【子育て】子どもの頃によく読んだ本|おすすめ紹介
こんにちは、誰よりも本好きな子どもでした(今もそう)。
ゲームやおもちゃは買ってくれませんでしたが、本は惜しみなく買ってくれました。
今回は、本を買って読むことの重要性についてご紹介していきます。
- 知育子育てを実践したい
- 読書好き、勉強好きな子どもに育ってほしい
- 子どもに伸び伸びと育ってほしい
そんな方は今回の記事が役に立つはずです。
それでは、
- それぞれの時期に読んだジャンル紹介
- おすすめの本紹介
という形で進めていきたいと思います。
こんな家庭で育った
本題に入る前に、ざっと私の家庭についてご紹介します。
- 父は岩波文庫を中心に年間200冊読書を20年継続
- 母は絵本の読み聞かせを熱心に実行
異常なまでの本好き一家です。
それ以外は、ごく普通の一般家庭ですね。
ごく普通に地元の中高に進んで、大学に行ければ御の字だったようです。
それが人生わからないものです。
受験まみれになってしまうんですね。
当の本人(私)は楽しんで受験していたので、「結果よし」ということで。
息子視点で教育・子育てについて語る(日本唯一の)ブログです。
親の子育てで良かったこと、役立ったことをどんどん書いていきます。
↓まずは以下の記事から!
幼児
特別に英才教育をするというようなことはなかったです。
紙芝居は図書館から借りて来て、両親によく読んでもらっていました。
図鑑は新しくそろえてくれましたね。
- 絵本
- 紙芝居
- 図鑑
雨の日はずっと図鑑を眺めていた記憶があります。
自分で読んでいた(眺めていた)のは図鑑ばかりでしたね。
読めない漢字・意味のわからない言葉がたくさん出てきて、全てが勉強でした。
家には英語の絵本もたくさん置いてありますが、いまでも心に残っているのは、自然の中で暮らしている生き物を生き生きと描いた作品です。とりわけ、14ひきシリーズを好んで読んでいました。
図鑑は小学館のNEOシリーズをそろえてくれました。親も知らない昆虫や植物を見つけると私の図鑑を開いて探しています。
まずはこの3冊からそろえてみて、興味関心が湧けば徐々に他のシリーズへと広げていけばいいでしょう。
小学低学年
次第に文字が多い本が主体になってきます。
- 伝記
- 児童文学作品
これらを中心に本の世界を広げていきました。
すべて購入してくれました。
私の家庭はおもちゃもゲームも与えられませんでしたが、本だけは好きなだけ買ってもらえました。
本を買うことで、
- 読書量を「見える化」できる
- すぐに手に取れる
- 何度でも読み返せる
といったメリットがあります。
1つ1つに重要な意義があります。
とりわけ文学作品を「味わう」場合は、好きな時に読み返すという作業が欠かせません。
小学校に上がるときに買ってもらったファーブル昆虫記のことはよく覚えています。
本当に嬉しくて、何十回も読み返しました。美しい挿絵と引き込まれるような文体に魅了されました。
シートン動物記も繰り返し読みましたね。良書を与えてくれた親には感謝しかないです。
ドリトル先生も楽しく読んでいました。児童文学作品は深刻なことでも表現を和らげて生き生きと描写しています。
自分も将来、児童文学を探求したいと思っています。(一作品でもいいから書くと決めた)
小学高学年
岩波少年文庫一択ですね。
- 岩波少年文庫
対象年齢に応じて
- 茶色⇨小学生向け
- 青色⇨中学生以上向け
というように色で区別されています。
徐々に青色の本が増えてきました。
小6のときは受験勉強ばかりしていたので、本はいっさい読みませんでした。
モモは中学校に上がってからもなんども読み返しました。大学に入ってからも読み直しました。時間のあり方と生きる本質について鋭く突いた、完成度が高い作品です。
たのしい川べはほのぼのとした物語で、挿絵が好きでした。登場人物はすべて動物たちです。日頃の自然遊びがますます楽しくなります。
中学生
一気に読書量が減りました。
その代わり勉強量が激増しました。
読む本と言えば、
- ブルーバックス(講談社)
- 実用書
が多かったです。
味わうのではなく、重要な点を抜き取る・自分の視野を広げる感じです。
ブルーバックスは大学教授をはじめとして、専門分野をかみ砕いて執筆されています。
大人でも楽しめる&勉強できる本ばかりです。
日々のパフォーマンスを上げるために、習慣や勉強法について書かれた本も読んでいました。
勉強法に関しては灘から東大医学部へ進んだ和田秀樹さんのものを参考にしていました。
高校生
受験生の頃は父の書庫部屋にあった哲学書や伝記も数多く読みました。(←生き方に迷ったため)
- 実用書
- 哲学書
- 伝記
- (ときどき)文学作品
お金を稼ぐためにWEBサイト作成やマーケティングやマネジメントの本を大量に読んでいました。
目の前の目標を追いかけるというよりは、今後の生き方に悩んだ苦しい時期でもありました。
18歳で将来の進路を決めるのは、私には不可能でした。
そのときどきで気が向いたことができればいい。
このように思っていました。
定職になんてつけるはずがない、雇われるなんて我慢できるはずがない、と思っていました。
考えれば考えるほどますます荷が重くなってきます。
答えが探せればと思って哲学書に逃げるときもありました。
本を読み漁った結果、ヘンリー・ソローと出会い、人生の方向性を完全に変えてしまうほどの衝撃を受けました。
大学生
点数を気にした息の詰まるような勉強から解放されて、新鮮な空気を吸います。
これまでと大きく異なるのは、専門書を読む割合が増えたことですね。カテゴリーを列挙すると、
- 実用書
- 専門書
- (ときどき)文学作品
このような形になります。
上京しからは部屋のスペース制限もあって本の購入はめっきり減りました。
図書館に頻繁に通うようになり、その中で気に入ったものは購入しています。
また専門書はアパートではなく研究室の机に置いています。
最後に 本は人生を豊かにし、人生を変える
つねに手の届く範囲に本がある家庭で生まれ育ちました。
本のページを開かない日はありませんでした。
本にもさまざまな種類がありますが、いずれにも共通するメリットは
- 本は人生を豊かにする
ということです。
たとえば、
伝記を読むことで、過去の偉人がどれほど悩み苦しみ、どのように対処し、それをいかにして前進のエネルギーにしてきたかを知ることができます。
実用書は自分に「新たな能力」を身につけて成長するのを手助けしてくれます。
文学作品は「センスのいい」文章に触れることで、自分を磨くことができます。上質なものからは上質なものが生まれていきます。
後世に伝えるものがあるから、人の役に立ちたいから本が存在します。
ネットの情報と比べると当たり外れが少なく、価値のあるものが多いです。
一方で、
人生を180度変えてしまうこともあります。
こんな話を聞くたびに怪しい・信じ難いと思い込んでいた私ですが、
人生の方向性をまるっきり変えてしまう本と出会いました。
- とにかく上を目指していた私は、自己について何もわかっていない
ということに気づかされました。
それが、『森の生活』という本です。
英語版でも購入しました。
著者はヘンリー・ソローで、ハーバード大学卒業後、独りで森暮らしを始めました。
そこで浮かんだ思索の跡が詳細に綴られています。
いまでも寝る前に何ページかに目を通しています。
それほど私の人生を狂わせた書物でした。
余談
この本と出会っていなければ、安定と収入が保証されている道を選んで刺激の少ない人生になっていたと思います。どちらがいいかはわかりません。
それでは!
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