私が子育てで1番大切にしていること
私が子育てで1番大切にしていること
私が子育てで1番大切にしていることは、子どもの気持ちに共感し、一緒に楽しむことです。
理由は、1度しかない子供との時間の中で楽しい思い出をたくさん作りたいからです。
息子のこだわり
電車と踏み切り
9歳になる息子は、こだわりの強い子です。
2歳頃になりよく外で遊ぶようになると、最初に興味を持ったのは電車と踏み切り。
「さすが男の子!」と私は嬉しくなり、毎日近くの駅前へ電車と踏み切りを見に行きました。
初めのうちはよかったのですが、だんだん電車好きは強くなり、何か別の用事が入ったり、天気が悪くても1日一回は必ず電車を見たいと泣きわめき、なだめるのがとても大変でした。友達とふれ合ったり、他の事にも興味をもって欲しいと思ったこともありましたが、電車と踏み切りがとにかく好きで、駅前に座り込みじーっと見ていました。
踏み切りが鳴ると「カンカンカン!」と目をキラキラさせて喜びます。「電車きたね!かっこいいね!」と一緒に見るのが楽しくて、子育てが大変だなと思うときがあっても頑張れました。
支線ガード
そして、踏み切りと同時に好きだったのは支線ガードです。私は今まで道を歩いていて、支線ガードに興味を持ったことは一度もありません。でも、支線ガードと踏み切りの模様は黄色と黒でよく似ていているのです。
息子は支線ガードを見つけると、触って揺らして観察して、満足そうでした。電車と踏み切りを見ることと、支線ガード探すことが日課となりました。こうして幼稚園を卒園する頃まで、息子は電車漬け。あちこちの駅へ行き色々な電車を見たり連結を見たり、駅名を覚えたり…親子で電車に詳しくなったと思います。
小学生になり、電車への興味は一段落。
虫好き少年
公園へ行くのも好きだったので、今度は虫好き少年になりました!特に好きな虫はセミ。夏になるとセミとりに出掛けました。捕まえるのは私です。息子は怖くて触れない、でも大好きでした。
2年生の夏休みにはセミの羽化を観察することに成功し、親子で感動しました。セミの本をたくさん読んで、博物館へ行き 学芸員さんに質問し、それを記録する。まだあまり上手に話せなかった電車好きの小さな男の子は、自分で疑問に思ったことを調べ、質問し、まとめる努力ができるようになりました。
セミとりは暑かったけど、精一杯 息子のお手伝いをしたことも楽しかった思い出です。
3年生になっても虫好きは継続中。
今はカマキリに夢中です。成虫から生まれた卵。そこからかえった赤ちゃんを1年かけて育て記録し、飼育中です。現在6匹のカマキリが我が家にはいます!
「可愛いね!」「お腹すいた?」とカマキリに話しかけ、妹と一緒に世話をする姿を見ると温かい気持ちにになります。
好きなことで輝く
今まで息子と過ごした中で、楽しい思い出がたくさんあると同時に、興味を示したものに共感し一緒に追求することで、息子は好きなことを見つけ、熱心に取り組むことができるようになったと思います。兄妹の仲も良く、家族の会話も絶えません。
こだわりが強く大変だなと思うこともありましたが、こだわるとゆうまっすぐな気持ちはとても大切で、頑張ろう!と思う気持ちの元になったり、学ぶ意欲に繋がると思っています。
好きだから、知りたくなり、知りたいから、調べる。分かったときの喜びは大きく、それを家族で共有するともっと嬉しい!
好きな事をしているときが1番幸せで輝けるとも思ってます。好きな事に突き進み「これだけは負けない!」と思えることが、自信に変わると考えています。
子育ては悩みも耐えません。
正解もないし、正しいのかも分からない。
子供の気持ちを受け止める大切さを感じています。
そこからチャイルドコーチングとメンタル心理カウンセラーを学びました。目標もできました。
同じように悩んだりしている人に何か伝えたい。そうずっと思っていた事が、学心と先生のサイトに出会うことができたことで、文章にすることができました。
子どもの気持ちに共感し、一緒に考ることは、相手を知る時にとても大切です。安心感や信頼関係も築けます。
楽しい思い出も増えます!
それが将来へ繋がると強く思っています。
以上が、私が子育てで1番大切にしていることです。
管理人より
現在、子育てに励まれているお母様からご投稿いただきました。
私のサイトや教室にご関心を寄せてくださり、「子育てで大切にしていることを伝えたい」と記事をご執筆くださりました。子育てや心理カウンセラー分野などの資格もお持ちで、文章からもお子様への愛情が滲み出ています。
記事の中でも言及されていましたが、好きなことに熱中する体験は、時間が豊富で感覚が研ぎ澄まされた幼少期にこそ大切にしたいものです。
私も自身の幼少期を振り返って思い出すのは、自然の中での遊びでした。
虫とりや秘密基地づくり、登山やキャンプなど、存分に楽しみました。こうした原体験が心の奥底で宝石のように輝いています。大人になった今でも、ふとした折に、幼い私の眼差しが浮かぶことがあります。これからも私を支えてくれることでしょう。
余談になりますが、支線ガードは知りませんでした。
調べたところ、電柱などのワイヤーに被せる黄色いカバーのことのようです。子どもは動くものに興味を持つケースが多いと感じますが、支線ガードに関心を寄せるとは渋いですね。
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