それでも続かない君へ
何かを始めることは難しい。
続けることはもっともっと難しい。
けれども、コツさえつかめれば何も辛いことはありません。これは勉強に限らずすべてについて言えることです。
以下の3項目を念頭に置くことで、停滞から脱出できます。
- 目標を持つ
- 先延ばししない
- 自分の強みを持つ
それでは、順番に見ていきましょう。
目標を持つ
自分が到達すべき地点を明確にすることで意識が高まり、熱意が湧いてきます。
毎日ランニングするとしましょう。
漠然と考えただけでは絶対に長続きしません。
ランニングの目的を明らかにすることで実行すべき手順が具体的に決まります。
自分の目標実現に向けてタイムを測り、フォームを整えましょう。続けるうちに生活習慣の改善にまで目が行くようになります。
つまり、普段のトレーニングを意識的に行うことで当初の目標であった肉体の充実だけではなく、生活・精神の充実といった他分野まで好影響が広がります。
私は、6月から4時起床・早朝サイクリング(雨天を除く)・懸垂200回・英語リスニングを欠かさず続けています。
それぞれに明確な意義があります。
涼しい朝の時間を有効活用でき、最大限の集中力を投下できます。
サイクリングと懸垂は体力づくりのためです。
そして海外プログラム参加に備えて脳を鈍らせないために英語を毎日3時間は聞いています(流し聞き含む)。英語のコンテンツは(世界共通言語ということもあって)良質なもので溢れており、逃さずに取り入れるのが私の方針です。
こうして、日々を充実させることで睡眠の質が上がってきました。
23時就寝のため、睡眠に5時間しか充てていません。
しかし、朝を大事にしているとアラームなしでも起きられるようになりました。
目標を意識することですべてにおいて量・質がともに高まります。
先延ばししない
私が尊敬する人は皆、先延ばしをしません。
先延ばしは簡単ですが、面倒くささを生み、未完了課題を増やし、意欲を減衰させる最大の要因です。
私は大学入学以来、自炊・掃除・洗濯などを自分ですることになりました(当然です)。
家事を続けているうちに、先延ばしは予想以上に事態を悪化させるということに気づきました。
例えば、食事で最も厄介なのが後片付けです。
これをいかに楽にするかは最大の課題でした。
色々と実験した結果、使い終わったらすぐに片付けることで全ては解決することがわかりました。
食材を切り終わったら、調理道具はすぐに洗う。
食べ終わったらすぐに食器を洗う。
他にも、使い終わったものは直ちに元の場所に戻すことで、私の部屋は常に整理整頓された状態が保たれています。
当たり前なことかもしれませんが、これらを滞りなく実行することで、面倒くささは消えて、順調に1日が回りました。
勉強も全く同じことが言えます。
私は小学生の頃、宿題が終わってから遊びに行くようにしていました。
出来るだけ早く遊びたいため、宿題はさっさと終わらせようと工夫しました。
最大限に集中力を発揮すると早く片付きます。
また、次に出される宿題を先取りして終えることで、次回以降は楽になりました。
こうすることで、集中力は高まり、予習の習慣も根強いものになりました。
自分の強みを持つ
人は誰でも、何かしら強みを持っています。
強みは自信を生み、新しいことへの挑戦意欲を掻き立てます。
つまり、
自信と意欲は物事の継続に必要不可欠です。
私は、小学生の頃は誰よりも虫に詳しい子供でした。
自分でもそのことを誇りに思っていました。
中高時代は独学勉強を極限まで追求しました。
大学入学後は、体力・筋力の自信が加わりました。
個人の強みは個性とも言われます。
これからは個性がより強く発揮されていく時代になると予想できます。
単純労働は機械や人工知能によって急速に置き換えられていき、私たちはより人間らしさを追求していく必要があります。
ネットの普及により、個人の発信力がこれまでになく強力なものとなり、「みんなと同じ」ではなく「オンリーワン」を求められるようになります。
強みがなければ埋もれてしまいます。
勉強にでも何か一つでも得意な科目を持っているかどうかでどんどん差が開きます。
私の場合は、英語と数学が大きな強みとなって成功に結びつきました。
数学は理科にも横展開可能なため、有利に働きました。
何よりも、軸となる科目が心の支えとなったのが大きいです。
普段の勉強でも、軸となる科目があれば苦手科目の些細な失敗は気にならなくなります。
ネガティブ思考に引きずられないことで、全力を発揮できます。
期間が限られている受験勉強においては、悩みや不安はいたずらに勉強時間と意欲を減らすだけです。
得意分野を軸にすることで、目の前のことに全力を注ぐことができ、さらに成長できます。
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