【保存版】小学3・4年生から始める中学受験|準備と対策&おすすめ問題集&勉強時間【完全マニュアル】

GAKU
灘高・東大大学院卒。塾も予備校も使わず、独学だけで合格した。

その勉強法を、そのまま書いている。
再現性にこだわった情報だけを出す。

灘高受験・東大受験・中学受験・きのくに。
どれも一次情報しか書かない。

【保存版】小学3・4年生から始める中学受験|準備と対策・おすすめ問題集・勉強時間【完全マニュアル】


目次

はじめに

この記事は、中学受験のトップレベルを自宅学習・独学で目指す家庭に向けて書きました。

私自身は小6の1年間を除いてすべて独学で取り組み、東大寺・西大和・洛星など関西のトップ6校すべてに合格しています。その後、独学で灘高校・東京大学にも合格しました。

現在は学習塾を運営しており、多くの受験生を指導してきた経験もふまえて、「本当に使える教材」だけをご紹介します。


いつから始めるか

多くの家庭は「遅くとも小学4年生には中学受験対策を開始」しています。難関校を狙うなら、小4の開始は必須です。

ただし、それより大切なことがあります。

小3・4年生の段階で最優先すべきは、学習習慣の確立です。

自分で勉強できない子どもが塾に通っても、知識とテクニックを詰め込まれてパンクするだけです。私の周りを見ていても、難関校に合格した子はほぼ全員、家庭でも自分で勉強できる子でした。

習慣が土台になければ、どんな教材も活きません。まずここを固めてください。


私の中学受験スケジュール

時期取り組んだこと
幼児一般的な問題集で日々の学習習慣をつける
小1きのくに子どもの村学園への編入などで学習が進まず
小1冬学習の遅れに危機感を覚えて猛烈に勉強開始
小2曜日と時間を決めてリズムよく学習
小3自分で計画を立てて勉強し始める
小4夏小学全範囲を完了
小4夏四谷大塚の教材(予習シリーズ)を取り寄せる
小5模試で好成績。中学受験を真剣に考える
小6春模試を受けた塾から勧誘を受け入塾。自宅学習と並行
小6夏進学塾でトップクラスの成績
小6冬関西トップ6校すべてに合格

特徴は、小2という早い段階から自分で計画を立てて勉強し始めたことです。独学を続けることで、粘り強さ・集中力・思考力がバランスよく身につきました。


おすすめの対策プラン

3つのポイントを押さえてください。

まず学習習慣を身につける(家庭で)——塾より先にこれが必要です。

小4から中学受験用教材を始める——予習シリーズへの移行がスムーズになります。

難関校志望者は小5の終わりまでに小学全範囲を確実に完了させる——小6の1年間を入試過去問に集中させるためです。


最適な勉強時間と睡眠時間

勉強時間の目安

私自身の実績を公開します。週2〜4回、曜日と時間を決めてリズムよく進めていました。詰め込みすぎず、習い事がない日は虫とりをして遊んでいました。

学年平日週間合計
小21時間×2日002時間
小32時間×2日004時間
小44時間×3日4時間016時間
小54時間×5日6時間026時間
小65時間×5日10時間10時間45時間

勉強時間より大切なのは勉強習慣です。毎朝の読書タイム(1時間)は上記に含んでいません。

睡眠時間の目安

学年睡眠時間
小2〜49時間
小58時間
小67〜7.5時間

睡眠は学習内容の定着に直結します。削らないでください。


おすすめのメイン教材

小1〜3:はなまるリトル(四谷大塚)

考えさせる問題が多く、解説が秀逸です。難しすぎる問題も含まれているので、できれば親子で一緒に取り組むくらいがちょうどよいです。一人で黙々と進めるには少し難しい教材です。

Amazonなどのネット通販で購入できます。書店では大型店舗でないと揃わないことが多いので、ネット購入がおすすめです。

小4〜6:予習シリーズ(四谷大塚)

これまで使ってきた教材の中で、最も完成度が高かった教材です。実際に私も小4〜6まで使い続けました。

使い方のポイント:四谷大塚が推奨するスケジュール通りに、1週間で1単元を進める形で使いました。丸つけは父がしてくれましたが、わからない問題を父が教えることは一切ありませんでした。自力で考え、それでもわからなければ解説を読んで理解する。途中式・途中の図・考え方を全てノートにまとめながら丁寧に進めました。

勉強する曜日は予習シリーズに集中し、1週間の学習時間をあらかじめ決めて動いていました。

教材は四谷大塚の公式サイトから購入できます(書店では購入不可)。

使い方は、下記動画などをご参照ください。


理科・社会の参考書

自由自在(受験研究社)★★★★★

現在、最もおすすめできる参考書です。写真・図表が豊富で、一目で理解できる構成になっています。

難関校を目指す場合は、小学生用に加えて中学生用の自由自在も手元に置いておくことをすすめます。入試問題は中学内容に踏み込んだ出題も増えているため、理科・社会ともに中学レベルまで視野を広げておくと有利になります。

常にリビングに1冊、自室に1冊置いておくスタイルがおすすめです。

スーパー理科事典(受験研究社)

理科の深い理解のために買っておいてほしい一冊です。自由自在と並べて辞書のように使ってください。特に物理・化学系の難問に対応するには、この程度の深さの参考書が必要です。

※「特進クラス」「応用自在」について

以前の記事でこれらをすすめていましたが、現在は改訂が進んでおらず中古品のみの流通となっています。現役で入手しやすい自由自在・スーパー理科事典を選んでください。


理科・社会の知識定着教材

メモリーチェック(日能研)

小6以前から使い始め、小6の秋以降にコアプラスで総復習するという組み合わせが万全という使い方が定番です。

私の生徒の多くが使っており、小6の朝の学習で知識チェックに活用している子が多いです。毎年夏に最新版が出るので、最新版を使ってください。

コアプラス(サピックス)

知識の量としてはコアプラスが一歩リードしています。私は使ったことがありませんが、現在指導している生徒に使わせており、評判は非常に良いです。

コアプラスはSAPIX小学部が発行する知識の定着を図るためのテキストで、入試問題を解くために必要な不可欠な知識を効率よく身につけられるように設計されています。

どちらか一冊を選ぶなら、塾の系統に合わせて選ぶのが自然です。日能研系なら メモリーチェック、サピックス系ならコアプラス。独学なら、どちらを選んでも問題ありません。


算数のおすすめ問題集

「算数は東京出版」と覚えてください。解説と解法の質が他の出版社と一線を画しています。

秘伝の算数(東京出版)

購入必須です。口語体で書かれており、小学生にとって面白く読める教材です。苦手分野・理解が難しい箇所はこの一冊でマスターしてください。

中学受験に必要な算数は、学校で学ぶ算数をはるかに超えた内容です。「受験用の算数」の思考法を身につけるために、入門編から応用編まで継続して取り組んでほしいです。

入門編(4・5年生用)→応用編(5・6年生用)の順で進めます。難関校志望者は発展編にも取り組んでください。

合格パズル(東京出版)

図形の素養が育まれる教材です。私の生徒が使っており、特に図形の直感的な理解に効果が出ています。

くつろぎながら家族で取り組むのがおすすめです。中学受験算数は楽しいものです。数独より脳トレになります。

シリーズ①〜④まであり、低学年から取り組めます。


国語のおすすめ問題集

出口式 論理エンジン・はじめての論理国語(水王舎)

私は当時シリーズ全巻をコンプリートし、中学生になっても引き続き解いていました。

大切なのは、信じて取り組み続けることです。出口式に決めたら、他の国語教材に手を出さない。それだけで、国語の読解力は確実についてきます。

私自身は国語が苦手で、入試直前期になってやっとライバルと戦える程度になりましたが、この教材が底上げをしてくれました。

漢字教材

サピックス漢字(代々木ライブラリー)は収録数が豊富でコスパに優れています。東大同期にも使用者が多かった定番教材です。


理科のおすすめ問題集

図鑑や百科事典を読んでいるお子さんであれば、理科の問題集をわざわざ解く必要はありません。たいていの生物・地学系の問題は解けるはずです(物理系を除く)。

まずは自然への好奇心を育てることを優先してください。実際に虫とりをしたり、星を見たり、料理をしたりする体験の蓄積が、理科の基礎力になります。


社会のおすすめ問題集

地図・歴史・地理は教材が豊富です。大人も楽しめるものが多く、中学受験は家族で楽しむものだと思っています。

SAPIXの「白地図トレーニング帳」「タイムトラベル日本歴史カード」「年表トレーニング帳」はどれも完成度が高いです。また四谷大塚の「考える社会科地図」も地理の理解を深めるのに秀逸な教材です。


おすすめの本

児童文学(岩波少年文庫)

小5の終わりまでは、毎朝の読書タイムを作ってほしいです。問題集を解くより、よっぽど豊かな人生に直結します。

岩波少年文庫は訳者も実力派揃いで、長い文章を読む力・知らない言葉を文脈から理解する力が自然に育まれます。入試の読解問題への対応力も、良質な読書体験の積み重ねから生まれます。

歴史漫画

中学生になっても使えます。私は親が漫画反対派だったため、学校の図書館から借りて読んでいました。

角川まんが学習シリーズ「日本の歴史」が現在最もよく売れています。小学館派であれば「学習まんが 少年少女 日本の歴史」もよい選択です。

図鑑・百科事典

理科への興味・科学的思考力の根本は、図鑑と百科事典から育まれます。受験用問題集を解くより1000倍楽しく、かつ長期的な学力の土台になります。

小学館の図鑑シリーズは完成度が高いです。棚いっぱいに揃えてほしいとまでは言いませんが、昆虫・動物・宇宙・植物など、お子さんが興味を持ったジャンルから1冊ずつ揃えていくのがよいと思います。


親がすべきこと

一緒に楽しむことです。

中学受験はチームプレイです。合否を左右するのは、親がいかに協力的だったかです。

私の家では父が中学入試問題を一緒に解いていました。父が算数の問題と格闘しているのを見て、「面白そう」と思えた。それが自分の勉強意欲にもつながっていました。母は料理で家族を支えてくれました。

「塾に任せれば終わり」ではありません。塾はあくまで道具です。家庭の土台があってこそ、塾は機能します。

受験算数も社会も、大人が解いても十分楽しめます。ぜひ一緒に取り組んでみてください。


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この記事を書いた人

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数学オリンピック2回受賞。

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