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【英検対策】試験範囲を網羅するための考え方(3)

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読者様よりご寄稿いただきました。こちらに掲載します。

目次

【英検対策】試験範囲を網羅するための考え方(3)

英検準1級取得はセンター試験満点相当である

英検発表の資料をつぶさに見るとわかることですが、英検2級の合格レベル=センター試験の平均点だそうです。また、英検準1級の合格レベルは、英検2級の満点を上回る英語力とされています。さらに、文科省の検討案では、英検準1級合格=センター試験英語で満点の扱いということですから、大学受験をゴールとした英語学習は「高校2年生までに英検準1級取得、残りの1年は赤本での対策」で良いとの結論になります。

ゴールを遠くに設定する

しかし、上記のことを海外在住で英検1級持ちのバイリンガルの知り合いに熱く語った上で、息子の英作文の指導をしてほしいとお願いしたところ、英検準1級取得が目的なら他をあたって欲しいと冷静な返事があったのです。何度かメールでやりとりしたあと、私は気づきました。そのバイリンガルは英検対策指導に自身の時間を裂くつもりはない一方で、本物の英語は教えてあげたいということだったのでした。高校生から海外に渡り、何十年もの間ビジネスマンとしてアメリカで生活している彼です。今となっては我が家の強い味方となっています。そして、私の結論ですが、目先のゴールがどうであれ、それを優にカバーする対策をとればすべての問題は解決するということです。英語4技能すべてに通じる話でもあります。オリンピック金メダリストの考え方も参考になります。

“北島選手がタッチする壁をゴールと思うのを防ぐために、壁をタッチして、振り返って掲示板を見るところまでをゴールと考えて、掲示板を見るところまでを全力でおこなう練習を繰り返したのです。”

英検テストと英語4技能の関係

英検のテストで求められている4つのスキルと文字通りの英語4技能(R, W, L, S)が、お互いどのように関連しているのか、シンプルにまとめてみました。

  • リーディング(test)に必要なスキル = 読めること
  • ライティング(test)に必要なスキル = 読めて、解答を書けること
  • リスニング(test)に必要なスキル = 読めて、音声が聞き取れること
  • スピーキング(test)に必要なスキル = 読めて、質問が聞き取れて、返答できること

だと言えます。もっとも、スピーキングの学習では、解答を書き起こす作業が必要ですから、スピーキング(test)に必要なスキル = 英語4技能と言えるのかもしれません(必要なスキル)。

声にだして学習する

学校や塾での学習で期待できるのは、リーディングのみと言っても過言ではありません。基礎的な意味でリーディングそのものの対策は、当然、人一倍にしっかりやるべきですが、一方、大学受験に必要ないからと言って、スピーキングに力を入れないのは得策とは言えません。言い換えれば、スピーキング対策が他のスキルに好影響を与えるはずです。家庭学習をベースに、日本人がどうにかこうにか海外で勝負できるだけの最低限の英語力を身につけてほしいとの思いも背景にあります。以上のこと踏まえた英検のための方法論です。言うまでもないことですが、知らない単語、熟語、文法事項等は、その都度解決しましょう(テスト対策)。

  • スピーキング(test)対策:
    解答を書いてみる。添削をしてもらう。添削後の英文をネイティブの音声ファイルにしてもらう。繰り返し聴いて、音声を真似て言えるように復唱する。暗唱する。
  • ライティング(test)対策:
    スピーキング(test)対策と同じ
  • リスニング(test)対策:
    教材の音声を繰り返し聴いて、音声を真似て言えるように復唱する。
  • リーディング(test)対策:
    単語・熟語・文法事項を学習する(時には模写する。文章丸ごと暗記する)。音読する。

管理人より

精力的なご投稿ありがとうございます。図表も大変分かりやすく作成していただき、感謝申し上げます。

恥ずかしながら私は英検に詳しくないため、ひとつ一つの文章に「なるほど、そうなのか」と新鮮な気持ちで拝読しました。特に「英検準1級取得はセンター試験満点相当」とは知りませんでした。英検はレベル(級)が細かく設定されているため、学習の達成度確認にも活用できそうです。また、社会に出るときに資格としても役立ちますので、関心がある方は受けてみてはいかがでしょうか。

最後に「スピーキング」の重要性について触れられていますが、これには私も強く同意します。私は受験英語に傾倒した結果、大学に入学後も英会話に苦労しました…。ラジオ英会話やオンライン英会話なども活用して、身近に英語に触れる機会、英語を話す機会を増やすことが重要だと感じます。これは水泳に例えると分かりやすいです。教本を読んだだけで泳げるはずがありませんよね。実際にプールに入って、身体を動かさないと何も始まりません。私は、大学院で留学生チューターとして働くことで(それなりに)スラスラと話せるようになりました。乱暴な言い方になりますが、大学に入ったら数学も理科も(ほぼ)不要です。英語が最強の武器になります。ですから、この記事をご覧のみなさんは英検も活用しつつ英語力の向上に全力を注いでください。

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