【必読】灘&東大|入試直前期の過ごし方を振り返った

【ぐんぐん伸びる】科学好きになる子育てのコツ&おすすめの本・図鑑|東大生の子ども時代を詳細に振り返った【アウトドア編】

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東大院生です。独学で灘・東大に合格しました。数学オリンピックで2回の受賞歴があります。

学心のお知らせ|管理人が直接指導

小さな教室を作りました。

「点数」にできない力を、
子どもたちはたくさん持っています。

代表が全科目を指導。
一人ひとりの特性に合わせて「自立(自律)して学ぶ子ども」を育成します。

子どもたちが「学心」で学んで、
教室を出るときには、新しい世界が目の前に広がっているような、
そんな体験をして欲しいのです。

私と一緒に学びたい子どもたち、大募集です!

教室の風景

小学生〜高校生が同じ空間で、自分の夢に向かって励んでいます。
地元の子どもたちから、灘中・灘高・オリンピック志望者まで在籍。
知的な興奮と歓びが漂う、集中して学べる環境です。

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夏休みが始まりますね。

幼少期の過ごし方は人生の宝物になります。頭脳も身体も存分に動かして、自分の能力を発揮できると楽しいです。

今回は、私の少年時代を振り返りながら、良かったことをご紹介していきます。

目次

本記事の概要と目的|息子視点の子育て指南

この記事は、私が幼少期の頃に行った活動を全て紹介しながら、子育てアイデアを提供することを目的としています。

いまから振り返って良かったこと、両親に感謝していること、みなさんにもおすすめしたいことを全てお話しします。

本記事は、全体をアウトドア(今回)・インドア(次回)に分けて、さらに項目ごとに細分化しています。誰でも簡単に実践できるものから、さらに応用・発展したものまで網羅しました。是非とも子育てのご参考になさってください。

簡単な自己紹介

アウトドア好きの両親のもとに生まれ、幼少期から自然に囲まれて育ちました。

家におもちゃはなく、欲しいものは身の回りのものを使って自分で手作りして遊びました。祖父母の農作業を手伝うことが多く、1日の大半を水田や畑で過ごしました。また週末は必ず山に登り、長期休暇中は海・山・川へ出かけてキャンプをしました。

自分で勉強を始めたのは、小学2年生の頃。これまでと違った勉強の世界に胸をときめかせながら、少しずつ知識を増やしていきました。小学6年生の1年間だけ進学塾に通い、とある中高一貫校に入学します。そのあと、独学で灘高・東大に合格しました。

現在は東京大学大学院で生物の研究をしています。

子育てで心がけるべきこと|息子視点

これまでの自学自習を支えてくれたのは、幼い頃の自然体験です。

幼少期にどれだけ興味・関心の種を蒔いたか?

これが今後を左右します。

私の場合は最初に虫に興味を持って、徐々に関心の幅を広げていく形になりました。実際に両親が行ったことは以下の通りです。

私の親が実践したこと

  1. 子どもの関心分野を知る
  2. 図鑑を買ってくる
  3. 図書館にも連れて行く
  4. 実際に野外に連れて行く
  5. 分野の専門家の本を購入する(ファーブル・海野和男さん・日高敏隆さん・養老孟司さん…など)
  6. 役に立つ番組も活用する(ダーウィン・子ども科学電話相談)
  7. 自分なりに観察できる環境を整える(飼育ケース・記録ノート)

このように、「書物で学習→屋外で観察→飼育して観察」といった流れを作ってくれました。

順番にステップアップできたため、知識の幅も広がり自信もついたと感じています。


それでは、ここから実際に科学好きな子どもを育てるアイデアを紹介していきます。

アウトドアで科学好きになる

まずは、野外活動から。やっぱり、自然は偉大です。これまでに読んできたおすすめの書籍や関連記事なども紹介しつつ、話を進めていきましょう。

東大生が幼少期に行った野外活動

自然の中でのびのびと育ちました。

散歩

幼い頃から、よく行ったのが散歩です。父と一緒に近くの田畑を歩きました。

植物や昆虫、鳥や雲を観察しながらたくさん話しました。父によると、私は身の回りのことをなんでも質問したそうです。うまく答えられず困ったこともあったようですが、私と一緒に図鑑で調べながら解決していきました。

都会に住んでいる方は、緑地が多い公園がおすすめです。ため池や森林があるとperfect。自然はたくさんの疑問や関心の宝庫です。家の中でじっと座って本を読むより何万倍も学ぶことがあります。

地方や田舎に住んでいる方は、是非とも里山・田畑に出かけてみてください。気分もリフレッシュできて楽しいです。

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おすすめの本はやっぱり、これですね。センス・オブ・ワンダー。

【紹介文】
子どもたちへの一番大切な贈りもの。美しいもの、未知なもの、神秘的なものに目を見はる感性「センス・オブ・ワンダー」を育むために、子どもと一緒に自然を探検し、発見の喜びに胸をときめかせる。

↑父の書棚の一等地に飾られています。

キャンプ

夏休みやGWなどの長期休暇になると、家族で一緒にキャンプをしました。特に夏休みは毎週のように海・山・川へ出かけました。

焚き火をしたり、星空観察をしたり、昆虫採集をしたり…。思い出に詰まっています。

テントはいろんなメーカーから出されていますが、信頼できるものを使うと良いです。登山をする方で初めて購入する方はモンベルが安心。登山をしない方はスノーピークのファミリーキャンプセットが秀逸です。家族で旅館やホテルに泊まることを考えると1回の旅行で元が取れます。

私の家族はアウトドアばかりしていましたが、ホテルや旅館には泊まったことがありません。テントが一番安く、自然を楽しめる方法です。

登山・釣り

信州によく出かけていました。家族で北アルプスなどに登りました。スバルのインプレッサにたくさんの荷物を載せて、夜の高速を走るのが楽しかったです。

あれから10年あまり。大学に入った私はすっかり山に取り憑かれてしまいました。

おすすめの本は冒険図鑑。サバイバル技術が一通り網羅されています。昭和テイストのイラストも好印象です。

↑父が学生時代から所持していました。

東大生が幼少期に行った生き物との触れ合い

虫とり・魚とり

子どもは動くものが好きです。私も例に漏れず、生き物の魅力にとりつかれました。もともと祖母の畑仕事を手伝うことが多かったため、虫に興味を持ちました。父に小学館NEOと詳しめの図鑑を両方買ってもらいました。両者を参考にしながら、昆虫のスケッチを続けて自分なりの昆虫図鑑も手作りしました。

おすすめの本は「生き物としての力を取り戻す50の自然体験」。理化学研究所などが中心になって選定した科学道100にも選ばれています。

【紹介文】
子供から大人まで誰でも試してみたくなる自然体験の数々を紹介!

自然の面白さとは何でしょうか?目を見張る。心が踊る。ほっとする。
自然の中には、心が動く体験がたくさんあります。
こんな体験のなかで、人はふたたび自然の一部となり、失ってしまった「生き物としての力」を取り戻しているのかもしれません。

本書は、これまでとはひと味違う自然体験のアイデア集です。
身近な公園で楽しめるものから森の中で生きる方法まで、感性や心の野生を取り戻す幅広い自然体験を紹介しています。
33人のスペシャリストと、生き物としての力を取り戻す体験をしに出かけましょう。

↑親子で実践できるアイデアがたくさん載っています。自然の世界を探検してみましょう!

生き物の世話

虫に興味が湧き始めると、今度は飼育してみたくなります。虫が誕生してから成虫になるまでの一部始終を観察したいと思うようになりました。モデルにしたのは昆虫学者のファーブルです。小学校に入った私にシリーズ全巻を買ってくれました。毎日のようにページをめくっては、ファーブルの観察力と努力、粘り強さに感嘆の声をあげていました。「僕も絶対にファーブルのような研究者になるんだ」と誓いました。そして、いまでは大学で生物の研究をしています。

【紹介文】
ファーブルが教えてくれる “小さな生命の大きな役割、自然を愛することの大切さ”

大自然の調和と不思議を描いた永遠の名作を生き生きとした文章と豊富な図版で、小学生から大人まで楽しめるシリーズです。

↑ファーブル昆虫記は集英社のシリーズが最も優れています。挿絵が美しく、解説・注釈が丁寧です。

家庭菜園・観葉植物・ガーデニング

努力して育てたものが、成果となって目に見えるのがたまらなく嬉しかったです。野菜の栽培について詳しく書かれた本を読みながら、育て方を真似しました。すると面白いように成長しました。たくさんの花を咲かせ、たわわに実りました。観葉植物や花にも挑戦しました。居間に緑が溢れるようになると、癒されると言って親も喜んでいました。また、庭にはたくさんの花を植えました。種を蒔いたり、挿木をしたり。増やした花はご近所さんにも配りました。みんな心から喜んでくれました。それが嬉しかったのだと思います。中学・高校、そして大学生になっても庭の手入れを続けました。

↑私が実際に愛用していた図鑑。いまでも使っています笑。改訂されて表紙が変わりましたね。

東大生が幼少期に行った教育施設

植物園・動物園・昆虫館・水族館

親とよく行ったのは、植物園です。人も少なく落ち着いているからです。父は極度の人混み嫌い・順番待ち嫌いなので人気な科学施設はあまりいきませんでした。郊外の静かな緑地公園などが多かったです。

博物館・郷土資料館

博物館にはあまりいきませんでしたが、郷土資料館には足繁く通いました。これも上記と同じ理由です。人が少ない施設を選んでいました。

私がよく体験したのは、勾玉(まがたま)作り・埴輪(はにわ)作り・お皿作りなどです。特に埴輪は楽しいです。自分の好きな形に作れますから。父は謎の物体を作り、母はトトロを上手に作り、私は不恰好なフクロウを作りました。

関東に住んでいる人は国立科学博物館がおすすめです。私の同期が絶賛しており、大学生になったいまでも頻繁に通っているらしいです。

他に茨城県のつくばには、多様な科学施設が集まっています。クルマがなくても、つくばエクスプレス(鉄道)ですぐに行けますので、是非とも出かけてみてください。

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↑コロナの影響で事前予約が必要です。でも、定員枠は多めに設定されている印象です。私はこの夏に知人と行く予定です

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インドア編は来週に投稿します。

最後に|実体験は人生の宝物

受験教育を否定する気は全くありませんが、幼少期からずっと進学塾で勉強しても子どもの人生が明るくなるとは言い難いです。

映像を見て物知りになった気分に浸るのも悪くありません。でも、やっぱり自分で体験するからこそ面白いのです。心の底から感動したり、汗にまみれるほど熱中したり。そんな経験が少なくなっているのではないでしょうか。

自分で取り組むからこそ自信がつきます。他の人がやっていないからこそ、情熱を注げるのです。

私は自分の両親を絶賛する訳ではありませんが、本当にこの家庭に生まれてきて良かったと感じています。

父は「自分で取り組むことの大切さ」を言葉ではなく背中で語ってくれました。母は「あんたの人生や。好きなように生きなさい」といつでも応援してくれていました。

そんな親が最高に格好いいのです。自分が親のような人になれるかは分かりませんが、肉体も精神も少しずつ鍛錬して磨いていきたいと思っています。

今回の記事が皆さんのご参考になれば幸いです。

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私は質問をたくさんしました。父はしっかりと接してくれたようです。

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↑父の文章。良かったらご覧ください。

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この記事を書いた人

独学で灘・東大へ合格しました。
数学オリンピックで2回の受賞歴があります。

子ども視点から子育ての良かった点をまとめていきます。
親子で使える日本唯一のブログを目指しています。

2021.03.18~ YouTube始めました

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