基本情報
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和名 | ウメ |
学名 | Prunus mume |
別名 | 梅 |
科 | バラ |
属 | スモモ |
落葉/常緑 | 落葉樹 |
開花期 | 2~3 |
花色 | 白、薄紅、紅 |
葉形 | 不分裂葉 |
葉序 | 互生 |
葉縁 | 鋸歯縁 |
花
白い花は野梅系(やばいけい)と呼ばれる。
樹形
葉
葉柄は赤みが強い。
幹(樹皮)
芽
コメント
私は関西育ちです。
梅の季節になると奈良県南部の五條市に位置する賀名生梅林(あのうばいりん)によく出かけました。
関西ではもっとも有名な梅産地の一つです。
公式ホームページには、「2月下旬から3月下旬、さながら雲海のように梅の花がほころび、ほのかな香りが、山々を伝うように漂ってきます。」と表現されています。
これ本当です。
両親はいまでも毎年のように花見に行っています。
小さい頃は、現地の農家のおばあちゃんと親しくなって焼き栗をもらいました。
梅の木の下にふきのとうがたくさん生えていたので、お裾分けしてもらいました。
天ぷらにすると格別です。
花見も天ぷらも楽しむ1日でした。
文学作品
草野心平の詩を紹介する。
紅梅|草野心平
どうして紅の花が咲きどうして。
ふくいくとした香りをわかせるのだらう。どうして。
肌荒いごつごつの幹から。
若若しい枝がのび。
点点点点。点点。
紅の花がひらく。
けれどもどうして。
どうして紅の花がひらくのか。
どうしてその花花は匂ふのか。
梅にも生年月日があり。
それはあの緻密な年輪の渦のはじまりである筈だがどうしてそれは生まれるのか。
年輪は時間の堅い凝縮。
いのちの象徴。
そのいのちから点点点点の花花たち。
けれどもそれはどうして紅なのかどうして匂ふのか。
どうして雪は。
紅梅のまはりに余計降りたい気持ちになるのか。
降つて積つてそして晴れて紅梅の紅を更に鮮かにしたいのか。(そんな馬鹿な)
けれどもどうしてごつごつの生命のはてに。
ひらく花花が紅なのかどうしてそれは匂ふのか。
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