上達の秘訣|私が独学で灘・東大に合格した理由
高みを目指す
目の前に険しい山が聳え立っていたとします。
どのような人が頂上に到達できると思いますか。
才能のある人、情熱がある人、根性がある人、真面目な人…。
いろいろ思い浮かぶでしょう。
でも、どれにも当てはまらないという人もいるかもしれません。
今回は、このように伸び悩んでいる人に向けてお話ししていきます。
上達の秘訣
まずは、自分に自信を持つことです。
周りで「すごいな」と思える友達を想像してください。みんな、自信に溢れていませんか?
では、どうすれば自信がつくのでしょうか。
私の過去の経験を振り返ると、「小さな成功体験」が極めて重要な役割を果たしていました。
私の家庭はおもちゃがあまりなかったため、身の回りのモノ(割り箸や厚紙など)を使って自分で何かを作って遊んでいました。
学校の図工のようなことを毎日していたわけです。
この過程で「工夫すれば魅力的な作品が作れる」「諦めず頑張ればより良いモノが完成する」ことに気付きました。
成功体験はどれだけ小さくてもいいので、毎日積み重ねるのが良いです。
折り紙で〇〇を作った、これまでで最も高い山に登ったというように、根気強く取り組んだからこそ得られる達成感により自信と集中力、根性がつきました。
一番になる
もう1つ、大事なことをお話しましょう。
高みを目指す上で欠かせないのが、「1番になる」ということです。
分野はなんでも構いません。
私は「自分の得意を伸ばそう」と考えました。
小学時代の私が最も自信を持てたのは、生き物の知識でした。
クラスの生き物飼育係は常に私が担当し、野外からたくさんの生き物を集めて学校で飼いました。
それ以来、私は「昆虫博士」「生き物博士」と呼ばれるようになりました。
友達も先生も、外で知らない生き物が発見されると私の元へ持ってきて、教えて欲しいと言われるようになりました。
重要なポイントは「他人から頼られる」ということです。
一番になることで、周りから信頼されるようになります。
人は、褒められるよりも他人から頼られた方が成長し、もっと頑張ろうと思うようになります。
さらにいうと、自分への自信も高まります。
こうして、私はますます生き物について詳しくなろうとしました。
学力を伸ばすには?
みなさんが最も悩んでいるのは、勉強だと思います。
でも、よく考えて見てください。勉強だけ特別扱いされるのはおかしいと思いませんか?
私は独学で灘高校と東京大学に合格しました。
これだけ、聞くとすごいと思うかもしれませんが、全然そんなことはありません。
純粋に楽しみながら勉強に取り組んだだけです。
これまでの記事で「遊びと勉強のけじめをつけることが大切」と書いてきました。
これは、集中力を互いに邪魔しないようにという意味です。
正確にいうと、私の遊びへの意識と勉強への意識はほとんど同じです。
一日中勉強した日も、朝から晩まで遊んだ日も同様の充実感を感じます。
「遊ぶように学び、学ぶように遊ぶ」のが理想です。
何事でも楽しんだ方が何倍も吸収が早いですし、伸びも大きいです。
せっかくなら、楽しく取り組んだ方がいいですよね。
頭も体も五感も精一杯に働かせて、日々を過ごすのです。
勉強が苦手で嫌いな人へ
勉強が苦手・嫌いという人の多くは、真面目に取り組んでいないだけです。
勉強は筋トレと似ています。
毎日ゴロゴロしている人は、急に腕立て伏せをしろと言われてできますか?
おそらく体は鉛のように重く感じて、動かないでしょう。
毎朝、少し散歩をしてみる。
風呂上がりにストレッチをする。
たったこれらの習慣をつけるだけでも、驚くように変わるはずです。
勉強も同じで、これまで全く勉強していない人が急に問題を解こうとしても無意味です。
教科書を見ながら基本問題を解いてみる。
わからなければ、解説を読みながら進める。
まずは、脳みそがスムーズに動くように準備運動をするのです。
適当に筋トレをしても筋肉はつきません。
適当に問題集を開いても学力は上がりません。物事には最適な順番と方法があります。
- 目標を設定する。
- 計画を立てる。
- プリントは整理する。
- 理解できていない問題は3回解き直す。
- 間違いノートを作る。
基本に忠実に行うのです。
私もこれらを厳守していました。
冒頭で、自分に自信を持つことが大切だという話をしましたが、これは真剣に取り組んだ人でないとわからないです。
斜に構えても、それに見合った結果しか得られません。
真剣に取り組むことで、楽しくなります。
自信を高めて1番を目指す。
この繰り返しで成長します。
繰り返しますが、勉強も筋トレも同じです。
毎日の積み重ねが、成果につながります。
それでは!
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