを苦しめかねません。
逆境にあるとき、苦しいときは、何とかして解決しようと試みます。その際に私たちは、自分の関心事をたどって自身の正体を明らかにしようとしたり、他人の考えに触れて視野を広げたり、自らを客観的に俯瞰する新たな視点を獲得したりするのだと思います。
その結果、新しい境地に達して成長していくのだろう…。
…と、秋晴れの空を走りながら考えました。
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