【自営業と子育て】組織から独立した父が失ったもの得たもの|人生に迷いとゆとりは必要(息子視点でのメリットも詳述)【生き方】

子育てのコツ

トレードオフです。

あちらを立てればこちらが立たず。

そういった場面はいくらでもあると思います。

今回は、自営業と子育ての関係をご紹介していきます。

  • 子どもに伸び伸びと育ってほしい
  • 子どもの能力を最大限に伸ばしたい
  • 子育てに時間を割きたい

そんな方は今回の記事が役に立つはずです。

とりわけ、

  • 息子視点の解説

を補足しながら紹介していきます。

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【お知らせ】毎日更新の短文日記を始めました。

失ったもの

たくさんあります。

父親本人は何も話しませんが、息子が推察したことを述べていきます。

安定

組織から独立すると言うことは極めて不安定な状況に立たされることと同義です。

いってみれば、大きな木についている葉がある時を境にして、枝から離れてしまうのと同じです。

瞬時に風に飛ばされ、目的地も不明確なまま空中を漂うことになります。

明日には消え去っているかもしれない。

そんな状況です。

生活基盤の不安定さはそのまま精神の不安定に直結しかねません。

幸い、私の両親はお金に執着していませんでしたので、経済の不安定さはそこまで気に留めていないようでした。

収入

一気に減りました。

とりわけ初年度は赤字だったようです。

よく独立したなと思います。

強い信念と楽観的な性格を持っていたおかげで乗り切れたのでしょう。

追記

前項の不安定さとも関係しますが、収入の増減は極めて大きかったです。

私の父はビジネス的な考えを拒んでいました。

それが最大の要因となって収入が落ち込んだことがありました。

私が高校に上がる頃です。

教育費も捻出できないほどの状況になったため、一家総出で頭を捻ることになります。

私はビジネスライクな手法でテコ入れしました。

その結果、一気に経済状況が改善しました。

独立=収入の低下とは一概に言えないです。

独立することで、収入が一気に減ることもありますが、際限なく増加する可能性もあります。

ただ、不安定さがつきまとうことは確かです。

追記

私の父はお金も嫌いなため、最低限の生活と教育費さえ得られれば、それ以上の収入を望みませんでした。

それさえなければ、もっと収入を増やすこともできたでしょうに。

お金=選択肢の増加と捉えていた自分としてはもったいなと感じました。

地位・肩書き

私は父のことを最も尊敬しています。

その理由の一つが、父は出世欲を微塵も持っていなかったと言うことです。

本当にあらゆる欲を捨てていました。

そのまま出家してもいいほどでした。

だからこそ、私は父のことを尊敬していました。

父は組織から独立することで欲を失いましたが、それが逆に清らかさをもたらしました。

人的ネットワーク

人との繋がりはほぼ皆無です。

仕事柄付き合いをする人はたくさんいますが、それ以外の関わりを持つ人はごく少数です。

プライベートで関わりを持つのはほとんど家族だけです。

母からはご隠居さんと呼ばれているほどです。

それで寂しくないのかと思ったりもしますが、登山仲間とは付き合いがあるからそれでいいのでしょう。

得たもの

もちろん得たものもたくさんあります。

私を自営業に惹きつける十分な説得力がありました。

自由時間

本当に自由です。

悩みも多かったかもしれませんが、それを上回るほどの自由時間に恵まれました。

私の父の場合、午前中は完全にフリーでした。

こんな仕事他にありますか?

父は本が好きなのでずっと本を読んで過ごしていました。

他には庭づくりやDIYに精を出していました。

本当に幸せな人です。

やることがたくさんあっても、忙しそうな雰囲気を出しませんでした。

子供の私に「大人は暇だ」という間違った幻想を抱かせるには十分過ぎました。

あぁ、父よ。

どうしてそんなに偉大なんだ?

どうしてそんなに自分の信念に素直に生き続けているのだ?

家族との夕食

毎日18〜19時の1時間、決まって家族と一緒に夕食をとりました。

これが自分にとって本当に価値のある時間でした。

学校で起こったこと、その日に学んだことをひとしきり話して聞かせました。

母の渾身の手料理を家族で囲むひとときは夢のような時間でした。

夕食後、父は再び仕事に戻りましたが、1日の中で最も楽しい時間の一つでした。

私自身も家族で夕食をとることを優先したいと思います。

それほど重要だということです。

読書時間

上記の自由時間ともかぶりますが、父の読書量は一気に増えたと言います。

これは母に聞いた話ですが、父が組織に属していた頃、思うように読書時間が取れないということを嘆いたようです。

そこで、私の誕生を機会に独立したと言います。

それ以来、毎日3冊ほどの本を買い続けるようになりました。

私が本好きになるきっかけでもありました。

今では実家の一室は書庫部屋に改変されました。

子育て時間

これは本当に嬉しかったです。

とりわけ一人っ子の私にとって、遊び相手が一人増えるのは大きな喜びでした。

それほど、父は私と一緒に遊んでくれました。

中でもDIYは役に立ったと思っています。

皆が体験できないようなことを体験できました。

思いを形にすることの楽しさ。

これほど希望に溢れたことはありません。

まさに親と子供の共同作業です。

信頼

信頼を築くには時間と距離が大切になってくると思います。

父は独立することで、私と過ごす時間が大幅に増えました。

私は熱心に勉強や読書に励む父を目の当たりにして、毎日を過ごすことができました。

それは次第に信頼という形で強く根付くようになりました。

これは高校大学へと上がるにつれて極めて重要になってきます。

(同期では親子疎遠になった例が意外と多いです)

追記

信用と信頼の違いって考えたことはありますでしょうか。

よく言われるのが、

  • 条件付きのものが信用
  • 無条件のものが信頼

ということです。

例えば、銀行にお金を預けるのは信用です。

仕事で契約を結ぶのも信用が元になっています。

もし、約束を破ったらそれに値する罰金や違約金が科せられるわけですから、信頼ではなく信用です。

一方、ありのままの姿をそのまま受け止めることが信頼です。

人と人の付き合いは信頼が元になっていることが多いです(よね)。

もしどちらかに落ち度があったとしても、全てを愛せる関係です。

最後に|信念さえあれば自営業は最高に違いない

信念を強く持っているのであれば自営業は望むところでしょう。

最大のメリットはすべての束縛からフリーになれることです。

いってみれば、自分が「社長」なわけですから、全てを自分で決めることができます。

それでも私の父は月曜から土曜まで働いていました。

また時によっては日曜にも仕事が入りました。

それでも楽しそうに仕事をしていました。

息の詰まるような通勤電車や付き合いだけの飲み会がなくなったと言って喜んでいます。

そうやって排除できた時間は子育てや自身の勉強へと費やされました。

子供にとって自営業のいいところは、

働く親の姿を間近で見られるということです。

私は小学生の頃から自主学習を始めましたが、その大半は父の作業場でした。

父が働いている側で教材をめくって勉強していました。

父が一生懸命に働いている。

だから、わたしも真剣に学ぶ。

好循環がぐるぐると回っていました。

正のスパイラルを登っていました。

私の父は何も言いませんでしたが、その働く姿が強烈なモチベーションとなって私を支えてくれました。

改めて、親に感謝いたします。

ありがとうございました。

受験まみれの私

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