【必読】灘&東大|入試直前期の過ごし方を振り返った

【英検4級】過去問17回分の威力

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目次

【英検4級】過去問17回分の威力

2022年度の2回目(10月9日分)が公開されていました。これを機に、小学校5年生、英語学習開始から半年での英検4級の挑戦を振り返ってみます。

小学校での学習進度は牛歩のようなので、その影響は全く無視するとして、我が子の英語学習は、主に、英検の過去問、素人の私(数年の海外生活の経験は有り)による解説、Progress in English(1冊目)の音読でした。今回は、英検の過去問17回分を学習した場合の、(長文問題を除く)筆記の1から25までの問題でどれだけの正答率が期待できるかという話になります。

結論を先に書きますが、「簡単」な問題だけしか正答できなければ、正答率50%弱です。このレベルでも合格点を超えているかもしれません(正式な結果がでてから記事を追記します)。「やや難しい」問題まで正答できれば、80%程度の正答率が期待されました。我が子の場合は、60%程度の正答率でした。

ちなみに、我が子の経験から、長文問題、リスニングでも、80%程度の正答率は余裕で期待できます。

当たり前の話ですが、過去問とは違う表現で出題されますので、我が子にとっては、総じて難しく感じたことでしょう。帰宅後、英検の話には触れたがりませんでした。気持ちはわかりますが、こんなものだと思います。十分にやりきったつもりでも、何かしらミスをして、マックスの80%にはなかなか届かないものです。むしろ、私としては、余裕で合格しているだろうと判断できて、全然OKな気持ちです。

こんな状態がずっと続くことでしょう。3級、準2級、2級・・・と進みながら、苦しみながら、ある日振り返ってみた時に、「4級って簡単!」となるだけの話です。チャンレンジし続けないと、すぐに「普通」の小学生になるわけで、むしろこのチャレンジ精神を楽しんでもらいたいものです。

英検4級の振り返り&過去問との比較

英検4級に興味がある方は、既に問題構成をご存知だと思いますので詳細は省きますが、筆記の問題(長文以外)に関して、1~25まで番号を振って、直近のものを含め17回分の過去問で、類似の問題がある場合は過去問の英文を記載し、その他、私の直感によるコメントを記載しておきます。ちなみに、本問題の内容が難しい場合でも、過去問とそっくりすぎる問題であれば、「簡単」な問題としています。

[語彙の問題など]

1.やや難しい

2.簡単

3.簡単
(類似問題あり: 2019-1)
A: Frank, how many rooms are there in your ( apartment )?
B: Four. A bedroom, a living room, a kitchen, and a bathroom.

4.やや難しい

5.やや難しい
(類似問題あり: 2019-3)
The ( sky ) is very clear and full of stars tonight. It’s beautiful!

6.やや難しい
(類似問題あり: 2019-1)
The park is very ( beautiful ) in spring. There are many cherry trees and lots of flowers.

7.難しい

8.やや難しい
(類似問題あり: 2020-2)
A: What did you do yesterday afternoon, Pete?
B: My brother and I ( played ) catch in the park.

9.とても難しい
過去問の中で、kind of が何回かでてきたが、今回は kind ( to ) を解く問題であった。

10.簡単

11.簡単

12.簡単
(類似問題あり: 2017-3の並べ替え問題)
What ( do you think of this photo )?
(類似問題あり: 2020-3の並べ替え問題)
 (What do you think of) your new school?
(そっくり問題あり: 2018-3)
A.: What do you ( think ) of my new shoes, Mom?
B: They’re great, Alice.

13.やや難しい
(類似問題あり: 2017-1)
Steve’s friends are going to go swimming tomorrow. But Steve ( won’t ) go because he doesn’t like swimming.

14.やや難しい
(類似問題あり: 過去の並べ替えの問題)
My father will help us with our homework. 

15.5級レベル 簡単

[会話文の問題]

16.5級レベル 簡単

17.簡単

18.簡単

19.難しい

20.簡単

[並べ替えの問題]

21.やや難しい
(類似問題あり: 2017-2 )
Can ( you show me the map of ) Sapporo? 

22.やや難しい
(類似問題あり: 2020-1)
 I ( use this cup when I drink ) tea.

23.簡単
(そっくり問題あり: 2017-1)
Akiko ( can speak both English and ) Russian.

24.難しい

25.簡単
(そっくり問題あり: 2019-1)
Hiroshi’s ( house is next to the flower shop ).
(そっくり問題あり: 2017-3)
 ( The flower shop is next to my ) house.

追記1 復習時の様子

過去問の学習は、娘と一緒に、通して3回行いました。既に英検5級取得済みなので、スタート時において、暗号解析のような難しさはなかったはずです。しかし、1回目の正答率は低かったと思います。丁寧に説明し、一回分の過去問を、3日かけて行うようなペースでした。

2回目は、教える側の私にとっては、いくらなんでも簡単すぎて、1問1秒ぐらいの感覚で、次々に進んでいきたい気持ちなのですが、子供は1問ごとにいちいち悩み、ゆっくり解答していきます。正答率もそんなに上がらない状態でした。ペースは、1回目の倍ぐらいで進みました。

3回転は、本番が差し迫って、私は焦っていました。この時は、時間を測って、マークシートにマークさせて、点数化していきました。3回転目のはじめは、概して、60%程度の正答率でした。3回目なのに!です。(と感情的になってはいけません。世界史のわけわからんカタカナ表記の人名を覚えようとしているのと同じ側面はあるかもしれません。2回勉強したところで、記憶が曖昧なのです。)ところが、3回転目の後半、みるみる点数が伸びてきて、正答率90%ぐらいになったこともありました。ウィークデイに、2回分、休みの日に、3回分やることもありました。

まさに、「勉強や検定は、努力した分だけ結果に現れやすい分野だと思います。学力だけでなく自信や要領も身について良いですね。」状態でした。

3回やっても間違えた問題は、コピーして、該当問題を切り抜きました。100問以上はあったので、100枚以上の間違いカード(ペラペラの新聞のスクラップ記事のようなものです)ができあがりました。当日の朝には、苦手な10枚ぐらいまで減ったので、A4のコピー紙1枚に貼り付けて(それをコピーしたものを)持たせたのです。

「いや、それ以上に過去問分析(類似問題検索)に驚いています。」

ここまでやると、「分析」を意識せずとも、本番の試験問題を見た時に、これは出来るだろう(→簡単)、ちょっと難しいな(→やや難しい)、これは解けない(→難しい)、これは絶対に解けない(kind to)が、瞬時に判断できました。

数日したら、試験結果が返ってきます。追記しますね。

追記2 結果発表

お陰さまで合格していました。

ちなみに5級4級は、形式的な二次試験があるみたいですが、一次試験のみで合格判定となります。

10月9日 英検4級
実際の正答率
Reading 60% (21/35)
Listening 87% (26/30)

英検CSEスコア
Reading 346 (500点満点)
Listening 372 (500点満点)
合計 718 (1000点満点)

4級の合格基準は622点

公開済みですが、過去の英検5級の結果は下の通り。

5月28日 英検5級
実際の正答率
Reading 52% (13/25)
Listening 68% (17/25)

英検CSEスコア
Reading 255 (425点満点)
Listening 195 (425点満点)
合計 450 (850点満点)

5級の合格基準は419点

追記3 今後の計画

12月末まで
PROGRESS IN ENGLISH REVISED BOOK1
3級 リスニング徹底対策アプリ(ワオっち)

来年1月から3月
英検3級過去問12回分

3月末に試験?

3級からは、ライティングとスピーキングが加わります。

まだまだ指導できると思いますが、手を抜くわけにはいきません。親も成長していきたいところです。

管理人より1

大変貴重な内容を送ってくださり感謝申し上げます。

私は英検に詳しくないのですが、高度な内容もたくさん出題されていますね。いや、それ以上に過去問分析(類似問題検索)に驚いています。

勉強や検定は、努力した分だけ結果に現れやすい分野だと思います。学力だけでなく自信や要領も身について良いですね。

この話題とは逸れるかもしれませんが、対象と同じメニュー(内容)で励むと効果が大きいと感じます。例えば、懸垂の回数を増やしたいのであれば、ひたすら懸垂をします。登山に必要な体力を身につけたいときは、ひたすら山に登ります。

勉強も同じ。
入試で得点を伸ばしたいのであれば、過去問をひたすら解けば良いのです(たとえ途中で傾向が変わったとしても、モチベーション維持の観点から見ると問題集よりも過去問の方が優れています)。

管理人より2 合格おめでとうござます

合格おめでとうございます!

順調にステップアップされていて、素晴らしいです。

毎度のことながら詳細なデータを交えてご紹介くださり、大変感謝申し上げます。

今後のご活躍が楽しみです。息子さんにもよろしくお伝えください。

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この記事を書いた人

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親子で使える日本唯一のブログを目指しています。

2021.03.18~ YouTube始めました

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