江戸川〜関宿城〜中川|早朝サイクリング
台風の翌日は晴天が約束されている。
今回は、前日の早朝に台風が通過したこともあって、風はすでに収まり、静かな午前中となりそうだった。ただ、最高気温は36℃ということで、熱中症と日焼けだけは気をつけるべきだった。それにも関わらず、食料は前日に作ったおにぎりだけ、日焼け止めは不携帯という格好で出発してしまい、後から後悔するのだった。
動機
動機は今月に予定されている沢登り山行によるものだろう。
圧倒的な体力を身につけなければ自分の命さえ危うくしてしまう。
そのためには毎日をストイックに生きるしか方法はなかった。
早寝・筋トレの継続でそれは達成される。
記録
快晴(筑波山見える、遠くやや霞む)、27-36℃
- 4:20 起床
- 4:40 自宅
- 江戸川沿い
- 5:16 利根運河
- 5:45 野田線橋脚 6:00
- 6:50 関宿城【39km】7:31
- 7:42東昌寺7:48
- 8:34八坂神社【55km】8:45
- 中川沿い
- 10:40自宅【91km】
準備・出発
前日は23時に就寝した。
外気温は31℃と非常に高く、エアコンを最初の2時間だけ稼働させた。
台風は柏地域には大きな被害をもたらさなかったが、とんでもない猛暑を残していった。
4時20分に予定通り起きてさっさと準備を始める。
途中で空腹に陥るのを防ぐために豆腐を一丁、お腹に放り込んだ。出発は4時40分ごろ。まだまだ暗い。日の出は30分後だ。気温はそこまで高くはないが、低いというわけでもなく、蒸し暑さが残っていた。昨年研究施設までの往復でよく使っていた道を進む。ここは路面が悪く、昼間は交通量が多いためあまり通りたくない道だ。途中で左折して江戸川の川沿いの道を進むことにした。
江戸川
このころには空も白んできた。雲はほとんど広がっていない。土手の上に設けられたサイクリングロードにはすでにちらほらとウォーキングを始めている人がいた。両脇のイネ科植物は成長が早く、子供の背丈をはるかに上回っていた。自重で垂れてくるものだから、サイクリングロードは3分の1程度の幅しか残されていなかった。全く、草に触れずに走り抜けるのは技術を要した。いや、それよりも肩身の狭い思いをしたのは歩行者を横から追い越す時だろう。本当に申し訳ないと思いながら追い抜く。そういう時は元気よくおはようございますと声をかければいい。そうすると、それ以上の気持ちのいい挨拶が返ってくる。これが私にエネルギーを与えてくれるのだ。
江戸川サイクリングロード自体は埼玉側と千葉側でどちらが優れているとかいうのはあまりなさそうだ。ただ、野田線をくぐるあたりは埼玉側の方が優れている。急傾斜もあるし、道も広い。何より筑波山を見ながら自転車を漕ぐのが楽しい。やはり、自分には山がなければダメである。こんな平地ばかり走っていなくとも、近くに山さえあればヒルクライムの練習もできるのになと思ったりする。
途中でちらほらとロードバイクとすれ違った。10分に1台くらいの頻度だろうか。それほど多くはない。
関宿城
関宿城に着くとそこには数台ほどのロードバイクがいた。年齢はわからぬが働き盛りの世代も見受けられた。時刻は7時であちこちから鐘が聞こえてきた。ここでおにぎりを食べながら30分ほど休憩をする。ついでに懸垂もした。
東昌寺
近くにお寺があるということなので立ち寄る。昨年に禅の勉強をしてからというものの、近くに禅寺があれば立ち寄るようにしている。別に信者でも何でもないのだが、心が洗われた気分になる。やや湿度の高い環境で、ベゴニアやトレニアなどが植えられてあった。苔の多い石畳の両脇に木々が鬱蒼と茂っていた。門の脇のイチョウはすでに数多くの銀杏を落としていた。独特の匂いが立ち込める。
中川
そのあとは中川沿いに南下するだけだ。この川は本当に気分の良い道だった。橋の外観が古く、それが風景によく合致していた。両脇の家並みといい50年前にタイムスリップしたようだった。まさに心の原風景と呼びたくなる道だった。ただ、川の片側だけしか舗装されていないことも多く、Googleマップも活用しながら進路を定めた。川幅が広くなるにつれて新しい宅地や工場が出てきた。R4をくぐると一気に面白みのない道になってしまった。このまま武蔵野線に沿って東方向に進み、柏へ。
帰宅
足はひどく日焼けしてしまった。真っ赤である。太ももにはくっきりとサイクルパンツとの境界が示されていた。
すぐに食事をとって大学へ。すでに充実した1日だが、もうひと頑張りしよう。
大学で、足を見られて「やばいよ」と言われた。「早起きして自転車漕いでた」と返した。
メモ
水消費:1.5L
食料:おにぎり4
・おにぎりは12時間置くとヌルヌルしてきて、味がまずくなる。よく腹を壊さずにいられたと思う。今後は小さなあんぱんが5つ入ったものと果物を持参しよう。
・9月上旬は午前中とはいえ、まだまだ暑い。その上、空も澄んでいるとは言えない。
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